福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
第162回 第164回

第163回福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書

日 時 2021年 7月29日(木)  10時00分~12時10分

場 所 ZOOM利用によるオンライン開催

参加者   旅行を考える会:孝浩、 父の夢:古川、 手をつなぐ親の会:佐藤、 ILセンター:長澤、
        ボネール:谷野、 なのはなの家:佐野、けやきの村:舟山・佐藤、 静心園:菅野、
        ろんど:丸子、 大萱荘:渡部、 きらら:黒田

    配布物[メールでの事前配布]
        ①第163回定例会次第
        ②第162回定例会報告
        ③16次アンケート案(個人・事業者・行政機関)

議 題
○福島障連協の会員の現状について
  会員数;50

○報告事項
1.第162回定例会報告書について
 事前配布の内容で、訂正・修正を要する箇所なし。

2.福島市へのコロナワクチン接種の要望について
 障連協として意見集約。福島市長宛て要望書を市障がい福祉課に提出した(7/5付 内容について
は先に配布済の資料を参照)また障がい福祉課も保健所に同様の要望を申し入れている。

3.会員各事業所のワクチン接種状況について
大萱荘[渡部]
 職員利用者通所利用者に関しては7/22・25に接種完了2回目は8/22・25に実施の流れ。
けやきの村[佐藤]
 身障の3入所施設については8月末までに2回の接種完了見込み。介護保険事業所は集団接種を
進めている。通所利用者のうち家庭での接種困難な方には入所利用者と同じ対応を行った。
なのはなの家[佐野]
 8月末までには利用者全員2回の接種を終えられる見込み。職員は一部についてワクチンとの相性
を確認する意味で、時期未定となっている。
ろんど[丸子]
 職員は7月に1回目終了。職員副反応大きくはなし。2回目は8月5日~11日に従業者向けの接種枠
にて完了の見込み。利用者65歳以上の方は完了。それ以下の方も7~8月に1回目の接種。9月中に
2回目は完了の見込み。
静心園[菅野]
 7月中に1回目終了。8月中に2回目となる。最終8/16で終了の予定。
ILセンター[長澤]
 7月上旬に職員1回目終了。
自身は26日に1回目終了副反応なし。2回の接種を終えた会員から旅行の見通しについて問い合わ
せ時期早々との判断は変わらず。
手をつなぐ親の会[佐藤]
 かかりつけ医の基準が難しい。風邪やインフル予防接種で受診のみの医院はかかりつけ医とは言
えないとの医師判断もあり。行動障害のある方など不安は大きそうだ。接種後は微熱やだるさで数日
通所できないなどあり。脳に障害がある方は接種を控える方も多い。
父の夢[古川]
 法人各施設は7/5~7/13に全職員1回目終了。8/5~11で2回目終えられる見込み。父の夢利用
者のうち、かかりつけ医や集団での接種不可能な方10名程度。案外かかりつけ医での接種に結びつ
いた。ただし、おおぞらの夢の利用者については、難しい方多い。接種会場に施設の車両で出かけ、
その中で接種から様子観察の対応をできないか、引き続き市障がい福祉課に提案中。
接種の後の副反応でお休みの場合、様子窺いの電話で利用カウントにできる。接種当日は対象外。
ボネール[谷野]
 7/5~1回目接種開始 2回目は7/26開始。利用者職員とも半数ずつの接種としている。2回目での
副反応は、熱や倦怠感などでお休みした方がいた一方、若い方でも何ら反応のない方もいた。
きらら[黒田]
 職員は7月の従業者の集団接種枠で終えた。中には会場で接種を止められたものもいた。2回目は
8/5からの集団接種で終了できる見込み。個人で予約ができた利用者は少しずつ接種が始まってい
る。予約に関して、インターネット等を利用できる環境のない方へは支援が必要なのではないかと感じ
ている。1回目の接種後に明確な副反応が確認された方もおり、今後注意が必要。
けやきの村相談[舟山]
 特定相談 ヘルパー事業所についてはけやきの村職員と同時に接種。8月には2回目も終了。介護
保険事業所の地域包括と居宅の職員は集団接種7月中に1回目終了8月上旬には2回目終了の見込
み。

※以下ワクチン接種に関する情報交換
大萱荘[渡部]
 2回目接種後の副反応は高確率なため、事業に支障をきたさないような配慮について市からの通達
あり。
父の夢[古川]
 ボネールさんは利用者と職員一緒に接種という事だったが施設への訪問接種だったのか?
ボネール[谷野]
 市との協議により、市の指定医療機関ではない病院での接種について了承を得られ、事業所近くの
クリニックで接種を受けることが出来た。
父の夢[古川]
 市および病院との連携により、スムーズな接種ができたという事か?福島市でもそういう病院があっ
て接種できると良いが…。
ボネール[谷野]
 まさに…。伊達市との協議を進めた事務方によれば、障がい福祉事業所への優先接種枠確保はあ
った模様。情報の伝達がスムーズならもっと早期に接種できたようだ。接種に係る業務一連に関して
は、国からの枠組み提示がない中、自治体ごとでの対応の差が目立つ。
旅行を考える会[孝浩]
 伊達市は「訊けば」柔軟な対応を提示してくれる。しかし行政の混乱も顕著で、勤務先で接種に関す
る調整を担当する妻は、協議を経て調整した挙げ句のキャンセルなどで大変だったようだ。福祉事業
者への優先接種に関する方針づけも後手々々だった印象。
 舟山さんはじめ皆さんにお諮りしたい。障がい者のワクチン接種への配慮について、障連協として福島市に要望書を提出した。本人視点からの要望でまとめられたものであり、同様の内容で伊達市に対しても提出すべきかどうか。
けやきの村相談[舟山]
 サービス利用のある方で、相談支援員もついている方であれば、そちらからの働きかけの道が良いか。声を上げる、伝えることをして行かないといけないのではないか。
大萱荘[渡部]
皆さんの賛同あれば 福島市への要望と同様の内容で予防書を提出したいが如何か。
⇒⇒ 全員了承
手をつなぐ親の会[佐藤]
 訪看利用の方はそこが窓口となり、訪問診療での接種を受けられる方もいる。そう言った接種に向
けての道筋について、行政サイドからの周知も必要ではないか。
大萱荘[渡部]
 只今のご意見も加えて提出する。

○協議
①令和3年度研修会について
 前回までの協議 開催時期は2月 現状を踏まえれば、形態はZOOMか。
早めにテーマを決め講師の手配などを進めることとなった。
さらに各施設で意見聴取などし、今定例会に持ち寄ることとした。
旅行を考える会[孝浩]
 懇親会はなしと考える。会長の日程がつけば平日でもよいか。熱海の土石流災害もあり、改めて災害に関するテーマが良いか。
ワクチン接種が今後も必要であれば、ワクチン接種の在り方相馬市モデルなどについて、相馬市福祉部長などの話を伺うのも良いのではないか。
手をつなぐ親の会[佐藤]
 これまで災害時の公助について議論したり、自治体への要望などを行ってきたが、「自助」にも目を
向け、専門家の講義などを聞いたうえで、『私の防災のそなえ…My避難』として、障がい者が自らの避
難について備えることを考える場としてはどうか。
 歩道の点字ブロックについて、代わるものがないのかどうか。あれば具体例など知る機会はどうか(車いすやベビーカーの視点からは不都合な一面もあることから)
 以上2つの意見があった。
静心園[菅野]
 防災に関する学びの機会というのは賛成だ。
なのはなの家[佐野]
 個々人の避難計画の作成に役立てられるものとしての情報を得るなど、防災をテーマにした研修会
には賛成だ。
父の夢[古川]
 災害については何度も実施しているかとは思うがより一層固めるための内容は好い。
福島市において「障がい者に配慮した災害支援事業」も始動はしているが、台風8号を前に、行政側の
連絡調整に関しては唐突感あった。まだまだ検討・整備すべき部分は多いと思われる。
 一方、コロナにより厳しい日常を強いられる中、その対策に関する知恵的なものを学ぶ機会も必要だ
ろう。このどちらかをテーマに据えることが良いか。
ろんど[丸子]
 災害時の避難や施設としての対応を考えるうえで、災害をテーマにした研修は有意義かと思う。実
際に感染者が出てしまった場合、治癒後の対応や取り扱いをどのようにするのが良いか、話を聞いて
みたい。また、接触確認アプリ(COCOA)などの正しい活用のしかたなどについても知っておきたい。
けやき[佐藤]
 先日の台風8号への警戒については、避難支援の登録をしている利用者全員に意思確認。1名が支
援を希望したのみだった。避難所としての開設はなし。その旨当日に障がい福祉課に報告。法人とし
ては、相談支援事業所が中心となり飯坂地区に住む要避難支援の方々を把握する作業を進めている
ところ。
 (研修テーマとしては)災害関連とコロナ関連の2点かと思うが、ワクチンの接種率は今後上がって行
き、その結果がどうなるのか判らないが、その先の対応を我々はどうして行くのか。その検討材料となるような情報共有が良いかと思う。
手をつなぐ親の会[佐藤]
 子供が感染した場合の受診先や付き添いの問題がある。実際に感染してしまった場合に適切な動
きが取れるよう、確かな情報が欲しい。保健所等からそのあたりの情報提供を受ける機会に。

※以下、陽性者(感染者)発生に関する情報交換
大萱荘[渡部]
 研修会テーマの協議ではあるが、話題としてコロナ感染に関するものが多い。実際に陽性者が発生した事業所はあるか?
ボネール[谷野]
 ボネールでは家族から感染したという利用者が1名。利用者・職員全員がPCR検査を受けた。当人
は毎日保健所と連絡を取り合いながら自宅療養。2週間の利用休止とした。職員は濃厚接触に当た
らないとの判断もPCR検査実施し陰性確認され通常通りの勤務とした。
 ワクチン接種が済み、今後の対応に関してはこれから協議だが、これまでは感染拡大地域の人との
接触や往来があった方は、仮にPCR検査で陰性であっても2週間の休みを取ってもらっていた。ワクチ
ン接種が済んでいれば、そういう事例でもPCR検査で陰性が確認されれば勤務・利用を可能とする流
れ。ワクチン接種が済んだ後の対応はどのように考えるのか、各事業所に聞きたい。
ろんど[丸子]
 委託している会計事務所の担当者が陽性となった事例があった。入院を経て現在はテレワークとな
っているが、事業所に出向く業務の予定はまだ決まっていない。事業所のスタッフについては、幸いそ
の方との濃厚接触とはならなかった。
けやき[佐藤]
 昨年12月に職員家族が感染。職員の濃厚接触2名発生も、そこからの広がりなく経過した。
手をつなぐ親の会[佐藤]
 子供が感染した場合の受診先や付き添いの問題がある。実際に感染してしまった場合に適切な動
きが取れるよう、確かな情報が欲しい。保健所等からそのあたりの情報提供も欲しい。
大萱荘[渡部]
 大萱荘では別の病気で医療機関に入院中の方が病院内で感染しそのまま亡くなってしまうという痛
ましい出来事があった。ワクチン接種が進むことは好いが、その抗体の持続性はどの程度かなどわか
らないまま、一方では気の緩みも考えられる。事業所としてまだ油断はできない。現状の対策を継続
と考えている。

まとめ 大萱荘[渡部]
 研修会テーマについては、大きく二つのテーマに集約されたか。
1)災害対策について。
2)ワクチン接種を含むコロナ対策の今後について。
今後の時間の中で引き続きの協議により決定および絞り込みして行きたい。

②第16次アンケート調査について
■個人用アンケートに関して
・若干の訂正箇所の修正
・質問項目に関しては同様でよいか。
・問5-(4)—②の選択項目に「外出」を加える。
・問9—(5)の質問分に関する付記事項として、「福島市においては幾つかの事業所が、福祉避難所とし
ての開設について福島市との協定を締結しています。」との一文を加える。設問の内容は変わらず。
○事業所用アンケートに関して
・問2-(2)の質問分中「平成30年度」は『令和3年度』に訂正。また、自由記述のスペースも設けるべき
か。
・問5の設問はその(持続化給付金)申請期間が終了ということもあり削除してよいか。
◆ボネール[谷野]
 コロナ禍の出口が見えない中、この給付金は一度きりなのか疑問。今後繰り返される感染拡大の
影響を思うと、一度の給付が済んだと言うことで、この質問も削除されてしまうのは如何か。
⇒⇒設問は残す方向とする。
◆父の夢[古川]
 今回の報酬改定の柱は6つある。その6つのカテゴリごとにそれぞれ自由記述のスペースを設け、色
々な事業毎にどう言った状況となったのか、広く情報を集めることが良い。
⇒⇒ご意見により修正したものについて、再度メールで送付する。
○情報交換
けやき[佐藤]
 法人の盆踊りは中止 施設毎の納涼祭とする。通所サービス利用者には施設での送迎を行うなど
、通所の方にも楽しんでもらう工夫をした。
静心園[菅野]
 コロナ対応として、外泊・外出については自粛継続。面会もリモートで実施。納涼祭は利用者と職員
のみで実施した。花火については例年通り行い好評だった。
ILセンター[長澤]
 今月大きな動きはなかった。広報誌「こすもす」の作成に取り組んで過ごした。ワクチンは7月上旬
に接種できたが、大きな問題はなく経過した。2回目の接種はもう少し注意が必要か。研修会は災害
対策とコロナ対策という大筋でまとまったようだが、賛成だ。
手をつなぐ親の会[佐藤]
 7/17に理事会総会承認を経てアンケート調査福祉の手引きを会員全員に配布し、それと関連付け
た設問とし、フォローに繋げられるようにする。回収率を上げることを目的に各事業者での回収を依頼
している。2月の福島県沖地震を経て、会役員それぞれで全会員を分担し安否確認にあたる体勢組
みをした。行政との連携も行い、「災害時において一人たりとも取り残さない」仕組みづくりをした。
ボネール[谷野]
 カフェは幸い常連の方の利用がある。弁当の注文も順調。販売会が出来ないことをはじめ、コロナの
推移がどうなるのか、事業の先行きの不透明さに頭が痛い。コロナの影響もあるのか、今般大学から
の実習生が多い。
なのはなの家[佐野]
 コロナ感染者はなく経過している。8/7~8/16までは休みとする。販売会の実績は微増。一昨年比
では収入が下がっている。頑張っていく。
父の夢[古川]
 福島市いきいき共生推進委員会に出席してきた。委員会の活動計画・社会福祉施設整備対象事業
の募集・障がい者に配慮した災害支援事業協定締結後の避難訓練実施についてなどの協議。委員
会では子供部会・権利擁護部会・生活支援部会・地域移行部会それぞれ活動しており、協議会などへ
の誘いもあるかと思う。参加してみて欲しい。
 父の夢は、利用者の外出系行事について、酷暑を避けて午前中で企画している。
けやき[舟山]
 相談は相談援助支援専門員実習3名受入れ
「西棟交流スペース設置協議会」 ⇒ 「共生社会ふくしま実現協議会」と名称変更。設置について協議
する場から、運営についての基盤固めの場となった。8/31設立総会にて事業計画・予算・役員を決め
ていく。8月末駅前通りにて「いきいき福祉夏まつり」開催。15事業所参加で販売会。実現協議会総会
の前ではあるが、できるところから実践していく。障連協会員にも折々参加要請を考えている。
ろんど[丸子]
 前回話題にしたコロナ関連の休暇について、特別休暇扱いとする旨を就業規則に盛り込むこととな
った。例年6月に実施してきた屋外バーベキューは中止。テイクアウトのランチを提供した。これまで開
催していた「夏を惜しむ会」や「市民学習会チャリティーコンサート」いずれも中止。法人内5事業所をリ
モートでつなぎ全事業所交流会を開催していたが、これもアンケートで利用者の意向を聞き、開催の
有無を決定する流れ。

旅行を考える会[孝浩]
 ワクチン接種を終えた方からの問い合わせは出てきたが、時期尚早と回答している。
台風8号への備えとして、伊達市5町では早々に福祉避難所が開設され、防災放送で高齢者や障害
のある方々への早めの避難を呼びかけていた。安心感があった。一方で防災メールはきちんと届い
ていたのか…佐野さんに確認したい。
なのはなの家[佐野]
届いていた。ホームページでの告知やLINEでの連絡もあった。
旅行を考える会[孝浩]
 状況が悪化してからの避難は極めて困難であり、今回一般の避難所に先駆けた福祉避難所開設
はなされたのは、障連協としての長年の働きかけの成果か。嬉しかった。今後 福島市のように〝通
い慣れた事業所の福祉避難所開設〟なども実現できるよう働きかけたい。
きらら[黒田]
 前定例会以降、大きな動きはなかった。行事としては七夕行事実施。8月の法人全体の夏祭りは中
止。 きらら独自の夏祭りに向けて準備中。地域の感染者数が増えるにつれ、容易に陽性者との関係
性が生まれてしまう事例がこれまでもあり、また警戒を強めている。続く自粛生活への限界とワクチン
接種後の気の緩みなどに対し、しっかりと引き締めを行っていかなければならいない。


次回 第164回定例会
        ;日  時  令和3年8月26日(木)  10:00~11:50
                ZOOM利用によるオンライン開催とする。

                                                       以  上
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