福島県北地区障がい福祉連絡協議会
福島県北地区の障がい児者の意向を福祉行政に反映させることを目指して
   役員会報告書
第59回 第61回→

第60回 福島県北地区障がい福祉連絡協議会役員会報告書
1.日 時 2011年2月28日(月)  10時00分〜12時00分
2.場 所 福島市保健福祉センター 3階 小会議室
3.出席者 阿部、二階堂、渡辺、岡崎、半沢、吉田、佐藤(孝)、下釜(代)
  【配布物】
        @第60回役員会レジュメ
        A第59回役員会報告書
        B障害者基本法の抜本改正についてのJDF統一要求書
        C障害者制度改革の推進のための第二次意見
        D障害者基本法の改正について(案)
        E障害者虐待防止対策について
        F新聞記事
        Gはあとふる・ふくしま
4.議題   記録報告:半沢氏  今回記録:岡崎氏・下釜
        (1)障連協の会員状況について
           48団体(2月25日現在)
        (2)経過・状況報告
           ・障害者自立支援法改正法(つなぎ法)以降の状況について〜第2次意見
            障害者基本法の改正を踏まえた今後の動向について〜(報告・記録:岡崎氏)

           ・平成23年2月17〜18日福島県知的障害合同研修会に出席(岡崎氏)
           ・藤井克徳氏(障がい者制度改革推進会議 議長代理)の講演会報告
           【第2次意見について】
            推進会議のメンバーの意見を80%は文章化できたと思う。
            推進会議で出した意見は厚生労働省が確認をして出したもので、
            言葉遣いや表現の仕方がところどころ変更されている。
            (例)地域社会における共生等では、権利条約では
            「他のものと平等を基礎としてすべての障害者は・・」となっているのに
            「すべての障害者は可能な限り、どこで誰と生活するのか・・」
            とニュアンスが変わってしまっている。
            また、法改正の目的は、障害者を権利条約と同じく
            「保護・施策の客体から権利の主体」
            であるということを確認するために行うものである。
            (JDF統一要望書参考資料)
            最後に「障がい者の環境を整えるのに一番障害になっているのは、
            行政であり法律である」の言葉が耳に残った。

           ・平成23年2月25〜26日虐待防止指針
           ・身体拘束対応指針セミナーに出席(岡崎氏)
            厚生労働省障害福祉専門官、高原伸幸氏の講演会報告
            平成23年度中に新体系事業に完全移行していただくことになっているが、
            福島県は移行率が42%と全国的に見てもワースト10に入っている。
            理由の中に予想外の理由があった。
            廃止になる自立支援法の事業体系に合わせて移行しなくてはいけないのか、
            という内容だった。
            確かに平成25年に障害者総合福祉法施行に向けて検討されているところだが、
            介護給付費や訓練等給付費を出しているのは自立支援法に基づいているため、
            移行しないところに給付費を出す法的な理由がない。
            速やかに移行をしてほしいとの事。

        ・虐待には共通の構図がある
          @密室(環境)
          A初めは小さなことから次第にエスカレートしていく
          B職員の専門的知識及び技術不足
            大阪での虐待の事例報告があり、虐待をしていた職員にも非はあるが
            その職員のいた組織の環境にも虐待が発生するような要因があった
            ことが分かった。
            大切なことは、利用者の人権が守られているかを日ごろから点検し、
            対応に戸惑いや疑問を感じた時に確認しあう場面があり、
            職員が自信を持って支援ができるようにすることである。

        (3)各団体・事業所・施設情報交換(記録:下釜)
           ・いずみ会
            定員が減ったことにより、体制の変更はしたが、大きな混乱はない。

           ・おおぞらの夢
            インフルエンザのため、「父の夢」が2月7日〜14日にかけて、臨時休業となった。
            矢野目(おおぞらの夢)では、ひとりかふたりはいたが、
            集団では流行していない。
            新体系移行のための検討会議を開き、父の夢は10月、
            矢野目は12月をめざしている。
            グループホーム、ケアホームについて、家族会で検討会を開いて、
            施設側と保護者側で話し合っている。
            3月13日(日)第18回チャリティーコンサートを開催予定。

           ・ILセンター福島
            「福島市移動支援事業ガイドライン」への要望書を福島市に提出する。

           ・障がい者の旅行を考える会
            ボランティア8名に加入していただいた。
            5月8日〜10日、大阪、京都2泊3日ツアーを予定。8割ほど募集があった。
            福島バリアフリーツアーセンターが「はあとふる・ふくしま」2月号に載り、
            活動内容を紹介している。11,000部配布されるので、広報できた。
            全国にあるバリフリのネットワークでモニターツアーを行い、
            スタッフ同士の交流、情報交換を行っている。
            来年度は福島に合った着地型観光を行っていきたい。
            伊達市自立支援協議会全体会について。
              1)22年度の取組み状況について
              2)就業サポートについて
              3)養護学校について
              4)グループホーム・ケアホームについて報告がなされた。

           ・ぽけっと
            2月4日(金)、調理実習を行った。
            身体、視覚障がい者が結婚、自立した時のために行っている。
            電子レンジを使った簡単な料理を作った。
            2月18日(金)、福障連で相互訪問活動を行った。
            いわきから2名、わーくIL(郡山)から2名参加。
            今後ぽけっとをどうしたいか、2名のスタッフに話してもらった。
            製品の完成度をたかめたい。
            2月22日(火)いなづま会(ぽけっと・ファクトリー)で、福島市役所を訪問、見学。

           ・クリエイティブファクトリー
            福障連相互訪問活動。若手の育成を目的としている。活動内容を理解してもらう。
            2名参加。若手から新しい要望が出なくなっているので、
            小さな問題でも取り上げ、運動に結び付けて、行政に働きかけていく。
            地活のままで安定した運営ができるように行政に働きかけていく。
            3月、ボッチャについて、勉強会を計画中。

           ・清心荘
            1月、福島市障がい程度区分の再調査があった。

           ・ボネール
            障がい者の実雇用率が福島県は全国39位。
            22年度伊達市は民間実習の受け入れ
            (職場実習受入協力事業所の登録)がゼロ。
            お客さんがたくさん来てくれて、スタッフも喜んでいる。
            2月中ごろからスタッフを1名採用して、活動が楽になった。


5.次回役員会について
  第61回役員会:3月28日(月)10:00〜12:00 保健福祉センター
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 福島県北地区障がい福祉連絡協議会 事務局(知的障害者通所更生おおぞらの夢内)
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