曲線定規 |
透明のアクリル板に曲線のレール溝を彫り ここに車両を載せて台車の偏倚を見る定規です。 上は13mmゲージR700mm用、下は16番/13mm ゲージ兼用のR600mm用です。 三河高原鉄道さんが製作したものです。 |
透明ですので下から偏倚状況がみられます。 左はEF10の状態です。 蒸機や電機の先台車、従台車そしてテンダ機関車 の機炭間の偏倚調査に便利です、 三河高原鉄道さんの製作のものです。 |
戦前御召列車の製作 |
珊瑚模型店製の旧1号御料車の入った5両編成に供奉車2両追加製作し、戦前の7両編成を製作しました。
戦前の1号編成
461 | 300 | 400 | 1 | 330 | 340 | 460 |
供奉車300と400は珊瑚の編成にはなく新たに製作しました。
供奉車400 この形式は窓配置が特殊で利用できるキットがないので自作です。 側板はt0.4mm真鍮板に自作エッチングにより裾と出入口ドア脇のリベットを 浮き出ましした。屋根は木製です。台車TR73は自作樹脂モールドです。 |
エッチングは初めての試みで、プラ板にリベットの穴Φ0.4を あけ、これを真鍮板に両面テープで密着させ、この穴に塗料 を吹き付け真鍮板に塗料を付着させ、塩化第二鉄水溶液に 入れエッチングを行いました。 |
珊瑚の製品には室内が一切ないため、台枠の上に床板を敷きその上に仕切板、 腰掛等を設置しました。 照明は客室天井部長手方向に真鍮線2本を渡し、チップLEDを接続する方法で 行いました。 |
供奉車461の室内、中央の荷物室にブリッジダイオードとキャパシタを設置 |
供奉車300の室内。腰掛はニワ製を型取りしてモールド |
供奉車400の室内 腰掛はカツミの20系座席車のものを背中合わせにしています。 |
1号御料車の室内。中央の厨房にキャパシタを設置。 |
供奉車330の室内。 |
供奉車340の室内 |
供奉車460の室内 |
編成での室内照明の状況 |
供奉車460,461の室内照明 |
供奉車300の室内照明 |
1号御料車の室内照明 |
供奉車340の室内照明 |
供奉車300の床下 |
供奉車461 |
供奉車300 車体はフジモデル製マイ38キットをベースに製作 |
供奉車400 |
1号 御料車 車体の塗装は珊瑚模型完成品のまま |
供奉車330 |
供奉車340 |
供奉車460 |
御召編成の照明 |
C51275牽引の御召列車 |
大鐘駅に停車中の御召列車 |
明治45年 特別急行1、2列車製作 |
最初の特別急行列車の編成をモデルワークスのペイパー製キットをベースに製作しました。
「明治45年頃の特別急行1、2列車」の模型 JR東海リニア鉄道館 2021.7.28撮影 |
新橋〜下関間特急列車運行開始時の編成図表 |
編成
スユニ 9925 |
スロネ 10055 |
スロ 9340 |
スロ 9341 |
スシ 10150 |
スイネ 10015 |
ステン 9020 |
上の編成表では7両目はモニタ屋根のスイネ10005となっていますが、モデルワークスの
キットは丸屋根のスイネ10015となっていたので取敢えずこれで製作しました。
製作中のスユニ9925 |
製作方法は「或る列車」と同様ですが、屋根板の幅が広すぎて車体幅に合わせるのに難儀しました。
特に丸屋根は旧型客車用が入っていたので、高さ、幅とも合わず、手持ちの60年前の鉄道模型社の
キハ用が高さが合うので幅を修正して使用しました。
床及び台枠は真鍮製自作としてキッ付属品は使用しませんでした。
台車TR70は鉄道模型社製ロストワックスTR71を型取りし、自家製モールドとしました。
13mmゲージの利点である短軸台車として側バリとトラス棒の曲線での干渉を避けることができました。
室内は上の編成図に明瞭に描かれているのでこれを参照に真鍮板で製作しました。
仕上げ 塗装前のステン9020 デッキはレーザーカットのペーパー製。屋根は車体にビス留め。 |
TR70にふさわしい台車側バリ形状の原形と シリコンゴムで型取りした型 ここにホビーキャストを注入する。 |
7両の塗装前の室内組立姿 |
7両の塗装後の室内組立姿 |
オユニ9925 室内と塗装の前後 郵便室に仕分け棚を設置。中央床上はキャパシタとブリッジダイオード |
スロネ10055 前後はツーリスト寝台、中央部プルマン式 寝台.上段はいずれも省略。 |
スロ9340,9341 ロングシートであるが仕切を設け喫煙室を区分。 袖部は真鍮製で樹脂のシートをはめ込み。天井部にキャパシターを設置。 |
スシ10150 厨房の仕切と喫煙室がある。腰掛はt0.3真鍮板を切抜き。 |
喫煙室は4人の腰掛とテーブルを設置 個室の仕切は床にビス留め |
スイネ10015 ツーリスト式寝台。上段は省略。 |
ステン9020 展望室の安楽椅子はリニア鉄道館の模型を参照に真鍮で製作。塗色もそれに ならった。中ほどは専用化粧室、後部は寝室で上段ベッドは省略。 |
展望車の個室 | 車掌室に手ブレーキハンドルを設置 |
キットでは側板の裾部は□3の角材を貼るようになっていますが、室内設備に 支障するため、1x3の平板木材を使用しました。強度上特に問題はありません。 |
押付けタイプ の幌 図面がなかったので写真から推定で製作。はめ込みで取付。 |
台枠はトラスロッド4本の構成、 真空ブレーキ装置装備 台車は曲線での偏倚を少なくするため3軸の中央を回転中心としました。 |
外部塗色は明治43年の達第834号による「客車の車体外部は深褐色、台枠、ボギーフレーム、 車輪車軸、ベアリングスプリング、は褐色、制動装置及アクスルボックスは黒色とす」を参考に 車体はぶどう色1号と黒色の混色、床下と台車は褐色、屋根は別項の基準で黄褐色とあった ので、湘南色のオレンジ色としました。 |
オユニ9925 郵便マークの赤線入りの白帯は付属のディカールであるがドアのへこみがあるため分割して 貼りました。 |
スロネ10055 標記はディカールとインレタの併用 |
スロ9340 |
スロ9341 |
スシ10150 |
スイネ10015 白帯に"SLEEPING"の黒文字が入るが未記入 |
ステン9020 C位にある車掌室の窓は上の編成図では2連になっていますが、キットでは単連になって いて、修正が難しくキットのままとしました。 |
特別急行1列車の後部 |
8900形蒸機の製作 |
特急1、2列車の牽引用機関車として8900を製作しました。
ボイラはt.0.4真鍮板です。 |
主台枠に取り付ける部品 |
三日月形バランスウェートのΦ20の動輪が手元になかったため、、真鍮板で修正しました。 |
シリンダブロック | モーションプレートと加減リンク |
クロスヘッド | 加減リンクと合併テコ等 |
アメリカ型の従台車(左)を利用した従台車 |
下周りの下面 |
組み上がった下回り |
テンダ下面 中央に真空ブレーキシリンダ設置 テンダ台車はKKC頒布品 |
未塗装完成姿 |
R900曲線上の機炭間の状況 |
テンダ後面 |
塗装後の完成姿 |
大鐘駅に停車中の8900牽引の特急1列車 |
日車クラブ合同展示会 |
毎年開催される展示会にOBとして参加
「 特急1、2列車」と「或る列車」を展示 豊川勤労福祉会館 2021.12.19 |