kmラボ アラ40男の趣味の部屋 TOPページへ オーディオアクセサリー 2014.05.25
オーディオを始めたきっかけはカーペンターズをミニコンよりも良い音で聴きたいからだった。ぶらりと立ち寄ったベスト電器福岡本店で、 店員さんおすすめの組み合わせを購入した。 始めは安いミニコンラックにポン置きで満足していたが、雑誌を参考にアクセサリーを工作するようになった。ブチルゴムをテフロンシートで包んだインシュレーターや、 パーチクルボード・ブチルゴム積層ボード(べっちん表面処理)など。

壁コンセントを松下ホスピタルグレード WN1318に交換したときは、音の変貌には驚いた。 低音は力強く、中高音は綺麗になった。家の壁コンがクリーム色のプレートに黒い差し込み口の超古いものだったのでよほど接触抵抗があったのだろう。 RCAケーブル・スピーカーケーブルの方向を変えてみては音の変化を確認した。こっちの方が解像度が高いとかワイドレンジだとか思った。当時は解像度を高めることに執着していた。 CD消磁やクライオ処理壁コン、インシュレーターなども試した。当時のJポップは音がダンゴ状態で解像度が低く周波数レンジも狭いので、一部を除いて聴かなくなった。

ある夜、いつもの曲の解像度が低いことに気づいた。原因は家族が階下でテレビをつけていたからだった。その時、ハッと目が覚めた。「俺はマスタリングエンジニアかよ!」 音楽を聴くよりも音のチェックをしている感じになっていた。確かにケーブルを変えたりすれば、確実に音は変わったように思えた。しかし微々たる差だ。 音のチェックに神経をすり減らし疲れていた。それ以来、音楽を文字通り楽しく聴こうと考えを改めた。

その後、上京して1ルームにも関わらず、オーディオ一式を持ってきたので、ベッド1畳・人のスペース1畳・オーディオ1畳とひどいリスニング環境だった。 車に夢中だったので、新しい機器を導入することはなく、音楽は細々と聴いていた。そんなある日ネットを見ていると、下記2つのサイトを見つけた。
PRO CABLE
オーディオの科学
これらのサイトを見て今まで経験してきたことの合点がいった。これからはオーディオアクセサリーに振り回されないようにしよう。
その後、広いところに引っ越した。オーディオを繋いで聴いてみたら、 当時のスピーカー TANNOY SYSTEM 8 MK2 が朗々と鳴りだしたので驚いた。部屋が変わるだけでこんなにも音が変わるとは!
スピーカー以外、インシュレーターは一切使用していない。 現在のスピーカー JBL STUDIO 290 BRN は本体底面に始めからついていたゴム足のままであるが、音がこもるなどの現象は特に感じられない。 スパイクも付属しているが、使用するにはボードを別途用意しないと床にもろに振動が伝わり近所迷惑になると思うので使用していない。
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引っ越して始めに作ったのが、コンセントボックス。普通の家庭用コードでは見た目が貧弱。性能的に問題ないとは思うが、趣味には見てくれも大事だ。 BMWの新車に貧相なデザインの百均灰皿を置く人はおるまい。それと同じだ。
部品はすべて、スーパービバホームで購入。コンセントはパナソニック電工WN1512K。壁コンセントは東芝製がついていたが、若干ぐらつきがあったので、 壁コンセントもパナソニックに変えた。 電源プラグは最初はアンプからアースをとるためにパナソニック電工 WF5113(画像右側の3P)を使った。 しかし3Pのうち1枚のブレードは非メッキだが、もう1枚のブレードとアースはメッキ処理してあり 電源プラグのメッキの弊害が気になった。 ちなみに左右でメッキ・非メッキと違う理由をパナソニックに電話で聞いてみたところ、左右の区別をするためだけとのこと。
実際に聴いてみてアースをとっても変化が分からなかったのと、 アースは逆にノイズを拾う可能性ありとの記事 を見てアースをやめたので、電源プラグはパナソニック電工 WH4019W(画像下の2P)に変えた。こちらは2枚ともブレードは非メッキ。

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ケーブルは壁の中の配線と同じ1.6mm VVFケーブルを使用。これより太いとプラグに入らない。ケーブルに当たってケースが閉まらないので画像赤丸のポッチをラジオペンチで切断。

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底面はこんな感じ。床とのビビリ防止にゴム足をつけた。

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上下2つ並べて壁コンセントに挿す場合は、上の電源プラグは上下逆さまにしないとケーブルが邪魔で挿さらないので注意。
コンセントボックスはオーディオ系統と映像系統で分けてみた。

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RCAケーブル(CD→アンプ)・同軸ケーブル(ND-S1000→CD)は秋月電子通商のRCAプラグ(150円)とDXアンテナのアンテナ用同軸ケーブル S-4C-FVで作成。なかなか格好イイ。
ダイソーケーブルでもたいした違いはないと思うが、気分的に ♪

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スピーカーケーブルは昔から使っている ortofon 6.7N SPK 500を使用。

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アンプとスピーカーはバイワイヤリングで接続。裸線のままでは端子のネジを締めると、ブチブチと線が切れていくのでYラグを使用。 Yラグはかつてはオーディオ用と名のつくごっつい物を使っていた。しかし、こんなごっつい金属の中をわざわざ通ったら音が悪くなりそうというイメージから、 車用 エーモンのクワ型端子セットをかしめて使用。薄く柔軟性もあるので端子にフィットしやすい。

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オーディオラックはADK SD-3066RO。天然木材を使った飽きのこないデザイン。側板・裏板がないので音がこもらず放熱性もよい。


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