kmラボ アラ40男の趣味の部屋 TOPページへ 貧乏生活スタート その1 2014.12.14

中年の人で転職したら給料が下がって転落人生という話をよく聞く。へぇ大変だねぇと思っていたが、今年から自分もその1人になってしまった。いわゆるワーキングプアだ。 JBLを安いと言っていた自分が懐かしい。中小企業をいくつか渡り歩いてきたが、40歳を超えてそろそろ定年まで安定して働ける職場を求めるようになった。 しかし特に資格もない、しがない中年リーマンをそこそこの給料で雇ってくれるホワイト企業(ブラック企業の対極)などあるはずもなく、 給料面で妥協して今の会社に拾っていただいた。契約自体が補助的業務なので給料が低くて当然なのだが、ハローワークの求人票には昇給・ボーナスありと書いてあったので、 日々粛々と仕事をこなして給料アップを目指す。1年毎契約更新の社員なので会社の業績が悪くなれば、いの一番に首を切られるが正社員でさえ早期退職募集のあるこのご時世、 自分が選んだ環境で最善を尽くすしかない。幸い上司・同僚はいい方ばかりだし職場環境は超ホワイトなので定年まで楽しく安定して働けそうだ。

ところでなぜ貧乏なのかというと、給料が下がったのと、マンションの住宅ローン・親への家賃仕送りが独身おっさんの肩に重く乗しかかっているのである。 マンションを売って安い賃貸に引っ越せば解決するのだが、それは最終手段だ。「持ち家 VS 賃貸 どっちがお得?」という記事をよく見かけるが、見当違いもはなはだしいと思う。 「クラウンVSカローラどっちがお得?」と言っているようなものだ。そんなもん、その人の価値観によるだろう。 ただ単に住めればよい・走ればよいという人は後者だろうし、快適さを求めるなら前者だろう。
賃貸(ワンルームマンション・ワンルームアパート)からこの分譲マンションに引っ越してきてまず驚いたのが静かさだ。窓を閉めておけば周りの音はほとんど聞こえない。 たまに上階のお子さんの足音がトットットッと聞こえるくらいだ。オーディオが趣味なので、ある程度音量を上げて聴きたい。 しかしアパート(世田谷 月8万円)の時などはお隣さんの咳が聞こえるくらいの遮音性だったので、音量を上げることはめったになかった。 あとは免震構造・ペアガラス・システムキッチン・ビルトイン食洗機・ビルトイン浄水器・キッチンディスポーザー・床暖・カッコイイ浴室、冬暖かく夏涼しい。 もう賃貸には戻れない体になってしまった。私の場合、ボロく物が散らかった家で豪華な食事を摂るよりも、きれいで片付いた家で質素な食事を摂る方が精神的によい。

父が数年前に他界し弟が結婚して実家を出たので、現在母は一人暮らしだ。年金だけでは生活できないだろうと、微々たるものではあるが家賃仕送りを今年から始めた。 実家は決して裕福ではなかったが、自分たちは贅沢もせずに育ててくれた。母にはせめて老後を穏やかに楽しく過ごしてほしい。 「給料減ったからさぁ、仕送りやめてもいい?」なんて言えないよ絶対~♪ というわけで削るわけにはいかない。

幸い(?)今は彼女もおらず自分一人が我慢すればいいので、給料が前の会社の水準に戻るまでゲーム感覚で乗り切ってみようと思う。クヨクヨしたってしょうがない。 病は気から、カレーはピリカラっていうしな。ここでBGM「ヒーロー / 麻倉未稀」
このページはある中年男のワーキングプアからの脱出の記録である。 ある企業においてまったく無名の中年男が貧しさの中から健全な精神を培い(つちかい)、わずか数年で人並みの生活を取り戻した奇跡を通じて、 その原動力となった信頼と愛をちょいちょい端折りながら日記化したものである。となるといいなぁ。

このページは他とは違い日記のような感じで不定期に追加していく予定だ。さて、とりあえずは年末年始の支出をざっと計算してみよう。
①住宅ローン・管理費              10万円
②親への家賃仕送り1年分           36万円
③固定資産税・都市計画税(第3期・4期分) 6.5万円
④団信保険料                    7万円
⑤地震保険料(5年分)               3万円
⑥水道光熱費                  1.5万円
⑦クレジットカード                8.5万円
 合計                      72.5万円

うーん、目まいがしてきた。 昔、ゲーセンでやってた『ぷよぷよ』の「ファイヤー」「アイスストーム」「ブレインダムド」「ジュゲム!」「ばっよえ~ん、ばっよえ~ん」の呪文が頭の中で連鎖した。
②は1ヶ月毎に振込するのが面倒くさいので1年分をまとめてやることにしている。⑦は無駄遣いではなく、自動車任意保険・帰省交通費も含まれている。 わずかな貯金があってよかったが、なければ債務整理まっしぐらだ。 来年もほぼ同じ人数の諭吉さんが巣立っていくはずなので、72万円÷12=6万円以上を毎月貯金できないといずれ破たんする。

今後なるべく節約してみて、預金残高が引落日の関係で最低になる毎月9日頃に残高をチェックし、前月よりも6万円以上増えていればOK、増えていなければ対策を考えようと思う。 詳しい家計簿はつけない。一人暮らしを始めた当初は自分が生きるのにどれだけお金がかかるのか見当もつかなかったので、2年間ぐらいレシートの品名までエクセルでつけていた。 今ではおよその見当はつくのでもうやらない。
節約で削る順番としては、食費を削る⇒タバコをやめる(年間12万円削減)⇒車を廃車(年間20万円以上削減)⇒マンション売却の順に実行予定。 車はドライブにしか使っていないので、家庭持ちなら奥さんから即行で廃車にされるところだろう。しかし趣味の物をなくしては一人で生きる意味がなくなるので3番手にしている。
食費を削るのに手っ取り早いのはスーパーでなるべく半額や3割引の食材(主に肉・魚)を買って、それを使用した献立を考えることだ。そうすれば食事の質もそんなに落ちない。

週末は何をするか考えてみた。ヒマはあるけど金がない。 そうだ!断捨離をしよう!昔から余計な物は買わないのだが、以前のアパート時代に使っていたものをまだ空き部屋に置いたままだ。着なくなった服も捨てよう。 たとえ使うときが来ても黄ばんだり品質が劣化したりしていて使えない。物があふれていると幸せが入る場所がなくなるともいうしね。

あとはホームページの更新か?そもそも転職活動中のプータロー時に、やることがなくてヒマでヒマでホームページを作ってみたのだった。 頭の中に案はあるが文章化していないのがまだまだあるし。やることがあるって素晴らしい。



貧乏生活スタート その2 へ続く
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