6.バラード
作詞 大沼孝次・田部井秀文 作曲 香月遥平

 瞳をふせた君の 頬を涙が落ちて行く
 抱き寄せた温もりが なつかしい場面を映す
 もう何年かが 過ぎてしまったけれど
 俺は今でも 君の夢を見つづけている
本当に好きだったと 別れてから気がついた
 あの夏の君の思い出
 それだけに それだけに しばられて

 とめどなく流れ落ちる 君の涙は止まらない
 俺は何も言えず 何本も煙草をふかす
 君の細い肩が 小刻みに揺れていた
 俺は今でも 君の夢を見つづけている
陽射しの揺れてる街を 俺はひとりで歩いた
 ショーウィンドゥに君の影が 駆け抜けてく
 そんな気がして

7.BLACK OUT
  作詞 大沼孝次 作曲 寺本和孝

 誰もいない死んだこの街で 俺はさまよってた
 街の声は聞こえない 光りの声も聞こえない
 だけど俺の心に 何かが囁く
 暗闇に潜む 黒豹が叫ぶ

心の奥に潜む もうひとりの自分
 心の闇が 黒い影にかわる
 影は背中につきまとい 闇の世界にさまよう
 死んだこの街で 影を追う 俺がいた

 長いひとつの影がビルの谷間へ 俺を誘う
 闇の声が聞こえる 光りの声が聞こえる
 俺の叫ぶ声は 暗闇に消えた
 地下道で立ち尽くす その影は 俺だった
心の欲望が 死んだ街にさまよう
 別の世界の俺が 心のなかで目覚める
 その時その影が いきなり振り向いて
 俺の瞳を つらぬいた
誰でも胸のなかに 消せない過去を隠す
 別の世界のおまえが 心のなかで目覚める
 心の闇は影になって
 おまえの背中につきまとう
 死んだ世界のなかで 影に追われる 俺がいた



インディーズ・アルバム 6−5

■商品名/「ODN2ND」
全10曲 定価/3,000円(送料込み)

8.NIGHT TRIP
  作詞 アツオの友達の別れた彼女
  作曲 鈴木アツオ

 ディスコの夜が あきたなら
 ネオンの街に 転がりこんで
 陽気な足取りたちに ついてゆけばいい
 当たり前のような ざわめきに
 ただ流されてゆく

たどりつくのは どこだろうなんて
 みんなそんなの どうでもいいみたい
 どんなところでも
 それなりになじめるやつ

 サテンの冷めた コーヒーにあきたなら
 ナイトの海に 転がりこんで
 ご機嫌な足取りたちに ついてゆけばいい
 当たり前のような ざわめきに
 ただ流されてゆく
たどりつくのは どこだろうなんて
 みんなそんなの どうでもいいみたい
 どんなところでも
 それなりになじめるやつ



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