1.雛人形を何時までに生まれた子供に買うのでしょうか? |
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原則として御節句(3月3日)の前3週間以内に生まれた子供の初節句の御祝いは、翌年に廻すことになっています。 つまり2月10日までに生まれた赤ちゃんの初節句はその年に御祝をします。 (明治神宮制定の人生儀礼より)
茨城県内では、”産屋明け(おびやあけ)”した子供の初節句は年内に行う場合が多いようです。
※御宅により考え方が違いますので、御当家に相談して購入してください。
産屋明け(おびやあけ): 茨城県内では、一般的に産後21日目をいいます。(※”忌明け”ともいいます。) お産の穢れを祓い清める意味です。 (※産後、各種行事を行わない事で、母子共に体を休めるための配慮だったのでしょうか?)
”産の忌み”は産婦に最も重く,次いで赤ん坊,夫,家族の順だそうです。 夫の忌みは3日、又は”お七夜”で晴れ,赤ん坊は”宮参り”により明け,産婦は大体21日から30日後 場所により75日で忌みが晴れるそうです。
※現在でも地方により,夫は1週間は漁(釣り等の趣味もあわせて)に出ないとか, 吉事(棟上、餅つきなど)には遠慮するという風習が残っているそうです。
※無理をすることはありません。 くれぐれも赤ちゃんやお母さんの体調を考えて、御祝の席を設けてください。 |
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2.初節句の御祝の熨斗は、どのように書くのがよいのでしょうか? |
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初節句のお祝いに”御祝の品物”や”御祝金”を渡すときの熨斗には、原則として、”初節句御祝””祝御初節句””祝御初雛”と書いて名前をつけるとよいでしょう。 ”御祝の品物”が、節句人形など初節句の御祝の意味が込められている場合は、祝熨斗に名前だけでよいとされています。
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原則として、先に”御祝の品”や”御祝金(御包み)”をお届けしている場合は、何も持参することはありませんが、手ぶらで行くのが気が引ける場合は日本酒の一升瓶の1〜2本や桃の花をお持ちするとよいでしょう。(※お酒や桃の花には、魔除けの意味があります。)
御招きの席にもう1度”御祝金”を持参する場合は、”御祝”とは書かず”御膳代”として熨斗に名前を書くか、熨斗に名前だけを書いて持参してください。
※2度目に”御祝”と熨斗に書いて持参すると、”御返し”を2回要求している意味になり 先様に失礼にあたるそうです。
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4.御祝の御膳にはどのような料理がよいのでしょうか? |
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”草餅”と”白酒”はつきものです。白酒に桃の花の花びらを浮かべると魔除けの意味が込められます。貝もちょうどこの時期に出回りはじめます。女性の貞操をあらわす二枚貝の”ハマグリの吸い物”や願い事がかなうという意味で巻貝の”サザエの壷焼き”がよく使われます。 茨城県内では、昔から”お頭つきの鯛の姿焼き”がよく使われます。刺身は”鮪の赤身と白身魚”で紅白にします。野菜では、時期的に芽(花芽)を出す物が喜ばれ”ヨモギやワラビ、菜の花など”が使われます。
ひな祭りは伝承行事であり伝承料理がつきものですが、型通りの料理にこだわる必要もありません。
豪華な席を設けるよりも、心のこもったお祝いが一番です。
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5.3月3日が過ぎたのに何時までも飾っておくと、婚期が遅れるって本当ですか? |
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季節の節目を祝うのも節句の意味です。 ひな祭りが過ぎると飾る意義が薄れてきます。 ※昔は、女の子が7歳になると礼儀作法を学び、節句の席にお客様をお招きした時に、自分でおもてなしをしたそうです。 そこから、”両親が怠け者(無作法者)の家は、子供の「しつけ」ができていない。そんな家の娘を嫁にもらうと、子は親の鏡だから家の中が片付かないよ。”と言ったとか? ”片付かない”が”お嫁にいけない”の意味から、”親の子育ての心構え”として言われたそうです。
この話を聞いた人形店の店主が、この話の引き合いに”雛飾り”を出して、考え流した噂と言われています。(※当時の「しつけ」の例えとして全国的に広まった。と言われています。)
※昔から、人形店を営んでいる店では有名な話。
ひな祭りが終わり片付けをする時、子供に手伝いをさせるため
”片付けができない子は、お嫁にいけませよ!!”
母親の脅し文句には、うってつけになったのかも知れません。
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