アレルギーになり易い家
アレルギーになり難い家

さて漠然と表題には書いてみましたが、皆様の中には色々とお調べになった方々も多い事でしょう。

特にアトピーのお子様をお持ちのお母様・お父様ならなおの事…。

コレを詳しく書き出すとかなり長いお話にはなると思いますが、まぁなるべく皆様に分かり易くお話していきたいと思います。

夢の一戸建て住宅!!

コレは今も昔も変わらないコトだと思います。

まぁ最近はコノ一戸建てもマンションなんかに多少押され気味ですが…。

さてコノ住宅♪

今でこそ、沢山の工法が出て来ていますね。

“在来工法”“鉄筋コンクリート工法”“鉄骨工法”“2X4工法”…。

これらをまた事細かに分けるともっと沢山の工法があります。

ビックリしますよね!本当…。

施工する側のわったくしでも毎日が勉強です。(涙)

そして工法にも増して沢山、次から次へと出て来るのが大雑把にひっくるめて言われる“新建材”。

まぁ、各メーカーのカタログを集めると小さな図書館が出来るぐらいの量になります。(笑)

そして年数回の新刊の発行…。

コレマタ、カタログを手に入れる度に勉強の毎日です…。

がしかし!!

コノ見るからに美しい、夢のような見本の数々…。

コレがあなたの健康を蝕み、挙句の果てには寿命を縮める原因だとしたらあなたはどうされますか?!

 

脅しでも何でも無いのです…。マジな話…。

 

日本の家…。

昔は上に書いたような色んな工法は、あんなにありませんでした。

そう、簡単に言うと在来工法と呼ばれる柱と梁を主な構造材とした建て方。

もちろん壁は今のような見た目美しい“ビニールクロス”等の壁紙なんてありませんでした。

そう、それこそベニアと言われる様な合板も…。

竹を井桁に編み、そこへ1年ほどワラを混ぜて発酵させた土を数回に分けて塗り、そして漆喰で仕上げたり、杉や桧、ケヤキと言った無垢材を板にした物を貼ったリ…。

天井も杉などの本物の無垢材の板。

囲炉裏のある部屋は天井は無く、梁が剥き出しのまま…。

内部の建具は襖か障子。

外部の建具はもちろん木製…。

 

こう書くと普通の皆様なら“寒そう。。。”とか“最悪。。。”とか中には“あばら家”なんかを想像する方も多いのでは無いでしょうか?

ところがコレが一番の“体に良いオウチ”だとしたら皆様はどう思われます?

実はまんざらウソではないのです!

まぁ健康面から欠けている事と言えば寒さ対策だけぐらいでしょうか…。

それさえクリアー出来れば最高のオウチと言っても過言では無いでしょう。

 

さてシックハウス症候群に代表される家に関してのアレルギー問題が取り沙汰され研究がされ出したのはホンの数年前からです。

でも実際に病状としては“新建材”と言われるモノが発売され、現場で実際に使われ出した頃からジワジワと病状が進行し始めていた訳です。

ただその頃は家の室内環境が体に影響するって言うような研究発表が無かったからこうした病名が付き本来れっきとした病気として認められなかっただけなのです。

 

でも現場の職人さん達はとっくに気が付いていましたけれどね…。

コノ新建材を使う工法になりだしてから、咳込んだり目が痛くなったり、体がだるくなったり…。

そう、住宅環境が影響するアレルギーの兆候その物ですね。

 

では一体全体今の住宅のナニが体に悪影響が出るか?

ほぼすべて!!

って言ったら語弊があるかな?!

まず今流行りのマンション。。。

特にコンクリートを使用したマンション。。。

コレに関しては先ず一番に挙げたいのが“湿気”。

まぁ皆様ならコンクリートってナニを混ぜて作るかご存知ですよね♪

そう、“セメント”“砂”“砕石”そして“水”。

中でもコノ水が曲者なんです。

まぁ構造上の強度とかって言う話は今回は抜きにして、コノ水が健康に大きく影響すると言ったら皆様はどう思われます?

マジ?!

って思われるでしょうね。

 

実は大マジなんです。

コンクリートはコノ水を発散しながら強度をドンドン増して行きます。

一般には50年ぐらいで最高強度まで達してそれから劣化して行くと言われております。

まぁ湿気の発散はもっと早くに終わるとは思いますが、果たしてコノ湿気は一体何処に消えていくのか?

そういくらかは外部へ、しかし残りのいくらかは内部へと発散されて行くんです。

そう、普通に考えても当たり前の事ですよね。

外部へ発散された湿気は良しとして、さぁ内部へ発散される湿気は丸々室内へ出てくるのでしょうか?

いいえそうではないのです。

例えば、若い方々にはテレビドラマの影響でウケているコンクリート打ち放しの壁や天井…。

コレなら丸々室内へ出て来ます。

でも壁仕上げにプラスターボードと呼ばれる下地材にビニールクロス等を貼った仕上げならコノ下地材に発散を阻まれます。

その上にコンクリートの長所であり短所でもある熱を伝え難い性質上、冬場などはその下地材とコンクリート表面とに結露と呼ばれる室内と室外の温度差で生じるが付きます。

そう、コンクリート自体の湿気にプラス結露による露までが発生する訳でそれに温度が高いという条件が重なればどうなるか?

 

勘の鋭い方ならもうお分かりですネ♪

そうです、カビが発生する訳です。

まぁカビにも体に良いカビ、悪いカビがありますが、コノカビが体に良い訳ありませんよね!

特に押入が良くカビで中のお布団が台無しに…。何て話は良く聞く話で正しく上に書いたような状況で起こる訳です。

 

そしてその湿気!

コレもある程度の湿気ならともかく、最近の気密性の高い室内ならコレも度を越えてしまいます。

まだ平均的に温度が高くなると言われる最上階や真中の住居ならまだマシなのですが1階や日当たりの悪い所なら必ず早かれ遅かれ体に変調を来たします。

昔から湿気の多い所に女性が住むと必ずと言って良いほど“婦人病”にかかると言われて来ました。

コレってまんざらウソでは無いのです。

家相ってありますよね。

コレってある程度昔からの統計学にのっとって作られた物ですんで、利に適っているのです。

まぁコレに付いては機会があればイズレお書きしたいと思います。

 

で、その湿気が原因で繁殖するのにカビ以外にダニって言うヤツも居ますね。

とにかく願わくば健康面から言えばあまり鉄筋コンクリートのオウチに住むのはお奨めできませんね。

特に年をとってからはネ…。

 

そして次の説明は工法に拘らず“今の家”と言う形でご説明致しましょう。

今の家って言うのは、鉄筋コンクリートであれ木造であれ、余程のお金持ちの方の建てた本格的な純木造の和風の家で無い限り、新建材を使っていない家って無いでしょう。

皆無と言っても過言ではありません。

新建材だけに限らず、工業製品って言うモノはかなりの数が家には使われています。

コノ工業製品のほぼすべてに、体に良くないモノが使われています。

ただそれが発散したり、直接人体に影響するかしないかだけの話です。



top next