京都の桜
平成24年4月15日(日) JR花園駅周辺を歩く



 今年も春の京都を訪ねました。行き先は、前日に京都新聞のHPで調べた桜の開花情報で、見ごろの多かった、JR花園駅周辺の寺院にしました。花園駅を起点に、関西花の寺十三番・法金剛院〜日本庭園がすばらしい妙心寺退蔵院〜世界遺産仁和寺〜石庭で有名な龍安寺を徒歩で巡ります。
             
JR山陰線「花園駅」



最初に花園駅前の法金剛院を訪ねました。


法金剛院(ほうこんごういん)は、京都市右京区花園にある寺院で、律宗・唐招提寺派に属しています。山号を五位山と云います。本尊は阿弥陀如来、平安時代の初め、右大臣清原夏野が山荘を立てたのが始まりといわれています。平安時代の末(1130年)に鳥羽天皇の中宮待賢門院(たいけんもんいん)が寺を復興、法金剛院としました。境内に現存する浄土式庭園の一隅にある青女の瀧は日本最古の人工滝とされており、国の特別名勝に指定されています。(入園料大人500円)



 
黒椿など珍しい椿がたくさんあります。右はコブシ。
別名「蓮の寺」といわれ、初夏には70種類のハスの花が次々と咲くそうです。

しだれ桜(待賢門院桜)
満開のしだれ桜、多くのカメラマンが撮影をしていました。

ユキヤナギ

紅いボケ


待賢門院が極楽浄土を模して造らせた浄土式庭園
地名の花園は法金剛院の花園からつけられたそうです。
  律宗 五位山 法金剛院 〒616-8044 京都市右京区花園扇野町49 TEL(075)461-9428

 

妙心寺

次にやって来たのが退蔵院のある妙心寺です。法金剛院から徒歩で7・8分です。
 
南総門(左)と山門(重文)
臨済宗妙心寺派の大本山。東西500m、南北619m、面積10万坪。46の塔頭(たっちゅう)があります。





門に「只今、紅しだれ桜」見頃です。の張り紙があります。
 


一番大きいしだれ桜

(史跡名勝)枯山水 元信の庭
枯山水の庭園にかかるしだれ桜が何ともいえず美しい。

  
山吹(八重)としだれ桜のアップ

茅葺の東屋から見るしだれ桜と山吹(余香園)


  
水琴窟(つくばい)、ボケ、一重の山吹

茅葺の東屋としだれ桜

一番奥まったところにある観賞スポットから庭園を見る。
視界から人が見えなくなるのをひたすら待っています。


妙心寺 退蔵院 〒616-8035 京都市右京区花園妙心寺町 35 TEL(075)463-2855

再び妙心寺境内に戻りました。
 
大方丈(左) 浴室(明智風呂)(右)
折角なので、妙心寺法堂(はっとう)の雲竜図を見ていくことにしました。待ち時間が20分ありました。、大方丈(重文)の縁側で庭をながめながら時間待ち。30名が案内にしたがって法堂へ。直径12.5m、円形吊天井に描かれた大迫力の龍は、狩野探幽が8年もの歳月をかけて完成させました。どこから見ても目がこちらを向いてみえることから”八方睨みの龍”とよばれています。

  
境内で見かけたお坊さん。塔頭は46カ院ありますが、ほとんどが非公開です。(中・右)

妙心寺を出て仁和寺に向かいます。

民家の塀や2階の屋根にもプランターがぎっちり。管理が大変でしょうね。

 



次にやって来たのが世界遺産・仁和寺です。妙心寺から歩いて15分ほどです。

巨大な仁和寺の二王門、知恩院、南禅寺の三門と並ぶ京都三大門の一つです。
向こうに見えるのが中門です。それにしても何と人の多いこと。

 
立派なしだれ桜(左)御室桜はまだちらほらと咲き始めたばかりです。

五重塔(重文)各層の屋根の大きさがほぼ同じだそうです。

コバノミツバツツジが満開でした。ピンクがかかった紫色が鮮烈です。
 
金堂(国宝)慶長18年(1613)に御所の旧紫宸殿を移築したものです。一番奥まったところにあります。

鐘楼とソメイヨシノ(もうだいぶ散っていました)

宸殿もみることにしました。別途拝観料(500円)が必要です。
  
宸殿から勅使門や白川砂と杉松を眺める人達(左)


旧御室御所・世界遺産 仁和寺 〒616-8092 京都市右京区御室大内33 TEL(075)461-1155

 




本日最後の訪問地、世界遺産登録の龍安寺です。
 
こちらも広い境内です。
鏡容池


しだれ桜も見事です。
 
シャクナゲが満開でした。
 
龍安寺といえば、「石庭」ご覧のようにたくさんの人です。
外国人観光客が目立ちます。


菜種油をを混ぜた土で作られている土塀は、どこか風格が感じられます。
 

ゆどうふを食べました。
  


お店の庭園内にも立派なしだれ桜とシャクナゲがありました。
 
再び鏡容池です。

池面に映る桜も美しい。
世界文化遺産登録 大雲山 龍安寺 京都市右京区龍安寺御陵下町13 TEL(075)463-2216
おわり

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