兵庫陶芸美術館と姫路市立美術館
華鴒大塚美術館友の会 春の美術展鑑賞旅行 平成19年5月27日
 

久しぶりに友の会の鑑賞旅行に参加しました。今回は兵庫県の兵庫陶芸美術館と姫路市立美術館です。どちらも初めてでした。天気もよくて最高の一日となりそうです。美術館前を7時に出発しました。





よく立ち寄る高速道路・吉備SAですが、バスのガイドさんが「6月のはじめ頃、蛍が飛ぶんですよ」と話していたので、どんなところか見ておかなければとトイレ休憩の15分間を利用して行ってみました。すると一番端に妙な建物がぽつんと立っていました。電柱と、古めかしい建物。なんだか懐かしいホーロー看板。ご覧のようにごみ入れも凝っています。あとでいろいろ調べると飲料メーカーが2004年から売り出している懐かしのシリーズのようでした。でもこんな端っこに来る人いるのかな!と少し疑問も残りました。逆にSAの真ん中ではあまりにも違和感があり過ぎのようで納得です。

 
店は閉まっているのかな、と思いましたがもともと自販機のみのようです。ごみ入れも素敵でしょう!
復刻堂

 
さらに奥に進むと小さな小川がありました。蛍はここにいるようです。ゆすらめもありましたよ!




10時20分頃、兵庫陶芸美術館に着きました。なんと美しい建物でしょう。しかも新しい。これは期待できそうです。資料によりますと、開館は昨年の6月だそうです。なんでも建物と美術品で50億かかったとか。すごいですね。現在、特別展「兵庫の陶芸」、テーマ展「丹波の壺」を開催中です。


 
エントランス棟があります。美術館の入り口です。エレベータで3階まで上がります。

 
するとご覧のような通路があります。(左)、通路からの眺めも素晴らしいですね。(右)

      
通路を渡り切ると展示棟です。展示棟には、1階に2室、2階に2室、B1階に1室、合計5室の「展示室」があります。
正面には特別展の大きな看板がありました。窓も額縁のようで素敵ですね。

 
展示棟からみる管理棟です。(左)、本日、案内をしていただいた学芸員の坂本さんです。美しい方です。(右)
 素晴らしい陶芸の世界でした。伝統の丹波焼をはじめ、きわめて斬新な若手の作家の作品も数多く展示されていました。陶芸のことは何もわからない私ですが、個性のある作品をひとつひとつ見ていると時間もあっという間に過ぎていきました。写真でお見せできないのが残念です。

 兵庫陶芸美術館の収蔵品は、全但〈ぜんたん〉バス株式会社の当時の社長田中寛〈たなかひろし〉氏(1904〜81)が昭和41年に創設した、「(財)兵庫県陶芸館」からの寄贈および購入による陶磁器913件が中心となっているそうです。

     (左)カフェ「フォレスト」の入り口を飾るオブジェ
     (下)ご覧のような芝生のほっとする空間もあります。

屋外の庭を眺めながら時間待ちをする会員の方たち。なかなか絵になるカットです。

 
昼食場所フレンチレストラン「ラ ピエール セラートです。本日は洋食が苦手な方に和食も用意されました。
美術館にこのようなレストランが併設されているとは驚きです。味は本当によかったです。

 
よく見るとアイウエオカキクケコとあります。
兵庫陶芸美術館 住所:兵庫県篠山市今田町上立杭4




バス専用駐車場を降りてゲートに向かうところです。(左)      スイレンが咲いていました。(右)


伝産会館
館内は資料保存室と展示室にわかれ、資料保存室には「古丹波」の名品の数々が展示されています。
展示室には現代作家50余人による、力作が展示されています。


お隣に県立の兵庫陶芸美術館が出来て影響の方はどうなんでしょうか!
少し気になりました。相乗効果でお客さんが増えるといいのですが!



登り窯(左) 窯元横丁(迷路のように入り組んでいます)

丹波焼の50軒を超える窯元すべての作品を買うことが出来る「窯元横丁」。木造りの空間で、中は迷路のように入り組んでいます。ここで買い物をしようと思ったら最低1時間は必要ですね。時間が無かったのでじっくり見れませんでしたが、なんとか記念にご飯用のお茶碗=850円をひとつ買うことができました。
陶の里(すえのさと) 丹波立杭陶磁器協同組合
兵庫県篠山市今田町上立杭3





 

陶の里から一般道を通って姫路市立美術館にやってきました。上の左の写真はバスを降りて美術館の裏口から入るところです。このレンガ造りの建物は明治時代に造られたもので武器庫だったそうです。つい姫路城の方に目がいってしまいます。今日は黄砂のため視界が悪く空の青さがいま一つでしたね。

展示は、ちょうど特別展示が終わったところで、常設展示のみでした。学芸員の方から絵の見どころなどを聞いているところです。コロー、モネ、クールベなど近代フランス画の作品をじかに見れて少し感動しました。

姫路市立美術館
よく雑誌などで紹介されているカットです。姫路城天守閣とのコラボレーションは素敵ですね。

 





姫路城

 
世界遺産に指定されている国宝・姫路城。外人観光客も多いですね。

15分ほど時間があったので、お城の東側にある市立美術館から天守閣を回り込むように急ぎ足で正面広場までやってきました。今回で2度目でしたが、ほんとに久し振りという感じでした。どこを撮っても絵になる風景ですね。

西日をうけてまばゆいばかりに輝く天守閣です。きれいですね。

 
城内で出会ったワンちゃんです。

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