えひめ 内子紀行 | |
平成19年7月15日(日) | 愛媛県喜多郡内子町 |
三連休の初日に台風が通過して、今週は出かけれらないと思っていましたが、中日の日曜日台風一過まずまずの天気となりましたので、かねてから行きたいと思っていた愛媛県内子町の八日市護国の古い町並みを訪ねることにしました。 |
今日は一日曇り空でしたが、時折見える青空がとてもきれいに見えました。(来島海峡SAより) 多々羅大橋:左(生口島の瀬戸田SAより) 来島海峡第三大橋:右(来島海峡SAより)
案内図を見ながら歩いていると、案内の標識が目に留まりました。「←八日市護国の町並み 上芳我邸」 その途中で見かけた猫の親子。(右) なんとなくそれらしい景観が見えてきました。やっと着いたかという感じです。時刻はすでに13時半頃になっていました。 町並み保存地区は、昭和57年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。 本芳我邸(ほんはがてい)付近の町並みです。このあたりが一番美しいですね。 背景が山なので、随分のどかな感じがします。道幅が思ったより狭く感じました。
どこを見ても絵になる風景があります。 町並みで特に素晴しいと思ったのがこの本芳我邸(ほんはがてい)です。明治17年建築(重要文化財指定) 本芳我邸は町一番の豪商だった芳我氏の屋敷。左が土蔵で、右が主屋です。(随分豪華ですね。) 随所に漆喰を使った鏝絵(こてえ)の意匠が見られます。(左から朝日ツル、亀、ツル) 主家の懸魚(げぎょ)です。朱が入ると随分華やかになりますね。鏝絵で作られています。 懸魚の下に「丸にカタバミ」の家紋が見えます。 (懸魚:屋根の破風に取りつけて、棟木(むなぎ)や桁(けた)の木口を隠す装飾のことです。) 邸宅内は非公開でしたが、庭園は見学可能です。真ん中奥にあるヒノキの樹形がとてもきれいでした。
通りから見た上芳我邸(かみはがてい)の主屋です。本芳我邸ほどの美しさはありませんがとにかく大きな建物です。 入口が小さいので少しわかりにくいかもしれません。横断歩道があるのは向かいが内子中学校のためです。 ただ交通量はほとんどありません。(左) 主屋の南面、二段の庇がなんとも豪華です。奥行きもありますね。(右)
主屋の天井裏です。大きな木組みです。(左)大変広い炊事場です。(右) 主屋の二階から見た別棟です。釜場、出店倉、物置、土蔵などが並んでいます。 このカットはよく誌面で紹介されていますね。 釜場 晒蝋づくりの作業場を再現したものです。それぞれの工程が紹介されています。 ハゼの実があったので触りましたが、「かぶれることがあるので注意」との張り紙にあとで気が付きました。 大変かぶれやすい体質なので心配しましたが何ともなくてよかったよかった。もちろんすぐに流水で手を洗いました。(左) 蝋絞り小屋の搾り機です。横からくさびを打ち込んで圧力をかけるんですね。(右) 製蝋用具展示棟 広い敷地内にある展示棟です。平成6年建築(左) 小さな人形で作業の様子が精巧に再現されています。(右) 展示棟の入り口付近です。とても斬新な造りです。
保存地区の一番北のあたりです。このあたりまで来ると人通りも随分少なくなります。 護国の町並みで見たレリーフです。 みやげ処・内の子(八日市) 甘味喫茶COCORO(本町4)/向こうが下芳我邸(本町4) 大森和ろうそく屋(坂町)
土居染物店(本町付近) 坂見輝月堂(本町付近)和菓子屋さんでしょうか。 内子座の外観。実はこの正面の前の道路が狭いためいくら引いて撮っても全体が入らないのです。 え、?というくらい住宅地のど真ん中にあります これでも結構、広角なんですが、前のお宅の2階からなら、よい写真が撮れるでしょうね。
何回も何回も言っているのを聞き、笑ってしまいました。ちなみにチケット代は4000円でした。
大正10年頃の薬屋店頭の様子が再現されています。ここは通りからでも直に見れるようになっています。 さらに中に入ると、食事の様子、接客の様子、炊事洗濯の様子などが人形でリアルに再現されています。 (中は有料です。) 通りから見る資料館です。正式には[商いと暮らし博物館]と言います。左の端に入口があります。 受付に座られた女性の方はこの家の血筋を引く方だそうです。 (左)女中が朝食の後片付けをしています。(中)接客の様子です。(右)2階から見る敷地内の様子です。 この人形たち、センサーで人が来るのを察知するといろいろ言葉をしゃべります。
町内にはいろいろレトロな建物がありました。 町立図書館(左) 伊予銀行内子支店(右) 金光教内子教会(左) 内子タクシーのレトロな建物(右) 内子町役場HP 内子町おわり 帰りに寄った伊予灘SAにて このSA、非常に眺めの良い高台にあります。 古い町並み一覧に戻る |