鹿さんがお出迎えしてくれます
多くの人が行きかう石畳の参道。鹿の落し物があるので注意が必要です。
この南大門は鎌倉時代に再建されたものです。右は金剛力士像。どちらも国宝です。
とにかくここまで来たら大仏さんを見ないと
受付を入ると回廊沿いにハギが植えられていました。花が咲いて今が見頃でしょうか。
大仏殿の大きさには圧倒されます。入口付近の人と比較するとその大きさがわかります。世界最大の木造建築物といわれていますが、現在では集成材を利用したこの建物を上回るものもあり、木造軸組建造物では世界最大、もしくは世界最大級というのが正しいようです。幾度となく戦火により消失。現在の建物は江戸時代に再建されたものです。もともとは、横幅が1.5倍もあったようです。
|
線香を立てて身を清めます。
大仏殿の入口を入るとまず大仏さんを写真に撮ります。頭部は江戸時代に補修されてています。
天平時代の建立当時のものはほんの一部です。
二月堂裏参道で沢ガニを見つける
公園内をオス鹿を先頭に移動する鹿の群れ(左)二月堂裏参道の沢ガニ(右)
東大寺で一番楽しみにしていたのが二月堂裏参道です。土壁が連なる風情ある通りです。参道脇の小さな水路に沢カニがいます。入江泰吉は「この参道の、ものさびた光景こそ、いかにも古都奈良らしい情感が漂う
たたずまい」と語っています。 |
いろいろお話をしていただきました
堂内に奉祀されている「草鞋ばきの法然上人御画像」(右)
戒壇院に行こうと思ったら気になる小さなお堂がありました。花が生けてあったので覗きこんでいたら中から、「どうぞお入りください!」と女性の声。浄土宗のお寺で、知恩院や誕生寺の話など、宗祖法然上人の話で話がはずみました。毎日は開けていないそうです。もともとは大仏殿の計画図面を(指図という)を展示するお堂が立てられ、指図堂という名称は、このことに由来しています。 |
他には誰もいない堂内。いろいろ歩きまわったので、畳の部屋は落ち着きます。
界隈
小鹿は、バンビ、バンビと人気の的です。さわやかな秋の空です。
団体専用の食事処でした。
1階は、お土産フロアになっています。食事もさることながら、私は道路の向かい側にある大乗院庭園や奈良ホテルが気になっていました。
甦った大乗院庭園
大乗院庭園 国の名勝に指定されています。
平成7年(1995年)から奈良文化財研究所による発掘調査と並行して復原工事が進められていました。平成22年(2010年)に復原事業が完成。現在は、一般来園者が庭園内を散策することができるそうです。時間がなかったこともあって柵の隙間からレンズを入れて撮影をしました。 |
ちょうど結婚式があったようです
チャップリン、オードリーヘップバーン、ローマ法王、ケ小平など世界の名だたる著名人が宿泊しています。明治42年営業開始、桃山御殿風檜造りでクラシックな優雅さが漂います。建築費はあの鹿鳴館の2倍かかったそうです。 |
庭園の横に教会がありました。
奈良ホテル 0742-26-3300(代)〒630-8301奈良市高畑町1096 |
阿修羅像に会うのがとても楽しみでした
国宝館
興福寺 710年創建。1998年に世界遺産に登録され、1999年から日本国の史跡整備保存事業として、発掘調査が進められています。平城京での創建1300年を期に中金堂が再建中で、南大門の再建も計画されているそうです。国宝館、前回の平成20年に来た時はガラスケースに入れられていましたが、文化財に与える悪影響が少ないLED照明が採用されたことにより、多くの仏像がガラスケースなしで見られるようになりました。阿修羅像ですが、なんといっても実物が一番美しいと思いました。 |
五重塔と東金堂(共に国宝)
この人たち何? プラカードに天平衣装なりきり体験 オープンイベント1500円とありました。
急ぎ元興寺に行ってきました
30分ほど時間があったので元興寺まで行って来ました。
このお寺は、夏のキキョウと秋のハギが有名です。
極楽坊本堂(国宝)から見る石仏と彼岸花
|
極楽坊本堂がご覧のように重厚な造り
|
日本最古、飛鳥時代の瓦 |
夏のキキョウもいいですが、秋の彼岸花も絵になります。
元興寺 〒630-8392 TEL0742-23-1377 奈良市中院町11番地 |
ならまちの町並み 猿沢池の亀は有名です。
元興寺から興福寺駐車場に帰るときに見えた五重塔。どこか京都にいるような錯覚を覚えます。
あまりの広さにびっくり
駐車場に観光バスは一台もいませんでした。とにかく第一次大極殿を目指します。
それにしても何と遠いことか。
駐車場から出るとすぐに踏切に遭遇します。(近鉄奈良線)
ただひたすら歩きます。朱雀門から大極殿まで直線で800mですが、迂回していかないといけないので
片道、ゆうに1キロ以上あります。
第一次大極殿
2010年に開催された平城遷都1300年祭は、大変な人出だったようですが、現在はご覧のように落ち着いています。大極殿は平城宮最大の宮殿で、当時、天皇の即位式や外国使節のとの面会など、国の重要な儀式のために使われていました。 |
大極殿内部 とても天井が高く、広い空間です。
高御座(たかみくら)は天皇が儀式のときに着座しました。(右)
欄干に付けられた五色の宝珠 このように美しいものが当時あったとは驚きです。
大極殿の内壁、高さ7mのところに、東西南北をつかさどる四神「青龍、白虎、朱雀、玄武」十二支の動物がそれぞれ描かれています。筆をとったのは、奈良市在住の日本画家・上村淳之(うえむらあつし)氏だそうです。 |
朱雀門 駐車場の近くにありました。平城宮の正門です。
おわり
井原までバスで4時間です。今日はほんとによく歩きました。
旅日記一覧に戻る
|