熊本県 阿蘇・黒川温泉大分県久住高原・くじゅう花公園の旅 
平成21年5月21日(土)・22日(日) 天候=曇り時々雨


愛犬のムックをペット美容室に預けて、久しぶりの一泊旅行をしてきました。行き先は黒川温泉のある熊本県。あの雄大な阿蘇の草千里ヶ浜と米塚、そしてパン君とジェームズのいる阿蘇カドリー・ドミニオン、眺望の素晴らしい大観峰を経て、黒川温泉に泊り、おいしい食事と湯で疲れを癒す。翌日は大分県に入って、くじゅう花公園九重夢大吊橋を巡るという日程です。私の住んでいる岡山県からは片道600キロ以上、このように車で遠出したのは初めてです。一番心配なのは、お天気でした。天気予報ではあまりよくない様子。雨さえ降らなければと、あとは神頼みです。(左は山口県壇ノ浦SAから見た下関大橋)





 
カドリー・ドミニオンから一気に登ってきた阿蘇パノラマラインです。いろんな種類の牛や馬が放牧されています。
上の画像の牛は、岡山県蒜山のジャージー牛に似ています。

米塚

本当にきれいな緑の小山、懐かしい米塚です。思えば高校の修学旅行以来のご対面です。
このあたりのパノラマライン、カーブが多く危険ですが、その美しさに、度々車を停めて撮影をしました。
米塚、真ん中の線は土塁です。その昔、放牧の牛馬が他の土地に行かないように築かれた境界線です。
 
草千里展望所付近。うれしいことに晴れ間も見えてきました。
展望台のお土産屋さん。「阿蘇中岳」「燃える大阿蘇」の看板はどういう意図で置いてあるのでしょう??



草千里ヶ浜

下の道路は阿蘇中岳に通じています。
  
左は引き馬による観光乗馬を楽しむ人。雨水がたまった池は、冬季、天然のアイススケート場になるそうです。



テレビ番組「天才・志村動物園」でお馴染みのぱん君とブルドックのジェームズがこの阿蘇カドリー・ドミニオンにいるとは知りませんでした。あの阿蘇の草千里ヶ浜からはすぐのところ、近くまできたら一度訪ねてみたいところです。入園口付近から見るとそんなに広く感じませんが、丘陵地にいろんな施設が整備されていて何とその広いこと。入園料は2300円、一見高く思えますが、これだけ見るところがあればそうではないかも。ぱん君とジェームズの出演するみやざわ劇場は、入園口からさらに420m先にあります。

 
入園ゲート(左) ゲート手前の人口池の鯉。

十二支園 ご覧のような日本庭園もありました。青空がのぞいています。
 
みやざわ劇場はまだまだ先です。劇場内撮影禁止なので、この看板で我慢です。ふれあいステージで、勇敢にも大蛇を首に巻く少女。

ベアバレーには250頭のクマがいます。手を挙げてこっちこっちとおやつを催促するクマのユーモラスな姿がとても滑稽です。

カドリーホール スウィングステージ
バンペイユ太郎が鬼退治に行くストーリー。桃太郎の桃を熊本の名産バンペイユに変えて
作られた笑いと冒険のストーリー。観客もボールを投げるなど舞台と客席が一体感のあるものとなっています。

阿蘇カドリー・ドミニオン 熊本県阿蘇市黒川2163 TEL0967-34-2020



 大観峰に向かう途中で見たビューポイント



阿蘇一番の展望スポットですが、残念ながらご覧のように眼下はほとんど視界が利きません。天気がよければ阿蘇五岳が見えるはずなのですが。お釈迦さまの寝姿に似ているところから涅槃像ともよばれているそうです。
下に見える升目状のものは、水田です。頂上付近には「大観峯茶店」という大きなレストハウスがありますが17時半で終了でした。大観峰の峰という字、峯とも書かれいろいろですね







今回の旅の一番の目的は、温泉に入ってゆっくりすること。私の弟夫婦が、一昨年とてもよかったというので行ってみることにしたわけです。温泉宿は川沿いの傾斜地に建てられています。色のトーンがどの旅館も同じで、とても落ち着いた雰囲気となっています。

 
早朝、食事の前に温泉町を散策しました。ほんとに静かな佇まいです。


黒川温泉には特に大きな旅館はありません。そこがいいところかもしれませんね。
寄り添うような建ち並ぶ旅館です。



   
路地にピンクの藤が花穂を垂れていました。涼を演出する旅館前のつくばい。
通りのいたるところに見ることができる野草。大事に育てられています。


   

 
カーブした坂道はどこか風情がありますね。


 
地蔵湯は町営の温泉(左) 黒川温泉、中心部を散策すると約25分です。でも遠い旅館は3キロ先です。


 
私が宿泊した優彩。設備・温泉・食事・サービスは文句のないところですが、情緒を求めるなら小さい宿の方が良いかも。
旅館はニーズに合わせて選びましょう。

  

優彩 熊本県阿蘇郡南小国町黒川温泉 TEL0967-34-2020


ここから翌日です。
瀬の本高原
 
黒川温泉を出てすぐのところにある瀬の本高原


久住高原
 
とある展望台です。実は、今回の旅で一番素晴らしいと思ったビュースポットです。
どうです!。素晴らしい眺めでしょう。






くじゅう花公園は、大分県になります。興味はあるもののそれほど期待していたわけではありません。到着したのは朝9時前、駐車場はまだまばらの状態でした。私の住んでいる岡山県井原市に比較的近い広島県世羅高原のチューリップで有名な世羅高原農場は15万uですが、このくじゅう花公園はさらに広く20万uもあるそうですから驚きです。


久住高原に広がるくじゅう花公園は、春から秋にかけ500種、300万本の花々が咲き誇ります。


  
エセアカシアの花はどこかフジに似て優雅です。

入園ゲートからすぐのところにある彩りの丘


 
カントリーガーデン 遊歩道沿いにある花壇はとてもきれいに整備されています。


お花のパッチワーク 天空を彩る花畑
春彩の畑 素晴らしい色彩で絶句。

春を彩る花公園の花々の中でも、人気を集めているのが春彩の畑(しゅんさいのはたけ)ディモルフォセカ・シレネ・ギリア・ネモフィラ・ハナビシソウ・ムルチコーレ・ナデシコ・ノースポールの8種11色の花々がじゅうたんのように広がっています。その様子はまるで絵具を出したパレットのようです。(くじゅう花公園新聞より)



その他の花の丘

芝桜 旬は過ぎていましたが、まだまだ健在でした。


リビングストンデージーで覆われた花の丘こちらも素晴らしいです。


切り取ってみました。


ネモフィラ 優しいブルーが涼しげです。

ポピー 遠くに小さく見えるのが人です。
 


 
まだシャクナゲが咲いていました。


ラベンダー(6月上旬〜)サルビア(8月中〜)、も着々と準備が進んでいます。

想像以上に大規模で完成された公園でした。正直、感動の連続。季節的にも一年で一番いい時季だと思います。花好きの人にはたまらないでしょう。これで入園料600円とは随分お得だと思います。恐れ入りました、という感じです。

くじゅう花公園 大分県久住高原850 TEL0974-76-1422





日本一の吊橋です。すごいということでやってきました。橋を支えるワイヤーの曲線が美しいと思いました。
橋の上から、深い渓谷はもちろん、日本百選の滝も望めます。
橋の上は左側通行。雨が降っても傘はさせません。
ガードマンが行ったり来たり、安全を守っています。



九重夢大吊橋
大分県玖珠郡九重町大字田野1208番地 TEL0973-73-3800

吊橋を見た後、小雨となりました。思えば降水確率50%で雨が降ったのは旅館で食事をしているときだけでした。(これは大雨)観光にはまったく支障がありませんでした。これには正直感謝です。九重ICから岡山までまた500キロかと思うと少々疲れますが、またゆっくり来てみたいと思った熊本・大分の旅でした。


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