関宿を訪ねて | |
平成23年7月9日(土) | 三重県亀山市 |
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夏を代表する白のムクゲ。 樋を支える独特の支柱。 関宿で唯一見かけたなまこ壁の蔵。 画像は、中町、通りに入ったところから西方面を見たところです。 季節がら、たくさんのツバメを見ました。 町並みに配慮したデザインの百五銀行。平成9年度、三重県さわやかまちづくり賞を受賞しています。 元お風呂屋さん 右側に女、左側に男の文字。中央には傘の付いた白熱電球。なかなかいい感じで残されています。 このような発見は楽しいですね。 左上:関宿の東の入口にあたる東追分は、東海道と伊勢別街道の分岐点、大鳥居は伊勢神宮を遥拝するためのものです。 左下:年中飾られているしめ飾り 右下:伊藤酒店の蔵はとても立派。焼酎(いも・麦・米)で有名 関宿の町家の特徴 関宿を象徴する町屋です。(平入の二階建が一般的です)
関を代表する芸妓置店二軒
一番目立ったお店、山石はお食事処、百五銀行の斜め前 右は山車倉(だしくら)で四カ所にあります。関の山(山車=やま)という語源になりました。 (左)角のお店・ジコンカの前に置いてあったレトロな自転車 (中右)延命寺山門は、旧川北本陣の門を移築したものです) (右)美容院の看板も町並みに配慮
この建物は、江戸時代末期に建築された、関宿を代表する町家建築の一つです。 左:入口 右:帳場 奥に箱階段 土間の奥に明治時代の自転車がありました。 入館料◆大人=300円 旅籠玉屋歴史資料館と共通 創業:明治15年の桶重さん、板の真ん中に座り桶づくりに精を出すのは、3代目服部さん。 小さな木を何度も何度も重ね確認する作業。なぜか大崎下島・御手洗の時計屋さんを思い出しました。 桶重さんの細工瓦 虫籠窓と起り屋根 いろんな形の虫籠窓があります。唐破風に似た丸みを帯びた屋根は富の象徴?
右:通りから逆に見るとこのような感じ。屋根の一部をくり抜いてありますが人がいなければわかりません。 宿場町がそのまま生活の場として残っている町並み。守り続けてきた古さがいま新しい。 左が玉屋歴史資料館、右が石垣屋 旅人宿 石垣屋 築120年の古民家 素泊り宿 一泊・3500円 HPはこちら
玉屋の虫籠窓。屋号にちなんで、宝珠の玉(玉から火焔があがる様)をかたどっています。 内側から見ると、こんな感じです。(右) 土間から入口付近を見る 上中:土蔵(浮世絵展示室になっています) 左下:店の間の階段 間隔があまりにも狭く、とても登りにくい階段でした。 下中:二階座敷の布団を敷いた当時の様子が再現されています。 右下:遠くに坪庭と離れ座敷が見えます。 資料館を出たところで亀山市観光協会の方からアンケートに協力を求められました。お礼にストラップをいただきました。 江戸時代からの味と文化を受け継ぐ深川屋の銘菓「関の戸」 庵看板(いおりかんばん)は瓦屋根のついた立派な看板。例によって江戸側がひらがな、京都側が漢字になっています。
志ら玉(前田屋製菓) 関塾のほぼ中心にある関郵便局は、江戸時代には高札場があったところです。 会津屋 地蔵院門前の町並み 「会津屋」は関宿を代表する旅籠のひとつです。もとは山田屋と言いました。 現在は、関宿名物「山菜おこわ」と「街道そば」の店となっています。 漆喰細工や瓦細工は、子孫繁栄、家運長久などを願って職人が技をこらしてつくったものです。 どこか、内子の鏝絵(こてえ)に似ているとおもいました。探しながら歩くのも楽しいですね。 地蔵院
本日の出費 8,860円 高速バス代=往復6,000円、JR京都から関駅=往復2,560円、拝観料300円 (おみやげ、食事代を除く) おみやげは、関の戸と赤福 参考文献 亀山市関宿観光パンフレット、山と渓谷社「関西小さな町小さな旅」 古い町並み一覧に戻る |