ウイリアムズ FW16 製作記4

 

2011.01.30(日曜日)

カーボンデカールを貼り終えましたので、いよいよ終盤です。

今日から小物類を仕上げていきたいと思います。

まずはオンボードカメラ。

真鍮線を差し込んで跡づけしやすくしました。

ちなみに、オンボードカメラはキットのままメッキを落とさずに使用しました。付け根の部分にカーボンデカールを貼ってアクセントにしました。

続いてはタイヤを仕上げていきたいと思います。

ホイールにエアーバルブを接着し、タイヤを填め込みました。

グッドイヤーのデカールを貼って完成です。

なかなか良い感じに仕上がりました。

足回りは一番見えてしまうところなので、ブレーキも良いアクセントになるよう塗装で仕上げていきたいと思います。

ディスク部は黒鉄色を吹き付けることにします。

よって、例のごとくキッチンハイターでメッキを剥がしていきます。

ものの数分で簡単に剥がすことが出来ました。

未塗装であったエアロパーツにウレタンクリアーを塗装しました。

これでクリアー塗装は全て完了です。

そういえば、前回の製作記でウレタンクリアーを塗装した後、ピュアシンナーを使用したと記述しましたが、よくよく考えると、ピュアシンナーはラッカー系シンナーなので、間違いです。かならず専用のウレタンシンナーを使用してください。

仕上げに専用のウレタンシンナーを軽く吹き付け、綺麗な塗膜に仕上がりました。

塗装をどんどん進めていきます。

シャシー、サスペンション関係、シート、エンジン等にセミグロスブラックを吹き付けました。

エンジン・ギアボックスは細かく塗り分けをしたいところですが、今回はプロポーションモデルでリアカウルを接着してしまうので、黒一色の塗装でとどめます。楽をしてしまいました。

ヘッドレスト、アンテナ、ステアリングはフラッドブラック吹き付けました。

ステアリングの中央は後でセミグロスブラックを筆塗りで塗装しておきます。

さて、足回りを格好良く決めるためにブレーキディスクの塗り分けを行います。

サークルカッターでくり抜いたマスキングテープを貼ってマスキングします。

色々と資料を見ましたが、中央部分はシルバーやゴールドが多いようです。

模型映えするのはゴールドなので、ゴールドを塗装することにします。

ガイアカラーのスターブライトゴールドを吹き付けてみました。

この後、マスキングしてブレーキディスク以外の部分をセミグロスブラックで塗装しました。

3色に塗り分けがされると、良い雰囲気が出ました。

ブレーキキャリパーは、後ほどキット付属のままのメッキで接着しました。

細かい塗装がほぼ完了したので、完成に向けてボディーの研ぎ出しを行いました。

いつものように#2000のペーパーを当てて、段差を無くしてからタミヤのコンパウンドを使って研ぎ出します。

F1のボディーは複雑な曲線が多いので研ぎ出しは大変です。

時間をかけてじっくり磨いていきます。

タミヤコンパウンドの一通りのメニューをこなし、完了です。

これくらいツヤが出てくれればOKでしょう。

後は、パーツを組み上げていくだけです。

完成目前まで迫りました。

 

 

2011.01.31(月曜日)

今日はパーツを組み上げていきます。

その前に、リアカウルのテールランプの部分。

インストでは特別な指示はありませんが、このままでは殺風景なので、それらしく表現してみたいと思います。

4o×3oに切った透明プラ板にクリアーレッドを塗装してテールランプを表現します。

このまま貼っても問題ないとは思いますが、下地にメッキテープを貼って光沢感をUPしたいと思います。

キット付属のクリアーパーツを接着して完成です。

どうでしょうか、少しはそれらしくなったと思います。

続いてはシートを作成していきます。

今回のキットには、初回限定のシートベルトセットが付属されていました。

少々厚みに問題はありますが、雰囲気は出ていると思います。

こういうちょっとしたサービスは有りがたいですね。

初回限定でなく、標準で付けてくれればと思いますが。

仮り組みの段階でシートを後填めできるようにしておきましたので、難なく固定することが出来ました。

アンダーシャシーと合体してモノコックは完成です。

シートが収まるとF1マシンぽくなってきました。

エンジン・ギアボックス、サスペンションアーム、ブレーキを取り付けました。

本来ならここで多少のエンジンの作り込みとなるわけですが、今回はオミット。必要最小限のパーツだけ取り付けて終わりとします。

次回はエンジンも含めて作りたいですね。

それではカウルを固定します。

アンダーシャシーとの接着には瞬間接着剤を使用して強力に接着しました。

カウルを開けられないのは少々寂しいですが、それは次の機会に取っておきます。

給油口はキット付属のメッキパーツにエナメル塗料を流し込み、綿棒でふき取りました。

これだけで、十分リアルに仕上がりました。

最後に、サイドミラー、アンテナ、タイヤを固定して完成です。

基本的に接着剤は瞬間接着剤を使用しました。ウレタンクリアーで塗装してあげると、塗膜を侵すリスクが減る上に、接着も早いのでとても便利です。でも、付けすぎは要注意です。あくまでも点付けで。

やっと完成することが出来ました。

ここまで来るのにとても長い道のりを辿りました。

途中、塗装の失敗で剥離させるという無駄な作業と放置期間が長く、着手から10ヶ月間もかかってしまいました。

その分、完成の喜びも一入です。

今回のキットは、フジミらしくサスペンションロアアーム取付位置の問題やデカールの問題など細かいところはたくさんありましたが、基本的には組みやすく良いキットです。

完成させると格好いいロスマンズマシンが完成します。

カーナンバーは、0のデイモン・ヒルです。

サンマリノグランプリ仕様は、アイルトン・セナで作成される方がほとんどだと思いますが、私は今回、ヒルで作成しました。今ひとつ、セナのラストマシンを作る気になりませんでした。

でも、いつの日か、カーナンバー2で作成したいと思います。

これでFW16の製作記はおしまいです。

色々とトラブルはありましたが、最終的に満足のいく仕上がりとなりました。

完成写真はここからご覧になれます。