ウイリアムズ FW16 製作記3

 

2010.12.21(火曜日)

今日はマスキングしてブルーの塗装を行っていきます。

前回、カッティングシートで位置を確認しておりますので、それを基にマスキングしていきます。

写真はマスキングが完了したところ。

慎重に作業を行ったので、マスキングに3時間くらいかかっております。

懸案事項であったモノコックにくる丸いロゴ。

フジミの付属のデカールだと明らかに大きいので、とりあえず丁度良いサイズになるようにマスキングシートを作成し、貼っておきます。

このサイズに合うデカールを自作しようと思います。

マスキング作業が完了したので、塗装に移ります。

前回の失敗をふまえて、どの塗料が良いか色々と悩みましたが、結局、FW16の専用カラーをネットで取り寄せました。

専用カラーを塗装しておけば、間違いがありません。

フィニッシャーズの塗料は、北海道で取り扱っている模型店がほとんど無いので、こんな時はネット通販が非常に便利です。

ただ、送料分高く付いてしまいますが。

そしてフィニッシャーズのブライトブルーを吹き付けました。

色むらにならないように注意をしながら塗装完了。

写真では光の関係で黒っぽく写っていますが、肉眼ではきちんと濃紺になっています。前回の塗装より明らかに青だとわかります。

少し時間をおいてから、おそるおそるマスキングを剥がすことにします。

そして全てのマスキングを剥がしました。

塗膜は半乾きの状態より、少し置いて乾かしてから剥がした方が塗料がビロンと伸びなくて良いようです。

全体的には前回と塗り分け塗装より上手くいきました。

これでモチベーションが上がってきました。

モノコックとカウルはまだ固定していないので、写真では若干浮き上がっております。

がっちり固定してしまえば、ラインの段差は解消されます。

なかなか良い感じに塗り分けることが出来ました。

ここにスポンサーロゴを貼り付けていけば、もっと模型映えするでしょう。

デカール貼りが楽しみになってきました。

次回はデカールを貼っていきます。

 

 

2011.01.13(水曜日)

久しぶりの更新です。

昨年暮れから少しずつ作業の方は進めてきましたが、やっとサイトにUPします。

前回は塗装まで終わっていましたので、デカール貼りの工程に進みます。

さて、懸案事項でしたモノコックのsegafredoのロゴ。キット付属の物はサイズが全然合いませんので自作します。

まずは、ドロー系のペイントソフトを使ってロゴを作成します。この作業は結構大変な作業です。

私はインクジェットプリンターしか持っておりませんので、ガイアから発売されています、おうちdeデカールを使用します。

このサイトでも、一度紹介済みの商品です。

今回はクリアータイプの物を使用します。

デカールを反転印刷しました。

このデカールの特徴は反転に印刷をかけるのがポイントです。印字面がそのまま接着面となります。

ドロー系のペイントソフトを使えば、反転も一瞬で行えます。

あとは、モノコックに貼り付けるだけです。ロゴを貼り付けるところはあらかじめマスキングして下地を白にしていたので、今回はクリアータイプの物を使用しました。

さて、デカール貼りを開始しようかと思いましたが、キット付属のホイールに貼るイエローのデカールが、前後とも同じ径になっている事に気づきました。

どうみても、前輪と後輪とでは径が違います。

そこで、今回はデカールを使用せず、このイエローの部分を塗装で表現したいと思います。

早速、マスキングテープを自作しましたが、テープを貼ろうとしたところ、エアーバルブが邪魔になって綺麗に貼り付けることが出来ません。

そこで、このエアーバルブをを切り取ってしまうことにしました。

切り取った後は金属線に置き換えます。

エアーバルブが有ったところに0.6ミリの穴を開けて0.5ミリの真鍮線を埋め込みます。

この方が若干はリアルになりました。

この真鍮線は一度外し、塗装が終わった後接着することにします。

それでは塗装します。

まず、サーフェイサー→ベースホワイト→イエローの順に塗装します。

各工程で1日間は乾燥時間をとります。

綺麗なイエローになりましたら、自作したマスキングシートを貼り付けて、最終塗装の準備完了です。ちなみに、前輪と後輪とでは半径が全く違いました。キット付属のデカールは使えないでしょう。

写真はブラックを吹き付けたところです。

元通りに真っ黒になりました。

それでは、おそるおそるテープを剥がしてみることにします。

マスキングを剥がしました。

なかなか良い塩梅に仕上がりました。

デカールを貼って位置決めに苦労するより、塗装した方が断然簡単です。

空いている穴には先ほど作った真鍮線をクリアー塗装後に接着します。

それでは、デカール作業の開始です。

一番気になっていた、segafredoのロゴ。

反転印刷なので、表面が確認できず、位置決めが非常に難しいです。

何とか貼りましたが、若干右寄りになってしまいました。ま、OKとします。

あとは、デカールをどんどん貼っていきます。

ところが、一筋縄でいかないのがフジミの設計。

ルノーとエルフのロゴが長すぎです。(反対側は問題有りませんが)

エルフのロゴは、給油口の後ろに来るのが正解なのですが、それに合わすと入り切れません。仕方なく、ルノーとエルフの間にあるマークを狭めて無理矢理位置を合わせました。

台紙から剥がしたあとに気づいたので、そうこうしている内に、エルフの”l”の文字がおかしくなってしまいました。踏んだり蹴ったりです。仕方ないのでこれでOKとします。

これから作成される方はここのバランスを考えた方が良いと思います。

フジミのデカールは白い部分は透けますし、軟化剤を付けるとすぐに溶けてしまいます。デカールのサイズがおかしい問題も有りましたが、なんとかノーズ、モノコック、リアカウル、ホイール、ミラーにデカールを貼り終えました。

出来上がると、格好いいですね。

ちなみに、ロスマンズのデカールはタブ製を使用しました。インストが無いので実車の写真を見比べての貼付になりましたが。せめて、貼る指示を付けてほしいところです。

デカール貼りは全て終わりではありません。

まだ、ウイング関係が残っています。

実車の写真を見ると、ウイングはカーボン素材が使われているようです。

黒塗装で終わらせようと思いましたが、やはりカーボン表現もしたくなってしまいました。

よって、これらにカーボンデカールを貼っていくことにします。

なかなか大変そうです。次回以降カーボンデカールを貼っていこうと思います。

 

 

2011.01.23(日曜日)

とりあえず、デカールを貼り終わったパーツにクリアーを吹き付けることにしました。

今回使用したクリアーはフィニッシャーズのウレタンクリアー。

模型用に作られているので、安心して塗装することが出来ます。

説明通りの配合をすれば粘度がほぼ水のようにサラサラなので非力なL5(クレオスのコンプレッサー)ユーザーでも確実に吹き付けることが出来るクリアーです。しかも硬化後はかなり硬くて研ぎ出しも比較的やりやすいです。

ウレタンクリアーの塗装でワンポイントアドバイス。それは、最後にシンナーを軽く吹き付けてやることです。このとき使用するのは専用の薄め液です。フィニッシャーズならピュアシンナーとなります。

ウレタンクリアーをそのまま吹き付けた状態だと、多少ボタッとした感じに仕上がるのですが、最後にシンナーを吹き付けることで均一な塗膜へと変わります。非常にお勧めです。

全てのパーツに吹き付けてみましたが、モノコックの塗り分けラインデカールが浮いてきてしまいました。

これはデカールが完全に密着されておらず、シンナーに負けて浮き上がってきたと思われます。

このようなトラブルを回避するためには、ウレタンシンナーを吹き付ける前に、軽くラッカー系のシンナーを吹き付けて様子を見ておけば事前に対処出来たはずです。

ウレタンクリアーを吹き付けてからは、どうすることもできないので、目を瞑ってこのまま作業を進めます。

さて、空力パーツ関係にカーボンデカールを貼っていきます。

今回使用したのは旧モデラーズ製品のカーボンパターンデカールです。

このデカールを購入してからしばらく年月が経過しております。価格は600円で、現在発売されている物の半値です。今思えば買いだめしておけばと後悔です。

早速貼っていきます。

翌端板の形に合わせてカーボンデカールを切り抜きました。

主翼と翌端板が初めからくっついているので、2分割にして貼っていきます。

貼り付けはさほど難しい部分では無いのですが、このデカールがくせ者でなかなかパーツに馴染んでくれません。

デカールはパリパリで、硬いです。軟化剤を付けてもなかなか軟らかくなってくれません。旧モデラーズのデカールフィットを塗ってもしばらく時間がかかります。軟らかくなったと思ったら、いきなり溶け始めてぐちゃぐちゃになってしまいます。

非常に手間のかかる厄介なデカールです。

ゆっくりと時間をかけて全てのパーツにカーボンデカールを貼り終えました。

実に、これだけのパーツを貼るのに1週間を費やしました。デカールがなかなか馴染んでくれないので、イライラする作業の連続です。

クレオスのカーボンデカールでしたら、ここまで時間はかからなかったと思います。

今回のマシンのカーボン表現は必要最小限にとどめました。

カーボンデカールの上からスポンサーロゴは貼っていきます。

やはりメインスポンサーのロスマンズがあると格好いいです。

ちなみに、フロントウイングはこの段階で瞬間接着剤で接着してしまいました。

こちらはリアウイング。

リアウイングは、デカールの位置調整のため一度組みましたが、クリアー塗装するときはバラして別々に塗装したいと思います。

さすがにデカールを貼ってからすぐに塗装とはなりませんので、一晩乾燥させます。

これで、ボディー関係のパーツのデカール貼りが完了しました。

余談ですが、今回はセナ車では無く、ヒル車にしました。少数派だと思いますが、私はヒルが好きなので。でも、次回作るときはセナ車にしたいと思います。

さて、つぎの工程はサスペンション、アンダートレー、内装等の塗装に進みたいと思います。