レクサス LFA 製作記5

 

2011.07.19(火曜日)

今日で完成させたいと思います。

スジボリ堂から、UVクリアーというものが発売されておりました。

これは、クリアーパーツを接着する時に使うもの。

クリアーパーツの接着は、接着剤を吟味しないとはみ出したり、接着跡が目立ったりで完成後のクオリティーに大きく影響します。

この接着剤は、硬化後はクリアーで、紫外線を当てることで硬化するという優れもの。

実際に使ってみます。

室内のバックミラーの接着に使用してみました。

接着部にクリアーを少量塗り付けて、クリアーパーツの表面から専用の紫外線ライトを当ててみました。

ものの一瞬で接着できました。これはすごいです。小物パーツの接着なら強度的には問題有りません。もちろん、クリアーなので、仕上がりも綺麗です。

ただ、デメリットも。紫外線を通さない箇所ではこの接着剤は使えません。ようするに、透明部品専用の接着剤です。

鍵穴の箇所には金属線を埋め込みました。

実車がどのようになっているかは、未確認ですが、インストでシルバーの塗装指示だったので、塗装ではなく、0.8oの穴を開けて、0.7oの虫ピンを差し込みました。

ちょっとしたディテールアップです。

虫ピンの頭は、リューターに装着して平らに均しております。

小物パーツを全て接着し、残すはボンネットのみとなりました。

この段階で、ワックスがけです。

タミヤのモデリングワックスを、軽く全体的にかけます。

この作業は必死にやるのではなく、光沢を出すために、軽く行います。付着した手あかや指紋を拭き取る感覚で行いました。

最後にボンネットを取り付けて完成です。

作り始めから2ヵ月も要しましたが、やっと完成しました。

本当は1ヵ月くらいで仕上げたかったのですが、いつものようにすんなりとは行きませんでした。

こうして完成してみると、やはり格好いいですね。

まして、タミヤの最新キットですから、クオリティーはピカイチです。

あれだけのパーツが、こんな小さな車体の中に凝縮されています。

至る所に、タミヤの新設設計がうかがえる、このキット。非常に作りやすかったです。

ただ、パーツ数が多いので、完成させるまでのモチベーション維持が大変なキットとも言えます。

誰が作っても、確実にリアルに作り上げられるのは、さすがタミヤ。

エッチングパーツ、インレットマーク、繊細なクリアーパーツで模型とは思えないクオリティーを醸し出しています。

タミヤのリアルさの追求心が滲み溢れてるキットです。

ただ、最新鋭のCADシステムで非常にクオリティーの高い設計になっておりますが、その反面、ボディーの形状が薄すぎてAピラー部などが折れ易くなってしまっているのが少々残念なところ。

Aピラーは折れ易いと分かっておりながら、注意して研ぎ出したにもかかわらず、折ってしまいました。ここを折らないで研ぎ出す人がいたら、天才だと思います。

エンジン周りも忠実に再現されております。

私はパイピングもせずに素組みで仕上げましたが、このクオリティー。

これにプラグ類が追加されるとよりリアルに仕上がるでしょう。

足回りも完全再現されておりますが、シャシーのパネルカバーを取り付けてしまうとほぼ見えなくなってしまいます。完成後も覗きたいという方は、取り付けない方が良いかも。その辺は工夫が必要です。

さて、これで製作記は終了です。

完成写真はこちらからご覧いただけます。