シトロエン C4 製作記1

 

2012.04.23(月曜日)

今日から久しぶりの製作を再開します。

しばらく何も作っていなかったので、何か、派手やかなインパクトのある車を作りたいと思い、これを選びました。

WRCのマシンを作るのも久しぶりです。ここ数年、日本の模型メーカーからWRCがリリースされてませんね。氷河期状態の中、ヨーロッパの模型メーカーはコンスタントに新商品がリリースされています。

そこで、エレール製のシトロエンC4を入手できたので、サクサクっと作っていきたいと思います。

リハビリ程度に作っていきたいと思いますので、ほぼ手を加えず、塗装に力を入れて仕上げていきたいと思います。

まずはキットの中身から。

自身初となる海外メーカーのキットです。

日本には極端に初回入荷数が少なかったようで、なかなか模型店で見かけることができません。

そんな貴重なキットを、偶然、入手することができました。

パーツ点数は少なめで、エンジンレスで作りやすそうです。これなら、飽きる前に仕上げることができるでしょう。

ボディーは、なかなかシャープで造形も綺麗です。日本のメーカーと遜色がないと、私は思います。

このボディーにはBピラーが存在していません。が、クリアーパーツの方にBピラーが造形されていました。ウインドウと一緒に外はめで取り付けるようになっております。なんだか斬新ですね。

白の成形色もグッドです。

続いてはクリアーパーツ。

フロントウインドウとリアウインドウ(ハッチバックのウインドウ)は一体になっております。

先ほどのサイドウインドウはBピラーと繋がっています。

あとは、フロントヘッドライトとテールランプです。

全体的に、とても透明感が高く、タミヤのクリアパーツのようです。

シャシー関係ーパーツ。

今回のキットは、基本的に白色成形です。

シャシーと内装のフロアが別パーツになっていてい良いですね。

タイヤハウスも個別に再現されております。

こちらはホイール、リアスポイラー、内装関係パーツ。

ロールケージはかなり細いです。実車もこれくらい細いのでしょうか。

今回は、あまり資料がないので、細かいところは気にしないようにします。

スペアタイヤも付いていて良いですね。

こちらはタイヤ。

ゴムで出来ておりますが、形は微妙。

箱車はオープンホイールではないので、取り付けてさえしまえば表面上しか見えなくなるので気にならないと思います。

このキットには大きなデカールが付属されています。

よくよく見ると、右下にルネッサンスのロゴが。クオリティーは問題ないでしょう。ただ、塗り分け塗装となるので、その上にデカールを貼ったとき、透けそうな予感がします。

今回は、塗装に重点を置いて作成していきたいと思いますので、赤い部分はデカールではなく、塗り分けていきたいと思います。

そして、最後にインストです。

海外製のプラモデルなので表記が難しいのかな?と思いきや、ほぼ記号表記なので誰でも見て作れるようになっています。

プラモデルをある程度作ったことがあるにとならば、問題なく作ることが出来ると思います。

そうそう、今回はエッチングパーツも用意しました。

あまりにも、内装があっさりしているので、スタジオ27の専用エッチング使っていきたいと思います。

ただ、このエッチングセットはとても細かいパーツまで用意されているので、全て使うかと言われると、使わないでしょう。

効果的な物を適当に使用していきたいと思います。

 

 

2012.05.05(土曜日)

さぁ、今日から製作していきます。

初のエレールのキットですが、パーツを触った感覚が日本のプラスチックとは素材が違います。かなり柔らかいというか。

ペーパーを当てると、非常に細かいパウダー状の粉が出てきます。柔らかいので、加工はしやすい印象です。

最初は、足回りのパーツから仮組みしていきます。

こちらはフロントを組んだ状態。

で、ふと思ったのですが、タイロッドが存在せず、フロントタイヤが固定式です。

せめて、フロントは蛇角を付けたいので、ちょっと加工することにします。

ただ、このシトロエンC4に、タイロッドがあるのかどうかは不明。

あってもなくてもステアリング出来る状態に改造します。

真鍮線と丸プラ棒、金属線で左の写真ように加工します。

タイロッドを真鍮線一本で作らなかったのは、細かいトーイン角を調整しやすくするためです。よって、真鍮線、プラ棒、真鍮線と結合します。

言葉で説明するのは難しいので、完成形の写真。

これで、左右にタイヤがステアできるようになりました。

ただ、ここにタイヤハウスがきますので、タイロッドを通す穴を開けなければなりません。

だいたいタイロッドを通過する箇所を予測してパーツに印を付けます。

この印の部分をエッチングソーで切り離します。

調整が終わった状態がこんな感じです。

幸い、タイロッドを妨げる物が何もないので、簡単に作ることが出来ました。

エンジンレスでラッキーでした。

足回り関係は、大きな合いの悪いところもなく、気持ちよく組み上がりました。非常にシンプルなパーツ構成ですからね。実車はおそらく、ショックアブソーバーにスプリングが付いていると思いますが、キットはオミットされています。

 

 

2012.05.16(水曜日)

今日から、ボディーの加工をしていきます。

エアーインテークやラジエター開口部は、ふさがっているので、せっかくエッチングパーツを使用するので、この部分を開口することにします。

今回から、最強アイテムの登場です。

プラスチックの開口、切断に威力絶大の超音波カッターを始めて使用してみました。

超音波カッターを使用すると、ものの数秒で切り出すことが出来ました。

弘法は筆を選ばないと言いますが、模型製作においては、良い道具を使用すれば、それだけのパフォーマンスを得られると、私は思います。

超音波カッターでプラスチックを切り出す感覚は、バターをナイフで切るような感覚です。ただ、超高速の振動がプラスチックに伝わるので、熱で溶けるような感じで切断です。

左の写真のように、ある程度余白を残して、あとはヤスリを当てて綺麗に整えます。

ラジエター開口部も超音波カッターで切断しました。

中央部分の細いところは、折らないように注意をしながらゆっくりと切断します。

超音波カッターを使用したおかげで、それほど苦労せずに切り出すことが出来ました。やはり、道具様々です。

超音波カッターという、最強アイテムを手に入れましたので、今後はドア開閉などを製作できたらなと思います。

 

 

2012.05.20(日曜日)

今日もボディーの加工をしていきます。

このキットには、ルーフ部にいろんな突起物がモールドされていますが、研ぎ出しの邪魔になりそうなので、突起物は削り取ってしまうことにします。

その前に、代わりのパーツを製作します。

2ミリのプラ棒を薄く切断し、厚さを整えるために、0.5ミリのプラ板に挟んで、写真のようにヤスリで削りました。

 

左側が既存のモールド。右側が作ったパーツです。

だいたい大きさ的にはOKでしょう。

このパーツは後ほど塗装することにするのでしまっておきます。

代替のパーツが出来たので、既存のモールドは削り取り、目印となる穴をピンバイスで0.5ミリの穴を開けておきます。

ボンネットのウオッシャーノズルなども別パーツを作り、削り取ってしまいます。

 

 

2012.05.30(水曜日)

ボディーの加工もある程度仕上がったので、内装の仮組を行います。

ロールケージは、細すぎかな?と思っていましたが、組んでみると、そこまで違和感はありません。まだ完全に接着していませんが、仮組の状態でも、良い感じで組み上がります。

ただ、ドアの内側が再現されていないのが痛いですね。今回はキットの通り製作するので無視することにします。

ボディーにサーフェイサーを吹き付けました。

サーフェイサーを吹き付ける前に、スポンジヤスリでボディー全体を荒らしてあります。

そうすることで、塗料の食いつきを良くしています。

サーフェイサーを吹き付ける前は、わかりませんでしたが、やはり、下地処理の甘いところが出てきます。

綺麗な塗装を行うために、気になるところはパテを持って、サイド修正します。

サフを吹いてはパテを盛り・・・を自分が納得するまで繰り返します。

プラの感触が柔らかく、加工はしやすいのですが、ヒケがあったりします。

パテは、光硬化パテを使用します。

今までは、瞬間接着剤で傷を埋めていたのですが、硬化後は堅いので削りにくさが難点でしたが、光硬化パテだと、硬化も早いですし、適度な堅さがあって加工しやすいです。

ちょっとした傷埋めには最適です。

ボディーの下地修正もほぼ終わり、ほかに明るい色に塗装するパーツの下地処理を行いました。

一気にサーフェイサーを吹き付けてしまいます。

写真は、サーフェイサーを吹き終わった状態。

やっと、自分が納得する下地が完成しました。

2時間くらい乾燥させて、ホワイトサーフェイサーを吹き付けます。

 

 

2012.06.07(木曜日)

前回までにホワイトサーフェイサー、そして白の本塗装を済ませておきました。

使用したのはガイアカラーのホワイト。

ガイアカラーは乾燥が早く、乾燥後の塗幕も硬いので、非常に良い塗料です。

ホワイトの塗装まで終わったので、ここからが塗り分け塗装の実力が試されます。

シトロエンは、白、赤、黄色、青、黒の5色に塗り分けなければなりません。

非常に面倒くさいマシンです。その分、確実に塗り分けを行いたいですね。

いつものように、塗り分けようのマスキングシートを作ります。デカールを基にCADでデータを作成しました。

マスキングシートをカッティングマシンで切り出し、赤の部分を一度貼り付けて、イメージをします。

写真のマスキングシートの部分がが、赤を塗装する部分です。

今度は、この写真状態のマスキングシートをガイドに、赤く塗装する部分をマスキングします。

写真はマスキングが完了した状態。

マスキングのポイントは、塗り分けるラインはなるべく面積が大きくなるようなマスキングはしないという事です。

大判のマスキングシートを使用すると、それだけ曲面に馴染みづらくなってしまいます。

塗り分け部分はなるべく面積が小さくなるよう、細い物を使用します。

そして、赤を塗装しました。

今回使用した色は、ガイアカラーのブライトレッドです。

マスキングをするには非常に多くの時間を要するのに、塗装はあっという間です。

それではおそるおそる、マスキングを剥がしていきます。

ガイアカラーは塗装してすぐに乾燥してしまうので、30分もすれば、マスキングを剥がしても大丈夫でしょう。

結果は、概ね良好です。

ちなみに、レッドブルのロゴの牛のデカールが大判で用意されておりますが、ふつうに塗り分けた上(黄色・青色)にデカールを貼ると、透けてしまいそうなので、牛の部分は前もってマスキングし、下地を白にしておくことにしました。牛のデカールのサイズに合わせてマスキングしなければならないので難易度は高めです。

ただ、若干、塗料が入り込んだところがありましたが、コンパウンドと綿棒で磨いてやれば簡単に落とすことが出来ます。

塗り分けラインは綺麗に出来たので、満足です。

赤塗装面の右側が白い部分は、レッドブルの牛のマークの足の部分です。

次回以降も、マスキング、塗り分けの連続です。