シトロエン C4 製作記2

 

2012.06.09(土曜日)

さて、今日はレッドブルのロゴの黄色い部分を塗り分けていきたいと思います。

本来、デカールに黄色の部分はあるのですが、フェンダー部分にこのデカールを貼り付けるのは至難の業。ここは、マスキングの手間をかけても、塗り分けたいところです。

先日製作したマスキングシートで、前回と同様のやり方でマスキングします。

ちなみに、レッドブルの牛の部分は塗り分けた色の上にデカールを貼ると透けそうなので、前回と同様マスキングしておくことにします。

そして、黄色を塗装、マスキングを剥がしたところです。使用したのは、ガイアカラーのサンシャインイエローです。

今回も、なかなか良い感じに仕上がりました。

さて、ここまでは、塗り分け塗装でも、単独でできましたが、次回の青塗装は、黄色の部分や赤色の部分と重なるところなので、マスキングも非常に難しくなります。

今までと同様、カッティングマシンで切り出したマスキングシートでマスキングです。

塗り分けの境界線を、重なるか重ならないかのところで慎重にマスキングしていきます。

3度目のボディー全体のマスキングです。

写真は青を塗り終わったところ。

今回使用した色は、ガイアカラーのウルトラマリンブルー2です。

おそるおそるマスキングを剥がしていきます。

塗り分けの境界線が綺麗に仕上がっていることを祈りながら・・・

そして完了した状態がこちら。

角境界線も、はみ出ることがなく、非常にうまく仕上がりました。自己満足度100%です。

レッドブルの牛のロゴの部分をこのように白くしておけば、下地の色におかされることもありません。

あとは、レッドブルのマークが、ジャストサイズであることを祈るだけです。

 

 

2012.06.10(日曜日)

今回は、最後の塗り分け塗装、ブラックを塗装していきます。

デカールを貼る関係上、リアウイングも一緒に塗装します。

また、今回のキットにはヘッドライトのリフレクター部がメッキになっていないので、艶々のブラックで塗装してから、メッキ塗装を行うので、この段階で一緒に塗装しておきます。

ボディーの4回目のフルマスキングです。前回、塗り分けが成功したので、モチベーションが上がっています。最後のマスキングが、さほど苦に感じませんでした。

そして、塗装が完了し、マスキングを全て剥がしました。

我ながら良い感じに仕上がりました。

久しぶりにしびれるマスキング作業となりました。

ちなみに、ブルーの部分は明るいブルーに写ってますが、実際はもっと濃いブルーです。カメラの性能上、どうしても明るく写ってしまいます。

塗り分けも完了し、一番気になっていたのが、この牛のロゴ。

ピッタリと合うか非常に気になるところ。ここがピタッとあってくれないと、せっかくの塗り分けも一気に失意のどん底へ。

気になって仕方がなかったので、ここの部分だけデカールを貼ってみました。

結果はこんな感じ。

若干、白縁が太く感じられますが、全然許容範囲。私的には大成功です。

下地を白にしたことによって、色味を統一することが出来ました。実に満足です。

下地を白にしたので、黒丸で囲ったところに筆塗りで黄色い塗料を点付けしておきました。

これで、次回からデカール貼りを行うことが出来ます。

 

 

2012.06.11(月曜日)

本塗装が良い感じに仕上げられたのでモチベーションも上がりっぱなし。

そんな状態で、デカールを貼っていきたいと思います。

久しぶりに模型を作る楽しさを感じております。

デカールを貼る前に、一度、塗り分け部分の段差を軽減させるねらいと、デカールの接着を良くするためにクリアーを塗装することにします。

ガイアカラーのクリアーを塗装しておきました。

今日は一晩乾燥させて、明日以降、デカールを貼っていきたいと思います。

ところで、今回のキットには、大判デカールのほかに、塗り分けする人のために、別のデカールが用意されていました。

こういった配慮は、模型を作る者からすると、非常にありがたいですね。日本の模型メーカーも見習っていただきたいですね。

 

 

2012.06.12(火曜日)

さて、今日は楽しい楽しいデカール貼りです。

で、いきなりデカールを貼り終えた写真です。

ルネッサンスのデカールは、サイズもきちんと設計されていますし、貼りやすいですし、きちんと馴染んでくれるので扱いやすいです。

ただ、やはりと言うか、下地は透けやすいです。デカール軟化剤も付けすぎると溶かしてしまいますので注意が必要です。

こちらはリア側。

シトロエンのロゴやC4ロゴはエッチングも用意されているのですが、あまりインパクトがないので、デカールを貼りました。

できあがると、やっぱり格好いいですね。

牛のマークは透け対策を行ったのですが、牛の上に貼ったゼッケンのデカールはやはり透けてしまいました。

でも、そこまでおかしくないので、よしとします。

それにしても、ブルーの部分が実際より明るく写し出されています。

何度も言いますが、もっと濃いブルーです。

今晩は自然乾燥させて、デカールを定着させます。

 

 

2012.06.13(水曜日)

昨日まで、デカール貼りが完了しているので、クリアーを塗装します。

その前に、デカールに付いていた糊があちこちに付いているので、一度、ボディーを水で丸洗いします。

糊を綺麗に落としてから、少し乾燥させて、クリアーを塗装します。

クリアーは、いつものようにフィニッシャーズのGP1。たっぷり吹き付けた後、最後にウレタンシンナーを軽く吹き付けて艶を整えます。

写真は、ウレタンクリアーを吹き終わった状態。今回もテロンテロンの状態に吹き付けることが出来ました。

ウレタンクリアーは48時間で完全硬化なので、48時間以上のインターバルをとりたいと思います。

 

 

2012.06.18(月曜日)

ボディーのクリアー塗装から4日以上経過し、いつでも研ぎ出しが出来る状態になりました。

ただ、もう少し放置して乾燥させようと思います。

よって、今日は小物パーツの塗装を行います。

いつものように洗濯ばさみで塗装する色事に分別します。

シャシー、内装のフロアー、ロールケージ、ダッシュボード、シート、ブレーキ等、下地処理をしてそれぞれ塗装を行いました。

ブレーキはキャリパー部にガンメタルを塗装し、スタジオのエッチングパーツを取り付けました。

資料がほとんど無いので、ブレーキがどのようになっているのか全くわかりません。ですので、脳内イメージで塗装を行います。中央部のフランジパーツにはクリアーレッドを塗装して雰囲気を出してみました。

ブレーキディスク部は、エッチングパーツに塗装せず、そのままです。

シャシーはシルバー一色の塗装指示だったので、そのまま従いました。

マフラーを取り付けて、シャシーの塗装は完了です。

このままでは素っ気ないですので、余力がある人は資料を見て塗り分けると良いでしょう。私はこのままでいきます。

残すパーツはセミグロスブラックのパーツのみとなりました。

この塗装が済めば、組み立てへと移れます。

その前に、窓枠の塗り分けをするために、デカールを参考にCADでマスキングデータを作成しました。

デカールをスキャニングし(今回のキットには窓枠のデカールが付いていました)、それを元に縁取りをしてマスキングデータを作成します。言葉で言うとこんな感じですが、以外に面倒な作業です。

CADで作成したデータをドクターステカプラスという専用ソフトに貼り付けて、データは完了。

後は、カッティングマシンで切り出すだけです。

次回は、マスキング作業と塗装を行いたいと思います。

 

 

2012.06.19(火曜日)

今日は昨日作成したマスキングシートを利用して、ウインドウにマスキングを施します。

マスキングの大きさの微調整を繰り返しながら、なんとかジャストフィットのマスキングシートが完成しました。

しかし、マスキングはこれだけでは終わりません。この後は、パーツの凹凸を利用して窓枠になる部分と、塗料が回ってはいけない部分をマスキングします。

地味に、後者の作業の方が大変でした。

さて、クリアパーツを塗装する前にフロントグリルのパーツを塗装します。

フロントグリルはエッチングパーツが用意されていますので、使用します。

エッチングパーツにメタルプライマーを吹き付けて、つや消しブラックを塗装します。

乾燥してから、エッチングパーツに付属されていたテンプレートを使用して、シトロエンレーシングのロゴを、ガイアカラーのホワイトで塗装しました。

ちょっとつぶれた感じになってしまいましたが、OKとしましょう。

クリアパーツには、ガイアカラーのブラックを塗装しました。

恐る恐るマスキングを剥がしてみましたが、なんとか塗り分け完了。

ただし、一部に塗料が剥がれてしまった箇所がありましたので、後ほどタッチアップしておきます。基本的に、エレールのキットは塗料が乗りづらいので、塗装する前に中性洗剤で良く洗った方がよさそうです。

 

 

2012.06.21(木曜日)

塗装もいよいよ大詰め。

今日はセミグロスブラックを塗装します。

以外と細かいパーツが多いので、持ち手を付けるのが大変です。

最近のお気に入りはスジボリ堂から発売されている塗装の持ち手。料理用の竹串の先端にクリップが付いていて、簡単に保持できます。20本入りで525円でコストパフォーマンスに優れています。

この後、エアブラシで吹きつけ塗装です。

シャシーの塗装は済んでいたのですが、この段階でケースに固定用のナットを取り付けます。

シャシーに3ミリの穴を開け、同じ径のナットを取り付けました。

ナットは瞬間接着剤で固定したのですが、それだけでは強度に不安が残るので、ナットを挟むように3ミリの角棒を適当な長さに切断し、ナットをサンドするように固定しました。

続いては、筆塗り塗装を行います。

室内の写真の箇所はマスキングしてエアブラシで塗装するのが一番なのですが、マスキングがしづらい場所なので、必要最小限のマスキングで筆塗りをしました。

タミヤのエナメル塗料のセミグロスブラックを筆塗り。

少し時間をおいてから、マスキングを剥がしました。

小規模の塗装であれば筆塗りでも、案外綺麗に仕上げることが出来ます。

赤くチラッと写っているのは消火器です。こちらも筆塗りです。

このほかにも、エアブラシでは難しい箇所の塗装は筆塗りで済ませました。

ほぼ、塗装が終わりましたので、これからは少しずつ組み上げていきます。

まず、室内に設置されるスペアタイヤを取り付けました。

ただ固定するだけではつまらないので、今回はハーネスを再現してみました。中央の金具は真鍮線を適当な大きさに折り曲げて作りました。

ハーネスは手芸用のサテンリボンです。雰囲気は出たと思います。ただ、スタジオのエッチングに付いているシートベルト用の金具を使おうと思いましたが、サテンリボンの太さが大きかったため、使用しませんでした。

これから、シートベルトも作成しますが、スタジオのエッチングが極端に小さいので、シートベルトをどの素材を使用するか、考え中です。