メルセデスベンツ CLK チームD2 製作記1
2007.12.17(月曜日)
デカール満載のレーシングカーを作りたくなったので、ストックの中からこいつを選びました。
メルセデスベンツCLK DTM2000 TEAM D2です。 ボディーのほぼ全面にデカールを貼らなければならず、手を焼きそう。 でも、楽しめそうなキットです。 完成すれば格好いいでしょうね。 |
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箱からパーツを取り出し、ザッと並べてみました。
箱が大きいのでたくさんのパーツに思えますが、出してみるとそれほど多くはありません。 今回のキットはボンネットがはずせて、中のエンジンを見ることができます。 |
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ボディーは非常にシャープで、フロント、リアバンパーは別パーツ。それに加えボンネットも別パーツになっているのでとても貧弱な構成です。
ボンネット周辺のランナーを切り離してしまうとよれよれとしています。 インストの説明にもありますがボンネットのランナーはフロントバンパーを固定する前に外さない方が良いでしょう。 |
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これがほぼボディーの全面に貼り付けるデカール。
最近のキットはカルトグラフ社製のデカールが当たり前ですが、このキットはタミヤ製のクリアーに非常に弱いデカールです。 デカール軟化剤も原液をつけてしまうとたちまち溶けてしまいます。 これは貼り付けが大変そうです。 |
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こちらはマスキングシールとデカールb。
マスキングシールが付属されるとウインドウの塗装が非常に楽です。 このころのキットから、マスキングシールが標準に付くようになりました。タミヤの製作しやすさを追求するありがたい心遣いですね。 |
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シャシー、インテリア、エンジン関係のパーツ。
シャシーはほぼフラットな形状。レーシングロードカーなので、空力を考慮した作りになっています。 ドアの内張も余計な物は一切無いレーシングタイプになっています。 |
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ボンネット、バンパー、ロールケージ等のパーツ。
ロールケージは組み立てると複雑な形状なのですがパーツ自体は3分割に整形されております。 |
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フロントグリル、ヘッドライト、サイドミラーはメッキパーツで再現。 | |
それでは仮組みを行います。
足回り関係のパーツはほぼ省略されているような感じです。 エンジンもボンネットを開いた時に見える部分のみ再現という感じ。 それでも、なかなかリアルに仕上がります。 パーツの合いは申し分ありません。 |
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ロールケージを組み立てるとこんな感じ。
複雑な形状なのに簡単に組み立てることができます。この辺も設計した人が組みやすいように配慮している跡が伺えます。 |
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ボンネットは仮組みの段階で瞬間接着剤で固定してしまいます。
ボンネットのランナーは写真のように残しておいてボンネットを固定します。 ボンネットの接合部をパテで裏打ちしようとも思いましたが、瞬間接着剤でがっちり接着してあげれば必要なくなりました。 |
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ボディーとシャシーを合体させて仮組みの完成。
いつもながら非常にバランスのとれた構成になっています。 あとからホイルベースの調整が必要とかアライメントの調整とか必要がいらないのはさすがタミヤといったところ。 |
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こちらはフロント部。
若干、ボンネットの調整が必要のようです。 |
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ボンネットを外すと4リッターV8エンジンを見ることができます。格好いいです。
写真はタイヤハウスのパーツを取り付けていないのでタイヤが丸見えになっています。 |
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こちらはテール部。
リアウイングは仮組みをしただけで外してしまいました。 全体的に特に問題は内容です。 次回からボディーの下地処理を行っていきます。 |
2007.12.18(火曜日)
今日から下地処理の開始。
まず、ボンネットのすりあわせから。 横から見るとボンネットが若干盛り上がった感じになっているので、デザインナイフで盛り上がり部分を削っていきます。 |
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パーティングラインを#400のペーパーで消し取り、ボディー全体をスポンジやスリを使って全体的に磨いて傷を付けていきます。これにより塗料の食い付きがよくなる効果があります。 | |
全体的に下地処理が完了したら、続いてはスジ彫り。
タミヤのキットはわりかししっかりと筋が表現されているのですが、塗料で埋まってしまうので深く掘りなおします。 さて、いつも使っているPカッターに少し細工をしてみました。普通のPカッターは若干太めで1/24スケールのカーモデルには太すぎる感があったので、刃先をグラインダーで細く削ってみました。意外と簡単に削ることができました。 これでスジ彫りはシャープな線を掘ることが出来ます。 |
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スジ彫りが完了し、ボディー関係のパーツに持ち手をつけます。 | |
そしてクレオスのサーフェイサーを吹き付け。
ボディーの状態をチェックすると、まだ傷などがあり下地処理が甘いところがあったので、次回以降も下地処理を行います。 |
2007.12.19(水曜日)
昨日発覚したパーティングラインの消し忘れた部分にもう一度ペーパーを当てて整えます。
この後、すぐにサーフェイサーを吹き付け次の塗装の準備をします。 |
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さて、チームD2のカラーはシルバーがメイン塗料になるわけですが、このままシルバーを吹き付けても良いのですが、サーフェイサーのグレーにシルバーを吹き付けると塗装の状態がチェックしづらいので、一度ブラックを吹き付けることにします。
ここからはガイアカラーの塗料で塗装していきます。 ブラックを吹き付けた後は一晩乾燥させます。 |
2007.12.20(木曜日)
昨日吹き付けた塗料が乾燥したので、次は本塗装を行います。
ガイアカラーの07シルバーを使用します。 |
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このシルバーは非常に明るいシルバーで、D2にはもってこいの塗料です。
隠蔽力も強く、扱いやすい塗料でした。 |
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ブラックのボディーが明るいシルバーになるとイメージも変わります。
一晩乾燥させた後、デカール貼りと進めていきたいところなのですが、シルバーの下地に直接デカールを貼ってしまうとシルバリングという、デカールが浮き上がる現象が発生するので、一度クリアーを吹いて、表面をツルツルにすることにします。 |
2007.12.21(金曜日)
ガイアカラーは乾燥が非常に早いので、塗装がどんどん進みます。
今日はシルバーのボディーにクリアーを吹き付けます。 クリアーはガイアのクリアーです。 |
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写真はクリアーを吹き付けた状態。
あまり良くわかりませんが、クリアーを吹き付けたのでツルツルになりました。 一晩乾燥させ、次回はいよいよデカールを貼っていきます。 |