アコムさっぽろ祭りマラソン 6月13日(日) 1時間13分32秒=優勝
ちょうど同日開催で美瑛ヘルシーマラソンと日程が重なったため、真駒内競技場発着のロードレースにしては妙に参加者が少ないなといった印象。おかげで屋内の控室もガラガラでストレッチも充分できそうなくらい空いてました。
今年になってから一度もハーフは走っておらず、7月4日の札幌国際ハーフを前に1本くらいはハーフマラソンを走っておかなければとの考えで参加しました。旭川から美瑛でも良かったのですが、美瑛はダウンヒルコースなのでレース後の疲労が抜けるかが心配だったし、毎週末は札幌通いをしていることもあってこの大会を選びました。ハーフの走りを体に覚えさせるのが目的なので1キロ3分半程度でトータルタイムは1時間13分くらい、後半もペースを落とさないことを目標にスタートラインにつきました。
スタートすぐにシカゴマラソンで9位に入ったアコムの招待選手が飛び出しました。とはいえ市民レースでマジ走りをする必要もないのでたぶんペース走の延長でしょうか?それにしても速い。次にD警の選手も続いて飛び出します。この選手もハーフベストは軽く1時間10分を切る選手なので、招待選手に付いていってもおかしくないです。「あ〜行っちゃった」と見送り、4、5番手で競技場をあとにしました。競技場を出たところでアザラシさんの熱い声援もらい、少しづつエンジンがかかってきました。3km弱走って真駒内公園を出る頃には前2人とは100m以上の大差がついていたようですが、先頭はD警の選手に変わっていました。自分はとあるランナーの後ろについて向かい風を避けてもらうというちょっとずるい作戦ですが、河川敷の風は秋頃の大会の時のように強く、後半頑張ろうとの考えもあったのでそんな行動に出てしまいました。5kmは17分11秒で通過。先頭はまた招待選手に変わり、そのあたりから前のD警選手との差が詰まってきました。特にこちらがペース上げているわけじゃないのになとちょっと不思議に感じますが、こうなると前に追いついてやろうかなと自然にペースが上がってきます。7〜8kmくらいでそれまで並走していたランナーを離して、前の選手に追いつきました。しばしその選手の後ろについてからちょっと前に出てみるとあっさり先行を許してくれました。自分の頭の中では「どうしてなんだろう。彼もペース走の一環なのか?それとも調子が悪いのか?」10kmは34分16秒と、前を追った分、この5kmは17分05秒に上がっていました。折り返しが近づくにつれ後ろの呼吸も聞こえなくなってきました。もう追ってこないのだろうか?いや彼は14分台ランナーだし、後半一気に捲くられるのかなと、どうせ抜かれるなら後半まで見せ場を作れればいいなと、確実にペースを刻むことより、とにかく勝ちたいと当初の目標から方針転換してしまったようです。折り返してからこの方針転換が力みにつながってきました。いきなり12〜3kmで脚が重くなり始めを感じたのです。おまけに追い風だけど、往路にはなかった日差しの強さと暑さを感じます。橋の下の日陰がオアシスのような感じです。
15kmは51分11秒でこの5kmは16分55秒?ペース落ち始めなのにと思っていたら、この距離表示はフルの部の表示です。フルは同じようなコースを2周するのですが、ハーフより100mほど後に折り返し地点があります。だからフル15kmとハーフ15kmでは200m程度の誤差があることになります。よってハーフ15km関門はなかったけど、自分の中ではたぶんこの5kmは17分35秒〜40秒くらいでしょう。ここでもまだ一定ペースの許容範囲か?でも頭の中ではラップの計算ができるのでしっかりしているようです。
一時は詰まったトップを行く招待選手もこのあたりからだんだん姿が小さくなってきました。前が上げたのかこちらが落ちたのか?たぶん両方でしょう。そうなると今度はまた後ろが気になるもの。しかしこの場面ではフルとハーフの選手が入り混じる状態になっているので後ろを確認するのは困難でした。あとはただゴールを目指すのみ。
あと1kmを1時間9分57秒で通過。まだ1キロ3分半のペースは維持しているけど、後半はけっこう落ちています。レース前はビルドアップ的にペースをあげようと思っていたのですが、めったにない機会だけに力んでしまっているようです。この1kmまでに鋭角カーブを3回曲がらなきゃいけないけど、そのたびに脚がふらつきました。
真駒内公園内の橋を渡りきってゴールへ。招待選手は表彰対象でないので一般トップの優勝でした。駅伝を除いての優勝は一昨年の釧路湿原マラソン30kmの優勝以来です。そういえばあのときも招待で高岡選手をはじめ鐘紡の選手が数人いたっけ。完全優勝ってわけじゃないのですが、招待選手のいるときに勝率がいいのかな?
表彰ではアコムのお姉さんこと小野真弓さんに「おめでとうございます」と声をかけてもらったうえに、ずうずうしくも手を出したら握手してくれました。近くでみると可愛かったです。今度からお金を借りに行くときはチワワの会社より小野真弓さんの会社にしたいと思います。チワワの会社のキャラクターがゴールデンレトリバーになったら再考しないわけじゃないですよ。
冗談はさておき反省点です。目の前に優勝がちらついて力んだとはいえ後半にペースダウンしたのはいただけません。まだハーフを一定のペースで押すスピード持久力が足りないようです。次の札幌国際ハーフはシーズン前半の主要レースですので、もう少し頑張らないといけません。
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1.5kmに参加の小野真弓選手 |