ならくんのサーブ

 サーブを甘く考えてませんか。
サーブミスは試合の流れに影響します。
ソフトバレーボールは4人制です。1人が4回ミスするともう負けです。
そして、2セッター、2アタッカーのチームならセッターは、ほとんど点は取らないとして、アタッカー1人が8点取らないといけません。
 
 しかもアタックの決定率が100%なんて事は考えられないので、ミスは1セットのうち1人2回までに抑えたいとぼくは考えています。となるとサーブをミスするって事だけは避けたいですね。
 
 では、サービスエースをどんどん決められるサーブをここで紹介すると思うでしょう。
しません。そんなこと出来ません。もし出来たとしてもサーブだけで試合が終わってしまっては、やってる方も見てる方も面白くないでしょう。
 
 もしぼくがサービスエースをどんどん決められるサーブを持っていて、それをここで紹介したとしたら、どうなるでしょう。キャプテンが最初のじゃんけんで勝った方が試合にも勝つと言うことになってしまいます。
 
 やはり、練習してきたパスやアタック、コンビネーションを、試合で発揮できた時、ぼくがソフトバレーボールをやってきての一番の喜びです。
良いチームでも書きましたように、人はそれぞれ考え方が違いますので、試合に出る以上は勝つことを優先に考える人は多いと思いますし、チーム全体がその考えであればそれでも良いと思います。しかし、ぼくの中では、勝ち負けはその次です。
もちろん、練習の成果が出せてしかも、勝つことが出来たら一番ベストです。
 
 前置きが長くなってしまいましたが、それでは、どんなサーブを打てばよいか。それは、サービスエースにはならずにチャンスボールで帰ってくるようなサーブが究極のサーブだとぼくの中では思っています。
 
 ぼくがサーブを打つ前に必ずすることがあります。
ボールを床に向けて2,3回たたきます。おまじないとかではありませんよ。これによってボールの弾み具合を手の感触で感じ取っています。ソフトバレーボールの場合は特に、ボールによって弾み具合が微妙に違います。
特に試合などでは新しいボールを使うので、よく弾む傾向にあります。
サーブを打つ前に2,3回ボールをたたく癖をつけておけば、だんだんボールの違いによってサーブを打つ力加減が分かってきます。審判が笛を吹く前にしないといけませんので、エンドラインより離れた地点でボールをもらいサーブする位置に向かいながらボールをたたくと良いでしょう。
 
 ぼくの場合フローターサーブ(トスを真上より少し前方に上げジャンプしないで打つサーブ)なのですが、へそ(空気を入れる穴)の位置は上に来るようにしてトスを上げて打ちます。
これはボールが回転しないで飛んで行くようにしたいからで、そうすると変化球になります。
 
 へそを上にすれば必ずそうなるとは限りません。ボールをたたく位置や、手の形やどの部分に当てるか、力加減は体格や手の大きさなどによって違うので、ボールを回転させずに飛ばす方法を、研究してみてください。
 
 次は狙う場所を決めてください。
ぼくの経験では、右奥、左奥、手前真ん中に落とすのが、取りにくいようでレシーブを乱すことが出来ます。サービスエースになってしまうこともあります。
 
 後、次に当たる対戦相手を前もってチェックできる場合は、レシーブの弱い人を探しておいて狙うと言うのも効果的です。
 
 どうですか、派手なジャンプサーブやドライブサーブを憶えるより、ミスする確率を考えると、この方が実戦的だと思いませんか?
 
 自分の打ち方で良いんです。ボールを回転させずに狙った場所に落とすだけです。
 
 もう一度いいますが、狙った場所にボールを落とすためには、必ずボールをたたいて弾み具合をチェックして、このボールならこのくらいの力加減だな、と想像できるようになってくださいね。
 
 そして、チャンスボールが帰ってきたら後は、自分のチームの攻撃を練習どおりに実行するだけです。もう考えただけでもニコニコしてしまいます。
 
 今、ならくんニコニコしながらパソコンに向かってますが、うちの子供に見られると、無気味がられると思います。これを読んであなたもニコニコしていたら人に見られないようにしてくださいね。

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