13号 平成19年03月01日発行 (2007)

ガイドヘルパーの基本学ぶ

大樹町の視覚障がい者の方より、スキーガイドで介助をお願いしたいと依頼がありました。神奈川県のだいすきースキークラブ事務局長から会にもお礼のメールが届いています。みんなとても喜んでいるそうで、来年もまたお世話になりたいと予約されました。(久保)

神奈川スキー介助 十月二十五日に行われた視覚障害者ガイドのためのスキルアップ研修会は、北海点字図書館の後藤さんを招いて実際に(とかち)の視覚障がい者のホームヘルプ、ガイドヘルプを行っている体験からガイドヘルプでのキーポイントを教えていただきました。視覚障がい者にとって家では慣れた生活でも、玄関を一歩出ると、何があるか分からない世界、どこに行くにしてもガイドが必要になる。それがガイドヘルパーを利用することで、安心して、また誰かに気兼ねしないで外出ができる。

 後日会へお礼のメールが届きました。後日行った懇親会では、糠平の話が出て、来年はまた北海道へスキーに行きたいと希望がでたそうです。こんなに楽しい思い出になったと聞けば、来年もお世話したい気持ちになりました。

 また障がい者をもっとも近くで介護する家族の負担を減らすことも出来る。それが介護を長続きさせることにもなる。ガイドヘルプの役割についてのお話があった。ガイドの基本は利用者の立場に立って、気持ちを尊重し、押しつけないことについてお話しいただいたが、いくつかの実例をあげておく。

 目の見えない人とスキーに行ったときに感じたこととして、「あまり細かく状況を説明しない方がよい場合もある」こととして「こっちが崖だよ」と言ったら、視覚障害者は足がすくんで動けなくなってしまったことがあった。また危ない時に、大声で叫んだり、黙って腕を引っ張ったり、押したりするのは禁物。これは危ないときには、余計に不安になってしまうからだ。なお当日配布された資料は、全員に広報とともに配りますので、これからのガイドに活用してください。

先日行われた役員会では戸田さんより提案のあった帯広市の「協働のまちづくり」事業に応募して、うまくいけば、視覚障がい者と一緒にバス仕立てで買い物や温泉など行けるねという「皮算用」「夢」のような話をしていました。

障がい者と出かけよう 戸田さんに聞くと、「夢?」でもないらしい。本気にその話に乗ってみたい気になりました。うまくいけば1団体二十万円。一、二回は管内ならバスでみんなで行けることになります。

 戸田さんは「みんなでアイデアを出し合い、地域に根づいたボランティアとして皆様と力を出し合えるくるみの会になりますように、期待しつつ」と言ってくれています。

 役員会では、これは私達が願う「夢」の実現への一歩だと考えています。(協働のまちづくりシンボルマーク)

ローズマリーと菊祭りに
 十一月五日、例年中央公園で行われている菊祭りに何年かぶりに行って来ました。ローズマリーとの交流がなければ菊祭りに行くこともなかったと思います。

 私自身楽しんで参加させて頂きましたが、一人に対し一人の介助ができ、大輪、懸崖など見る花もその数もたくさん、とてもきれいで目の保養になりました。お昼もおいしいうどんを頂きました。皆さんの笑顔で元気の源をもらった一日でした。(山口)

初めての更葉園ふれあいまつり

 音更町内にある更葉園で、昨年九月十日にふれあいまつりが開かれ、くるみの会の七名のメンバーで行って来ました。

国見山ハイキング介助

ボランティアガイドの要望強く 当日は天気が悪い中、朝から地元中学生による吹奏楽演奏や子ども舞踊、音楽ライブショーなどが催され、地域の人達、園内の人達で結構賑わっていました。私達は飲料類やクレープなどの販売を利用者とともにしておりましたが、介護援助とはまた違った形でのお手伝いをさせていただき、久々に中・高校時代の学校祭での模擬店のことを思い出し、楽しかったです。また利用者の方々との交流・他に参加したボランティアの人からも声をかけていただき、色々と話をしたり、ちょっとした交流ができて充実していたのか時間が過ぎていたこともきづかずにいたくらいに、とても楽しく一日を過ごせてよかったと思っています。(辺見)

二月二十五日にグリーンプラザで視覚障がい者の会との話でボランティアガイドを利用したいという声がありました。今後どのような形で外出介助をすすめていくか視覚障がい者の会と相談していくことになりました。具体的なことは役員会で検討します


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