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くるみの会だより、会報と歴史

※写真に関しては少しボカシの処理をしています。VoiceOver、音声読み上げにも対応しています。
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65号 令和06年 08月20日発行 (2024)
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40号 令和03年03月24日発行 (2021)
39号 令和02年11月19日発行 (2020)
38号 令和02年10月21日発行 (2020)
37号 令和02年07月28日発行 (2020)
36号 令和02年06月26日発行 (2020)
35号 令和02年05月18日発行 (2020)
34号 令和02年05月07日発行 (2020)
33号 令和02年03月12日発行 (2020)
32号 令和02年00月00日発行 (2020)

31号 令和元年10月10日発行 (2019)
30号 平成31年03月27日発行 (2019)
29号 平成30年09月24日発行 (2018)
28号 平成30年03月28日発行 (2018)
27号 平成29年08月23日発行 (2017)
26号 平成28年10月12日発行 (2016)
25号 平成28年06月29日発行 (2016)
24号 平成27年07月22日発行 (2015)
23号 平成26年12月16日発行 (2014)
22号 平成25年10月23日発行 (2013)
21号 平成24年11月02日発行 (2012)
20号 平成23年09月28日発行 (2011)
19号 平成22年10月27日発行 (2010)
18号 平成22年06月23日発行 (2010)
17号 平成21年10月28日発行 (2009)
16号 平成20年05月10日発行 (2008)
15号 平成20年01月25日発行 (2008)
14号 平成19年08月28日発行 (2007)
13号 平成19年03月01日発行 (2007)
会報、1から12号の記録は古いので省略しました。

第14回障がい者と街の散策結果

帯広市との懇談資料 2017年5月28日 (平成29年)

1ページ目
【1】
バスターミナルまでの導線
【点検箇所】 (写真3枚が添付されています)
【状況及び改善要望】
(状況)バスターミナル
駅からバスを利用するために、ターミナルまでの案内板、点字ブロックがあるが、
設置状況から、視覚障がい者がターミナルまで行けないことがわかった。

(1)案内板があることが分からない。以前は近くに行くと案内板があることを知らせてくれていた。
(2)点字ブロックの配置が分かりにくい場所がある。
(3)誘導ブロックと周辺に飾り石があり、区別が付きにくい。
(4)バス乗り場の番号札が上で弱視の方には見えにくい。

【2】
北口のタクシー利用
【点検箇所】 (写真2枚が添付されています)
【状況及び改善要望】
駅からの利用は西通り北口から点字ブロックに沿ってタクシー利用ができない。
(1)タクシー乗り場近くの点字ブロックを踏むと案内があったが。今はない。
(2)東通り北口からはタクシー乗り場には点字ブロックが設置されていない。

2ページ目
【3】
北口付近の交差点の信号について
【点検箇所】 (写真2枚が添付されています)
【状況及び改善要望】
駅の周辺の交差点を利用している視覚障がい者がおり、確認したところ、公算店を渡る時の信号が変わることが分からない。危険である。

(1)駅から大通りまでの信号には盲人用押しボタン、鳴き交わし式等なく、信号が変わることを知ることができない。
(2)弱視への配慮として点字ブロックに黄色塗装があるが、部分的で、全体として配慮がなされていない。
(3)手押しボタンがホテル前にあるが、信号が変わっても分からない。また手押し信号がどこにあるか分からない。

【4】
商店の看板等障害物について
【点検箇所】 (写真は、ありません)
【状況及び改善要望】
大通り13丁目の商店前の点字ブロックの位置が店に寄りすぎて、点字ブロックに沿っていくと、障害物にぶつかる。

【意見交換】
(1),周囲のタイルがギザギザして、白杖でも点字ブロックが分かりにくい。
(2),バスターミナルの全体像がわからない。また行きたいところへはどっちにいくか分からないので、自分達も練習が必要だ。
(3)、バスタッチの乗り場が分からない。居酒屋のところの点字ブロックが危ない。
(4),バスターミナルの形が分からない。ターミナルまで行くと案内してくれるのだが。
(5),駅構内の西側にも案内板があるが、よくわからない。
(6),点字ブロックの色が付いていないところがある。配置が分かり図雷。
(7),バスターミナルの乗り場の案内板の位置を見やすい位置にしてほしい。
(8),北側の交差点には鳴き交わしがあなく、視覚障がい者には危ない。
(9),点字ブロックの形状、減り方が大きく、わかりずらい。
(10),案内板の音声がわかりずらい。


くるみの会は、平成12年10月26日に発足

帯広市身障協会主催のガイドヘルパー養成講習会に参加した佐藤会長を中心に結成されました。 平成14年の総会で、帯広市社会福祉協議会のボランティア登録団体となり活動するとともに、 会独自の活動に重点に置き、今まで行ってきた視覚障がい者ガイドに加え、 新たに肢体不自由者施設、老人介護施設との交流を行ってきました。

会の活動が大きな転機を迎えたのは、(とかち)視覚障害者の会と始めた 「障がい者と(とかち)の旅をしよう」などのイベントでした。
平成19年に、帯広市協働の街づくり事業に応募して 「第一回障がい者と(とかち)の旅をしよう」をすることになりましたが、 イベントを一から始めるのは大変でもありました。 障がい者、ボランティアの方が集まってくれるだろうかと不安と期待でいっぱいでしたが、 三十名を超える参加者があり、また参加した障がい者の方より 「楽しかった。このイベントでいろいろなところに行ける。」との感想に、 やってよかったと充実感に満ちてきたことを忘れることができません。

この事業は帯広市の補助を受けることができるのが二年間だけで、 その後も「事業を続けたい」ということを(とかち)視覚障害者の会に相談したときに、 「共催の形で続けましょう」と言ってくれたことは、この事業が支持されていると思いました。 またこのイベントでは「足」として福祉バスをお借りできたことも事業継続に大きな力になっています。 帯広市に感謝しております。

さらに翌年(とかち)視覚障害者の会と「視覚障がい者と街の散策をしよう」を行うことになり、 まずは駅周辺を歩き、障がい者が街にでる時に、どんなバリアがあるか調べることから始めました。
この事業で、くるみの会は障がい者自身の願いを伝えるためのサポートに徹してきました。 一緒に行動して、点字ブロックが設置されたり、信号が渡りやすくなったり、 幾つかの場所で改善がありました。 帯広市も私たちの声に耳を傾けてくれたことも大きかったと思います。 この事業を通して私たちは、障がい者が「要望」を伝えることの大切さを実感することができました。

もう一つの取り組みは、全国視覚障がい者外出支援連絡会(JBOS)に加盟したことです。 全国の仲間との交流ができる。
(とかち)の視覚障がい者が行き先でガイドをうけることで、 もっと広い範囲で行動ができるという思いがありました。 その後、全国から依頼があり、(とかち)の旅を楽しんでもらえました。 旅を終えたあとにいただいた手紙には「感謝」の言葉をいただき、 (とかち)・北海道の良さを知ってもらえたことは喜びです。

音声読み上げで聞きたい方は下記を参照

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