くるみの会だより 44号

令和04年02月11日発行 (2022)
今年も動き始めました。 総会は4月27日(水曜日)を予定しています。
大変遅れましたが、皆さん今年もよろしくお願いします。
年が明けて、落ち着くかと思っていた新型コロナウイルス感染拡大のペースは収まらず、むしろ先が見えない状況が続いています。
このため私たちの活動は一月に実施する予定の役員会を中止とせざるを得ませんでした。ただ来年度に取り組む予定の「障がい者と(とかち)の旅をしよう」のための福祉バスを借用申請、また北海道盲導犬協会から、継続して「盲導犬育成募金活動」を行う意思確認、さらに会議場所として「帯広グリンプラザ会議室借用」などの届け出の締めが迫っている為、これらは実施することにして申請を行いました。すでに動き始めています。
集まる機会がなく、皆さんには心配される声が聞こえています。 でもこれからは「感染対策をしながら歩んでいくしかない」とも思います。
盲導犬育成応援募金の取り組みのあと、新しくKさんが会に入ってくださいました。入っていただいたのに何もできないことに申し訳なく思います。 四月二十七日(水)十八時三十日に総会を予定しています。 広い会場で、感染対策をとって行うことにしました。 勿論これからの感染拡大と非常事態宣言などの発出により開催時期など変更になる可能性もあります。 その時にはご連絡をしますのでお待ちください。

盲導犬協会より問い合わせがありました。
「北の盲導犬だより」一月号に昨年イトーヨーカドー帯広店で実施した募金活動による寄付金を頂いた団体として、「盲導犬育成応援募金イトーヨーカドー店」と掲載されていました。
前号に書いたように、共催の(とかち)視覚障がい者の会だけではなく、ブラインドサッカーチーム「とかちフロー」「帯広盲学校」「帯広身体障害者協会」の協力を得て実施できたことは大きな自信となりました。
当日は晴天でしたが、肌寒く皆さんには辛い思いをされたかと思います。役員会では実施時期を八月~九月に早めて来年度も実施しようと計画をすすめようと考えています。
盲導犬協会には、来年度も実施ますと伝えています。皆様にはぜひ応援を頂きたいと思います。
盲導犬協会の担当者には、募金で頂いた硬貨に手数料がかかることで、せっかく頂いた募金に手数料がかかることの心配を伝えたところ、次のようなお答えが返ってきています。

2022年度も募金活動よろしくお願いいたします。
全国の盲導犬施設は全部NGで、話を聞くと義援金に当たる募金以外は今のところ認められないということです。募金箱ご協力店舗様からは手数料で半分以上持っていかれちゃうよと嘆きのお声などもいただいておりますが今現在どうしようもないので、少し、他のところの状況を見守るような状態です。
募金活動で集まった募金につきましては、協会内に数える機械があり、数えた後は銀行に預入(無料)を行っておりますので、今のところは無料で行っています。また良い情報がありましたらご報告いたしますね。(盲導犬協会 角田)
ミーナのパンフレットの写真です

ナビレコって、知っていますか?
ナビレコのアイコンです
インターネットでユーチューブを見ていたら「ナビレコ」というアプリが紹介されていました。北海点字図書館から配信された動画で、視覚障がい者の職員の方がスマホに導かれて、帯広駅、ふじもりまで行く内容でした。
途中には信号があり、視覚障がい者がスマホに録音されたガイドにより歩くことに不安がありますが、今後技術が向上すれば、視覚障がい者が行きたいところに一人で行くことが夢ではないと思いました。
二月二日にこの動画を見たJBOSの大阪クローバーの会員さんから北海道の冬の様子を知りたいという問い合わせがありました。
この方はダイハツ工業で障がい者の機器の開発をされている方でした。帯広の冬の様子と点字ブロック、信号のお知らせし、あとは北海点字図書館に繋ぎましたが、いろいろと情報交換をすることができました。
今年もJBOS交流総会の年でありましたが、昨年暮れに総会は中止という連絡がありました。コロナ禍前には、この(とかち)に視覚障がい者の旅行者がいなくなりましたが、またいつか、皆さんと旅をすることができればいいなと思っています。

心よりご冥福をお祈り申し上げます。
二月三日にくるみの会の副会長である澤木励作さんがお亡くなりになりました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
澤木さんとは二〇一四年の第七回の士幌への旅からのお付き合いで、どんなことも「やります」と前向きに受け止めてくれる方でした。忘れられないのは名古屋の方が旅に来られた時に、高齢なのに川下りに挑戦したのにはびっくりしました。私も同行したのですが、水が苦手な私は川岸で応援していました。 澤木さんには昨年十二月にご自宅を訪問したのが最後でした。フルートを吹いて見せるなど元気なところを見せてくれました。
十一月には日盲連より賞状を頂き、喜んで頂き、今までの頑張りに少し応えることができたかなと思いました。

障害者差別解消法が改正されました。
令和3年6月に法律の一部が改正され、今まで事業者による合理的配慮の提供が、「努力義務」から「義務」となりました。ただし「遅くても令和六年には施行」ということです。
例えば盲導犬が同行してと考えると、簡単には進まないと思います。今後の進み具合を見守りたいとです。例えば盲導犬が同行してと考えると、簡単には進まないと思います。
今後の進み具合を見守りたいと思います。
(文責 久保寧男)
東京、新宿の京王プラザホテルが盲導犬の全巻受け入れに踏み切ったのは、世界リハビリステーション会議の会場になったことが発端だった。1988年の事だった。 交通機関や公共施設、不特定多数が利用する民間施設に対し、盲導犬などの補助券を受け入れ義務を果たした身体障害者補助犬法の全面施行が2003年10月だったことを考えると、ずいぶん先進的な取り組みだったのである。 補助犬利用者にとって目であり、耳であり、端でもある。それを施設の都合で切り離すことはできない。当時宿泊宮の担当者の言葉だ。 お客様の目線とはこういう姿勢を言うのだろう。 日本盲導犬協会のアンケートによると、19年の1年間で使用者の52%が盲導犬の受け入れを拒否されたと回答した。 根拠もないのに頃中を理由に断る店もあるそうだが、障害者差別解消法にも違反するものだ。 入店拒否は補助犬に限らない。国籍や宗教を利用する事例も後を絶たない。事なかれの発想か。 今後はコロナワクチンの接種の有無で不利益を被る事例も心配される。 事業者向けの「補助券同伴を受け入れマニアル」(中央法規)を読むと、介助犬をめぐるトラブルの多くは店や事業所側と使用者が話し合う事で解決できることばかりだ。 使用者にも衛生管理やしつけの義務がある。万一店舗内等で吠えている聴導犬を見つけたら筆談で使用者に教えてあげれば良い。

前のページに戻る
くるみの会だよりに戻る

ページの上部へ