36号 令和02年06月26日発行 (2020)
【ガイドを再開します】
新型コロナ感染拡大のため、視覚障がい者の手引き(ガイド)は「三密」の密接となり、視覚障がい者は外出を控え、私たちも視覚障がい者に感染させるリスクを避ける。
そして私たちも感染せず自身を守るため、感染が始まった3月よりガイドを休止していました。
感染が収まってはいませんが、コロナウイルスのことが少しずつ分かってきて、対策を講じることで、「新しい生活様式」を再開する動きがでてきました。
また幸いなことに私たちの住む(とかち)では感染が増えていません。
6月24日に役員会を開き、視覚障がい者から総会参加のためのガイドの依頼があったことを受け、ガイド再開について話し合いました。
役員から慎重意見など多くの意見がでましたが、以下のような対応をすることでガイドにあたることになり
ました。
① マスク、手袋などガイドでの対応
② ガイドの際には消毒液、アルコールウエットテッシュ、ビニール手袋、移動記録を携帯
③ 不要不急の外出でない場合は当面受けない。
④ 視覚障がい者にこのような対応を了解してもらうなど、細心の注意を払いながらガイドにあたることでガイドを再開することにしました。
ただ体調の悪い場合はガイドにあたらないのは当然のことですが、まだ薬ができていない、またガイドが不安な方もいると思いますので、ガイド希望する方のみの再開になります。
JBOSの仲間である大阪クローバーの会が、依頼もあり6月よりガイドを再開しています。
私たちは感染の状況やガイドの仕方など、新しい生活様式の中でのガイドの仕方を考えていきたいと思います。
【第13回、障害者ととかちの旅を行うことにしました】
9月13日 (日曜日)
幕別町千住の中島さん((とかち)視覚障害者の会会員)から自分の畑でジャガイモ、トウキビを作っているのでみなさんに日頃の感謝を込め来てほしいという話がありました。
中島さんはお世話になっていることのお返しをしたいという意思であり、その気持ちを受け止めることにしました。
ただ新型コロナ感染による「三密」など距離、消毒など対応を取る。
今年は一般募集をしないで、くるみの会会員と(とかち)視覚障害者の会員、ロービジョンケア(とかち)の集いに参加している視覚障がい者に限定して行っことにしました。
7月11日には中島宅を訪問し、実施に向け、下見をすることにしています。
8月には詳細をみなさんにお知らせすることができると思います。
今回は、くるみの会だけでガイドや準備を行うことになりますので、多くの参加が必要です。ご協力よろしくお願いします。
【ロービジョンケア(とかち)の集いのご案内】
2020年7月18日 (土曜日)より再開
ロービジョンは弱視のことを言いますが、斜視だったり、部分視力で視野が狭かったり、全体が見えにくいなど症状や見え方は様々です。
ガイドの時には暗い場所では移動に注意しています。
平成29年10月から、弱視の人が、悩みなど語り合い、福祉器具や制度のことなどを学ぶ場として始まりました。
新聞に紹介され、道新デリバリなどで案内され、多くの方が集まり、新しい出会いがありました。
現在は会場を帯広グリンプラザ (帯広市公園東町)奇数月の第3土曜日の13時から行っています。
また偶数月、第3土曜日の13時からは IT講座でスマートフォン等の使い方を学ぶ場になっています。
新型コロナ感染拡大でしばらく活動を休止していましたが、感染への配慮をすることで再開することになりました。
今回は会場でのガイド、声がけなど案内を依頼されていますので、会員の方の参加をお願いします。
【中央にリーフレットの写真が掲載されています】
このリーフレットは社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合のホームページに掲載されているものです。
ロービジョンについて学ぶ資料として掲載します。
視覚障がい者の中でロービジョンの人数は8から9割と言われています。
しかし、その中には、自分からロービジョンとは言えず、困難を抱えながら日常生活をっている方が多くいます。
このリーフレットはそのような方向けに日盲連が作成したものです。
ロービジョンケア(とかち)の集いに参加される方は様々な悩みを抱えていて、中には家族にも言えないで悩んでいる方もいてショックでした。
集いではその困難さを知りあう機会でありますし、視覚障がいに関りる福祉制度や福祉器具など日常生活改善に向け学ぶ場でもあります。
くるみの会はロービジョンケア(とかち)の集いの準備や運営などお手伝いをしています。
また視覚障がい者を支えている他のボランティア団体の方も参加しますので、交友の幅を広げることもできるでしょう。
ぜひ参加をお願いします。
(文責 久保)
【リーフレットのテキスト内容】
「見えにくいことははずかしいことではありません!」テキスト版 2020年2月 日本視覚障害者団体連合
注意 テキスト版において< >で囲まれた部分は、リーフレット内の絵やレイアウトの説明になります。
【1.表紙】
見えにくくなってきた方へ
見えにくいことは
はずかしいこと
ではありません!
ひとりでかかえていませんか?
本リーフレットは「見えづらい・見えに
くい人のくらし」から作成しました。
(右のQRコードからアクセスできます)
<絵やレイアウトの説明>
・このページは、表紙全体の色は濃紺を背景にして、白い文字で記載されています。
・表紙右下にはには、QRコードが記載されており、日視連ホームページに掲載している「見えづらい・見えにくい人のくらし」に繋がります。
【2.見開き(左)】
こうすると「ラク」になります
●今の見え方をムリなくいかそう!
<絵やレイアウトの説明>
・このページの真ん中には、次の様子を描写した絵が一つ記載されています。
・オフィス内でスーツ姿の男性が、机の前で白黒反転で字を大きくしたパソコンの画面を見ており、「文字を大きくして色を反転するとみやすくなるな」と思っている姿を描写しています。
・男性の横では、スマートフォンが着信し、スマートフォンから合成音声で「ヤマダ サン カラ オデンワ デス」と読み上げています。
自分の見え方に合わせた
「見やすくする方法」がいろいろあります。
場合によって音声情報も使うとさらにラクになります。
【3.見開き(右)】
●周りの人の手をかりよう!
<絵やレイアウトの説明>
・このページの真ん中には、次の様子を描写した絵が一つ記載されています。
・オフィス内にいた男性が外出し、近隣の横断歩道の前に来ました。道路の向かい側には歩行者用信号機があるが、その信号の光は、その奥にあるコンビニエンスストアの看板の光と重なってしまい、信号の色が見えづらく困っています。
・そこで、男性は、近くにいた女性に「信号の色が見えにくいので教えてください」と声をかけています。
・女性は笑顔で「青になったらお知らせしますね」と教えてくれました。
周りの人にきくことは
「迷惑をかけること」ではありません。
「見えにくいこと」をしっかり伝えたら、
きっと気持ちよくこたえてくれますよ!
【4.裏表紙】
専門家と一緒に考えてみませんか?
<絵やレイアウトの説明>
・このページの右上には、相談の電話をしたことで、安心をしている女性の絵が記載されています。
今の仕事を
「やめよう」と
していませんか?
今していることを
「あきらめよう」と
していませんか?
【ご相談は無料です】
社会福祉法人 日本視覚障害者団体連合
TEL 03-3200-0011
メール soudan@jfb.jp
※右下のQRコードからアクセスできます。
受付 平日の10時~12時、13時~16時 電話相談・メール相談、来所による面接相談
このリーフレットは、公益財団法人ヤマト福祉財団「平成31年度障がい者福祉助成金」により作成を行いました。
発行 2020年2月
社会福祉法人日本視覚障害者団体連合(旧 日本盲人会連合)
〒169-8664 東京都新宿区西早稲田2-18-2
http://nichimou.org/
<絵やレイアウトの説明>
・このページの右下には、QRコードが記載されており、日視連総合相談室のメールアドレスに繋がります。
・このページの左下には、公益財団法人ヤマト福祉財団のロゴマークが記載されています。
(日盲連のホームページよりダウンロードできます)
http://nichimou.org/notice/200304-jimu/
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