15号 平成20年01月25日発行 (2008)

 今年の活動はなんと言っても外出介助のボランティアサービスを始めたことです。希望する方がいれば土日の外出介助を会として行うように取り組みたいと役員会で話し合われたことが始まりでした。

 二十名の会員で果たして、要請に応えられるか不安がいっぱいですが、歩み出すことが「何かを変えることになる」という思いがみんなにあったように思います。

リハーサルの後の反省会で出た意見
◆利用する人にとって、自分の動きに慣れてもらうために指名制にはできないか。
◆コンサートは土曜日、日曜日の夜の場合が多く、その場合は利用できるのか。コンサートなどでは状況説明をしてほしい。
◆利用としては家に集合してタクシーで一緒に行くことは可能か。
◆帯広以外で管外の方の利用は可能か
◆ガイドの仕方はマニュアル通りではなく、その人にあわせた介助が必要などと要望やアドバイスを頂きました。

外出介助リハーサル各団体より問い合わせ もう一度会員がガイドヘルパー研修を受け、くるみの会に入会した時のガイドヘルパーボランティア精神に立ち返って活動ができればと思います。

 そして私たちの外出介助を必要としてくれる人のために、そして喜ぶ笑顔に自分たちも豊かな気持ちになれればと思います。

 (とかち)視覚障がい者の会と相談を重ね、七月一日より外出介助のボランティアサービスを始めましたが、なかなか依頼がこない状況が続きました。これはサービスの内容などが知られていないのではと考え、九月末に(とかち)視覚障がい者の会のご協力を得て、リハーサルを行いました。

 (とかち)毎日新聞にそのことが掲載されてから、各方面から依頼が来るようになりました。しかし依頼が病院介助のため平日、夜の外出で、平日は仕事がある私たちには対応が難しいものでした。

 とにかく要請にはできるだけ答えることで、外出介助のボランティアがあるという「ことを知ってもらうことがまずは大切と思います。

依頼があった外出介助障がい者と(とかち)を旅しよう
◆幾寅の病院への移動介助(全盲八十一才男性 身障一種一級)隔週の平日火曜日汽車またはバスで移動
現在三回対応
◆帯広市内の光南小学校プールへの移動とプール介助(全盲、四十代男性)依頼は木・日曜日夜でしたが、土曜日夜、隔週でこちらの都合のよい日に、現在三回対応しています。
◆「大きなかぶの会」の例会の託児(身障がい児の親たちの組織)十二月に二回対応しました。
◆ この他北海点字図書館、帯広市障害福祉課から病院介助及び図書館への移動介助の問い合わせがありました。

 帯広市の市民提案による協働まちづくり事業に応募し、十月二十一日の市役所庁舎で行われた私たちが提案した持病のプレゼンテーションを行いました。

 提案した事業は私たちが障がい者を外に連れ出す企画でした。五分間で内容を伝えなければならないルールのため時間切れで趣旨は十分伝えられずに終わり、不完全燃焼な気持ちでした。審査員からの五分間の質疑で何とか補えたかなという印象でした。

 十二月末に発表だったのですが、その後連絡なく、はずれたのかと思っていましたが、一月十一日の道新、(とかち)毎日新聞に私たちの事業が推薦されたのが分かり、とても喜んでいます。

ブラインドスキーのガイドをしました あまりにも大枠すぎる内容で、障がい者といっても目の見えない方、車いすの方、知的、精神などどこに焦点をあてて行うのか、清水、鹿追方面と企画にはありますが具体的にはどこに何をするか、ボランティアの確保など検討することは一杯です。会員の支援なしではこの企画は成功できないと思いますので、この場を借りてご理解、ご協力いただけますようよろしくお願いしたします。

昨年に続き今年も会として横浜の視覚障がい者スキークラブのサホロ合宿の介助の手伝いをしました。今年は会から岡さんが一月十一日から十三日参加しました。詳細は(とかち)毎日新聞に掲載されていますのでご覧になられた会員の方もいるのではないかと思います。岡さんは視覚・聴覚・自閉症という三障がいを持った方のガイドをしたそうです。活躍の様子は次号にお知らせできると思います。


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