くるみの会だより 第45号
令和04年05月20日発行 (2022)
【研修旅行に一緒に行きましょう 苫小牧、ウポポイへ】
3年越しになりますが、コロナ禍で先延ばしになっていました(とかち)視覚障害者の会研修旅行を行うことになりました。私たちくるみの会としてもガイドという役割を持ちながらも、一緒に旅を楽しむという立場です。
行先は苫小牧そしてウポポイ(民族共生象徴空間)です。アイヌの人のことは道民として関心のあることですね。一緒に同行できる方は館内の案内で伝えきれないことを視覚障がい者の方に「目」として補うことができると思います。
バスは帯広市の福祉バスを利用するので、みなさんの負担はホテルの宿泊、食事代だけです。ホテルは千歳にとりました。ホテルウイングインターナショナル千歳というところです。感染対策はしっかりしていると思います。安心できるかなと思います。
【アンの家夏祭りのお手伝いをしませんか】
コロナ禍でくるみの会と交流のあるアンのいえⅠ(帯広市内の老人ホーム西9南17)から夏祭りのお手伝いをお願いされました。日時は六月二十四日(金)九時~十三時、参加は無料で昼食も提供されます。
場所は帯広市の北愛国広場です。会場が広く取れるので、実施に踏み切ったようです。手伝いは焼肉など焼き台係そして今回は踊りや歌なども頼まれています。
踊りはくるみの会会員が中心のハワイアンチームが出演する予定です。
お手伝いは何人でもいいということなので都合の付く方はご参加をお願いします。会場まで行けない方には車に同乗を手配しますので、お知らせください。
参加を希望する方は5月27日までに連絡をお願いします。
090-1644-9366 久保
【盲導犬育成募金活動の準備を始めました】
今年の盲導犬育成募金活動は9月11日(日曜日)と決め、三団体の共催で進めることになりました。(とかち)視覚障害者の会、ブラインドサッカーチーム「とかちFlow」と近く話し合いを持予定です。
また帯広身障協会と盲学校が協力していただけることになっています。北海道盲導犬協会が準備のお手伝いをしてくれます。
会場は昨年と同じイトーヨーカドー帯広店店頭で行ないます。
具体的なことはこれからです。近づきましたら皆さんにご協力をお願いしますので、日程を空けておいていただければありがたいです。
多くの方に盲導犬の育成について知っていただければと思っています。
【くるみの会に問い合わせがありました】
ガイドについて二件の問い合わせがありました。一件目は奈良県の全盲の方から(とかち)旅を考えているが、ガイドしてくれるかという内容でした。
二件目は芽室町のグループホームから買い物に同行してくれるかというお話でした。
まず奈良県の全盲の方ですが、桜木紫乃の本を読んで道東に興味を持った。一度訪れたいということでした。その後のメールのやり取りで道東の広さと移動の方法を説明しました。釧路と帯広間でも、200キロあることを話すとびっくりしてました。でも益々興味をもったようで「ぜひ帯広に行きたい」と話されていました。もしかしたらこちらに来られるかもしれないですね。
また芽室町のグループホームの50代女性(知的障がい)は親も高齢で買い物は同行できないし、近くに家族の方はいないということでした。芽室町の自閉症のお子さんを持つ親の方とお話をしましたが、「親が高齢化し先を考えると何とかならないものか」と悩みを持たれていました。どこが対応するのか、家族?行政?ボランティア?など詰めていかなければならないことだと思います。
問い合わせを通じて、コロナの感染拡大が収まっていない、特効薬がない状況ですが、これから動き出し始めたなという気がします。
感染対策はきちんとやりながら、また皆さんには体調に留意していただき、活動をすすめていきたいと思います。
お知らせした二件は問い合わせだけなので今後どうなるかは未定です。具体的になりましたらお知らせしたいと思います。どうぞご理解をお願いします。
【ロービジョンケア(とかち)の集い】
総会でお知らせしましたロービジョンケア(とかち)ですが、六月十八日(土)十三時~はオンラインと会場に集まるハイブリット方式の開催となります。顔を合わせたい方は会場(帯広グリンプラザ)に集まる。都合で行けない方、心配な方はオンライン(LINEを自宅とう形になります。会場と自宅はLINEで結びます。
ロービジョンケアの集まりは、視覚障がい者やその周りにいる方が交流する機会です。外に出る機会が減り、悩みを抱えている方が思いを出せる機会です。ぜひ思いを聞いていただければと思います。LINEの使い方、接続の仕方などは国井副会長(ホームページ管理者)が詳しいので、聞いてください。久保にお知らせいただければ、国井さんに伝えます。
【盲導犬Q&A】
Q1:盲導犬はどんな訓練をするのですか?
A:訓練初期は、まず充分なコミュニケーションをとりながら、声かけに対する反応を高めていきます。声かけに対する具体的な反応とは、名前を呼んだら振り返る、「よしよし」という誉め言葉で喜ぶ、「ノー」という言葉でその動作をやめるなどです。その後、すわれ、伏せなどの基本訓練を行いつつ、ハーネスを着けて外を歩く誘導訓練へ進んでいきます。誘導訓練は、はじめは区画のはっきりした分かりやすい道路から歩き、その後は繁華街、雪道、地下街、乗り物などの乗車訓練を行っていきます。盲導犬として卒業するまでには、アイマスク歩行による訓練評価も行います。
Q2:協会での指示語は?(一部です)
A:ヒール (人の横につけ)
オッケー (安全であれば進め)
マッスグ (進行方向に向かって真っ直ぐ進みなさい。または、集中しなさい)
カイダン (階段を探しなさい)
ドア (ドアを探しなさい)
バス (バスやバス停を探しなさい)
ワン・ツー (排便しなさい)
(文責 久保寧男)