29号 平成30年09月24日発行 (2018)

 今年の旅は昨年に引き続き帯広市内で行いました。視覚障がい者に真鍋庭園の緑と木々、また庭園全体をどう感じてもらえるかが、今回の大きなテーマでした。

 今春にこのテーマを(とかち)視覚障害者の会に聞いたところ「今まで行ったことにないところ、ぜひ挑戦したい」という声に意を強くして計画を進めました。

温かい思いの中で
第11回障がい者と(とかち)の旅 今年は盲導犬の研修会と重なり盲導犬ユーザーの参加はありませんましたが、視覚障がい者は九名、ボランティア二十一名という参加者でした。真鍋庭園のガイドの方が「葉の匂いや枝に触れさせてくれ、自然を感じることができた」とみなさんに大変好評でした。

 昼の食事のあとは帯広児童館内の科学館、プラネタリウムで帯広の星空を見るなど、ゆったりとした時間を過ごしました。そんな一日を写真で一部紹介します。

 旅は皆様の温かい思いで回を重ねてきました。視覚障がい者の皆さんが「楽しかったよ」という気持ちに答える旅をこれからも続けて行きたいと思っています。

東京、大阪から
JBOSの旅

七月と八月に東京からご夫婦、大阪からは単独の方から旅の依頼がありました。
(とかち)に来られる方は(とかち)の自然、乗馬やラフティング、農業体験、そしてスイーツなど楽しみに来られます。
東京から来たご夫婦は、ご主人がワイン好きということで乗馬、池田ワイン城を訪ねました。
あいにくの雨で乗馬は中止になりましたが、ワイン城でワインを満喫。広瀬牧場でのアイスクリームづくりでは「こんなに簡単にアイスクリームができるなんて。生徒とつくります」と喜んでくれました。

 今年も新聞に視覚障がい者が駅ホームから転落して亡くなる事故が報道され、悲しい思いに胸が苦しくなりました。

 多くの方に「困っている視覚障がい者の手引きを知ってほしい」と始めたこの取り組みも今年で四回目になります。JR駅の方も思いは同じで、とても協力的です。

 今年は十一月十一日(日)に(とかち)プラザ三○五会議室、JR駅ホームで説明と手引きの実技を行います。また盲導犬ユーザーの森本さん、新しい盲導犬君も参加します。道新デリバリなどで一般の方の募集もします。会員の方も研修を兼ねてご参加下さい。詳細はチラシをご覧下さい。

 ガイドの途中に同行者の体調が悪くなった時に、対応できるスキルを身に付けたいと始めたこの研修も今回で九回目になります。赤十字救急指導員の村田さんと山口さんに今年も講師をお願いしています。

 内容は心肺蘇生法(AEDも)止血法ととっさの時の手当について学びます。
 日時 十月二十八日(日)十時〜十二時
 場所 (とかち)プラザ会議室
 参加連絡は山口さんまで。

高橋さんとカラオケ会
 視覚と肢体不自由の障がいを併せ持つ高橋さんが大好きなカラオケを楽しむ会を今年も計画しました。
日時 十月二十八日(日)十三時三十分から 場所 帯広まねきねこ白樺店
高橋くんに連絡するととても喜んでくれました。今年も演歌から最近の歌までレパートリーの広さを私たちに聞かせてくれると思います。もちろんみなさんの美声も聴かせて下さいね。
カラオケ会参加希望の方は久保までご連絡を

【ロービジョンの集い】
 十月二十日(土)十三時〜
 十二月十五日(土)十三時〜
 ※十二月十五日はクリスマス会(会費三百円)共に帯広グリンプラザで

【くるみの会】
十二月五日(水)十八時〜忘年会
一月二十三日(水)新年会
三月二日(土)アンの家ひな祭り出演

【(とかち)視覚障がい者の会】
一月六日(日)新年会
二月三日(日)障がい者学級
三月十七日(日)障がい者防災学級

とっさの手当研修会2017.11.26
上田さん 帯広市

新会員紹介 帯広市のホームページを見て連絡を頂きました。以前視覚障がい者の代読、卓球大会、買い物のガイドの経験があるそうです。よろしくお願 いします。
(文責 久保)


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