くるみの会だより 第47号
令和04年07月01日発行 (2022)
【第13回(とかち)旅の内容が決まりました】
6月25日(土)(とかち)視覚障害者の会から鈴木会長とSさん、くるみの会から山口・国井副会長を含め六名が参加し、上士幌に行ってきました。
事前に旅先を訪ね、視覚障がい者にとってのトイレや障害物などバリアを確認してきました。特に盲導犬とユーザーも参加しますので、各施設で盲導犬が入場できるかも大切な確認事項です。
今回の目玉はナイタイ高原テラスで職員から説明をしていただけることになりました。ナイタイ高原牧場は日本一の広さを持ち、標高800メートルから見る見晴らしは最高です。
過去道外から(とかち)を訪れた視覚障害者はテラスまでのドライビングロード、そして高原テラスで爽やかな風を感じていただき、喜んで頂きました。
当日は職員からの説明がありますが、ガイドの皆さんの説明は旅のスパイスになると思います。
当初食事は摂らないというつもりでしたが、日程的にどうしても昼を越えてしまいますので、テラスでの食事を入れた日程となりました。
申込時に昼食希望をとります。店には事前に申し込みをしておきたいと思います。外でも食べることができるようにテイクアウト容器での食事となります。外やバスでも食事をすることができます。
昼からは上士幌市街にあるドリーム・ドルチェでアイスを食べることができます。
コロナ禍で外出の機会が減った中での三年ぶりの旅です。くるみの会の会員の皆様にはガイドという重要な役割がありますが、楽しむことができますので、たくさんの会員の皆様の参加をお願いします。
別紙案内に詳細がありますので、そちらを見ていただきたいと思います。
【目の不自由な方の手引き研修会参加者を募集します】
前号で旅を前の研修の案内をしましたがトイレでの説明の仕方、弱視の方でも暗い場面での手引きが必要なこと知りたいという要望がありました。実技や視覚障害の方を交えての研修は、私たちのサポートのスキルを高める絶好の機会だと思います。
【盲導犬育成募金活動のプランを検討中です】
9月11日(日)に向けて(とかち)視覚障害者の会、ブラインドサッカー「フロー」帯広盲学校と私たちくるみの会の主催団体での話し合いを5月24日
LINEミーテングで行いました。
昨年は初めての実施でしたが、今年は帯広身体障害者福祉協会、北海点字図書館のご協力を頂くことになり、活動の幅が広がってきたことを実感しています。
話し合いは募金活動だけではなく、盲導犬の体験コーナー、盲導犬の説明コーナー、視力測定、視力障害などの相談、補助具の展示などとても膨らんだ意見が出ていました。
今後は7月に2回目のミーティングを行います。9月のコロナ感染状況にもよりますが、充実した内容にしたいと思います。現段階では皆様のご意見を頂けるよう内容をお知らせしたいと思います。
ご意見は、くるみの会 久保
(090-1644-9366)
までお寄せください。
【帯広身体障害者福祉協会婦人部より車いすの介助を依頼されました】
7月20日(水)婦人部視察研修に車いす参加の方がいて、くるみの会に依頼がありました。コロナ禍で外出の機会がなかったので、婦人部の方々も楽しみにされているようです。今回は帯広市の福祉バスで浦幌町博物館、食事は浦幌町コスミックホールでとり、新しくできた音更道の駅で買い物をしてくる予定です。くるみの会から平野さんが参加予定です。平野さんはこれで二回目の参加で、久しぶりに皆さんにお会いできると楽しみにされています。
秋に観楓会で新嵐山もあり、例年は視覚障害者の方の参加もありますので、その時にはガイドを依頼されましたらご案内をしますので、ご都合をつけてご参加ください。なお介助を依頼する方が私たちの経費も負担していただいています。ガイドの持ち出しはありません。
【盲導犬店内立ち入りと身体障碍者補助犬法】
盲導犬とカフェやレストランに入ったり、バスに乗ることは2003年に施行された身体障害者補助犬法、2016年施行の障害者差別解消法により法的義務として認められ、施設側には受け入れ義務となりました。また盲導犬の行動面・衛生面で盲導犬ユーザーがしっかり管理することが義務付けられています。
しかし今までの旅では盲導犬の立ち入りにすんなりと受け入れられてきてはいませんでした。店側に理解を得るための話し合いにより、旅を通じて障がい者、盲導犬についての理解を少しではありますが、広がってきたと思っています。
盲導犬はユーザーにとって、誰にも頼らず行動するための大切なパートナーです。旅での盲導犬との出会いは、私たちにとってユーザーの想いに触れる機会です。
【上士幌町の下見見学、あれこれ、見る。食べる。】
(文責 久保寧男)
目の不自由な方の手引き研修会
令和04年07月01日発行 (2022)
9月11日に行う予定の(とかち)旅の前に手引きについて学びたいとの会員からの声に応えて、今年は手引きの研修を行うことにしました。その後会員の方からトイレでの説明の仕方、弱視の方でも暗い場面での手引きの必要さなど障がいの状態を理解した手引きが必要になります。
視覚障がい者との手引き(私たちはガイドといいます)はー話しながら、してほしいことを聞きながらーというコミュニケーションが大切だと思ってます。ここで学ぶことは基本的なことで、あとは相手に合わせてやり方を変えることで皆さんのスキルが高まると考えます。
旅ではバスの乗降、トイレへの誘導、買い物や周りの様子の説明など私たちのガイドが旅をさらに楽しくすると思います。手引きの仕方を視覚障害の方を交えて研修したいと思います。ぜひ多くの方に参加して、私たちのサポートスキルを高めていただきたいと思います。なおコロナ禍なのでバスの乗降時の消毒、室内での距離等、マスクなど感染対策にも会員の方にはご協力をお願いします。
日時:令和4年7月23日(土)13時30分~15時
場所:帯広グリーンプラザ(帯広市公園東町3丁目)
内容: 13時30分 説明
1、DVD視聴(視覚障害者の手引き動画)
2、旅の概要と手引きポイント説明(Power Point)
バス乗降、ペアでのあいさつ
ナイタイテラスでの食事(テイクアウト容器)
トイレ(士幌道の駅、ナイタイテラス)
買い物(士幌道の駅) お金の支払いは自分でやってもらう
3、鈴木会長より視覚障害について説明
4、質問コーナー
参加費:無料
参加締切:7月16日(土)
※既に申し込みをされた方は、申し込みの必要はありません。
参加希望者は
久保さんへ電話してね
第13回障がい者と(とかち)の旅をしようのご案内
皆様、3年間実施できなかった障がい者との(とかち)旅を今年はやるために、現地のバリアの確認、そして旅の内容を決めるため、6月25日に上士幌方面を訪ねました。まだ平常には戻ってはいませんでしたが、多くの観光客を各所で見かけました。私たちは旅を実施するためには、できる限りの感染対策をするという前提で、安心して皆様には参加していただけるよう準備をすすめたいと考えています。
また今回の旅は再開することを第一の目的とし、(とかち)視覚障害者の会、ロービジョンケア(とかち)の集いに参加する視覚障がいの方及びサポートのくるみの会会員の範囲とします。一般募集はしません。
日時:令和4年9月4日(日)8時45分~15時
旅先:上士幌、士幌
日程
8時45分 帯広グリンプラザ玄関横
9時00分 (とかち)プラザ東側玄関
(中士幌と士幌道の駅で参加者乗車)
10時~10時30分 士幌道の駅でトイレタイム
11時~12時 ナイタイ高原(食事はテラス)事前に食事は予約します
ナイタイバーガー、ローストビーフ、キーマカレーの中から選んでいただき、当日混雑が予想されるため事前に申し込んでおきます。
テラスでの希望メニュー
(テイクアウト料金・外で高原の風景の中で食べることができます)
1、ナイタイバーガー(バーベキュー、タルタルソース)980円
2、ナイタイ和牛のローストビーフ丼、1200円
3、ナイタイ和牛のスパイシーキーマカレー、1200円
12時30分~13時 ドリーム・ドルチェ
13時30分~14時 士幌道の駅 買い物
15時 帯広((とかち)プラザ・帯広グリンプラザ)
参加費:500円(保険料、写真、郵送切手、飲み物)
ナイタイテラスでの食事及びドリーム・ドルチェでの支払いは直接のお支払いとします。
参加締切:8月10日(水)
くるみの会会員は当日の視覚障がい者のサポートをお願いします。
7月24日研修会は旅に向けたサポートについて学びます。ぜひ研修会の参加もお願いします。
参加希望者は
久保さんへ電話してね
【入牧している牛と(とかち)ナイタイ和牛】
ナイタイ高原牧場にいる牛は、約2,000頭になります、種類は6カ月令以上の乳用牛、肉用牛で、ナイタイ高原の草原に放牧される時期は5月中旬から10月中旬頃まで.それ以外の期間は、牛舎の中で育てられます。
放教されているときは、1日1個あたり平均約39kg~45kgの牧草を食べます。
数草だけでなく、ナイタイ高原の教草地の中には国形指を一定場所に設置してあり、そこで塩をなめることでナトリウムなどのミネラルを取ります。
自然豊かな(とかち)上士幌町で育ち、5・4等級のみに与えられる称号の「十語ナイタイ和牛」の名前の由来は、このナイタイ高原数場の「ナイタイ (アイヌ語で'奥深い沢)」にあります。
(とかち)ナイタイ和牛とは、黒毛和種の品種で、卓越した肥育技術と細やかな管理により、霜降り肉のわりに食べても飽きない、さっぱりとした牛肉となっています。
「まろやかなおいしさは、一度食べたら忘れられない。」とも言われる美味しい和牛であり、上士帳町のふるさと納税の返礼品としても人気のある和牛です。
【牧場の位置・面積と役割】
ナイタイ高原牧場は、上士幌町市街地から北西11kmに位置しています。
地区面積は東西約5.5km、南北釣3.1kmで起面積は約1,700haに及ぶ日本一広大な公共牧場ともいわれる牧場です。
牛の放牧や、ときどき野生の鹿も現れる、自然いっぱいの場所です。
地平線まで続く緑の芝のじゅうたんときれいな空気が、日々の疲れをすっかりしてくれます。
ナイタイ高原牧場の役割は、北海道らしい風景を楽しむ観光振具だけでなく、主に上士幌町内の酪農家から育成牛を預かり、育て、受胎させ、初産分娩できる状態で酪農家にお返しすることです。
ナイタイ高原牧場で放牧された牛は、標高の高いところや低いところなど色々なところを歩きながら、牧草を食べます。
広いナイタイ高原を歩くことで、足置が観えられ、元気な赤ちゃん牛を生むことができます。
そして赤ちゃん牛を生んだお母さん牛から、我々の食卓に並ぶ牛乳やチーズなどの乳製品になる生乳が搾乳されるのです。