箸
舗「桜さくや」
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お箸・・・ それは日本人が創り上げた「美の典型」であり、
人間の生きている証であり、《文化の証》であることは
『古事記』が伝えるところの一節からも伺い知ることができます。


 スサノオノミコト(素戔嗚尊)は、ヤマタノオロチ(山岐大蛇)の壮絶な闘いの際に、河上から流れてくだる箸によって人間の存在を知るという物語が意味するものは、運命と必然をつなぐ文化としての【はし】は、人間が生きていく上で必要不可欠な道具であると同時に、神器としてあがめられるほど大切なものであることを示唆しているのではないでしょうか。

古く、箸の語源は、たべものと人間の口のあいだを渡す《はしわたし》であるという考え方がありました。ただし、箸は道具でありながらも、婚礼の儀や信仰の儀に用いられてきた幸福の象徴であったと様々な文献に記されています。古くは男女が結ばれることを「箸まめ」と言い、つまりは「めでたい」ということに直接つながっていたことも興味深いことのひとつです。

竹冠に者と書いて『箸』と記す・・・・あまりに当たり前すぎて考えもしなかった『はし』の存在。

日本人のこころと日本文化の発展をつないできた
現在進行形の重要文化財が『箸』なのではないでしょうか。

箸がなぜこれほどまでに日本文化を語る上で欠かせない存在となっているかは、日本には「躾文化」が存在していたからとも言われております。食事は人間が生きていく上で欠くことができない日常生活の習慣であり、箸という道具を用いることで、礼儀や作法といった躾を学ぶという文化がいまもなお継承されているからに他なりません。

箸の目的・・・それは食べること、ではなく、
人間として生きている喜びを味わうこと、なのではないでしょうか。


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