2021.1.23

ジェット船の欠航状況と就航予想の成績評価  2020

  • 作者の都合などによりホームページを更新できなかった日は対象から除き、就航予想を掲載した期間についてのみ集計しまた。2020年は欠航予想は356日、出帆港予想は合計362日でした。(感染症コロナの影響で6月にジェット船の運行がなかった日が6日あったため日数に差があります)
  • 基準を一定に保つため、季節的に運行される久里浜、館山、下田経由のジェット船は集計に算入していません。
  • 大型船の欠航は、10/10(台風14号)の1回だけでした。
  • 6/21には南岸沿いに停滞する前線と低気圧通過の影響で、午後の東京行きジェット船が出港後岡田に引き返す、という出来事がありました。


1、 ジェット船の欠航状況
2、 ジェット船就航予想の的中率評価
3、 出帆(到着)港予想の的中率評価





1、 ジェット船の欠航状況

2020年の欠航日数と記録日数
年間を通して、一部欠航は4日、全便欠航は14日、合わせて18日。
昨年は合わせて17日。

 

季節的にいつ頃欠航が多いのか
記録を開始した2004年8月から2020年12月まで、月別に集計しました。
資料は1月から7月までが16年分、8月以降が17年分になります。
冬の季節風と冬から春にかけての発達した低気圧による強風の時期、台風の影響を受ける時期の欠航が多くなることがはっきりしています。

 

17年間の欠航率の変化 (一部欠航、全便欠航の計)




2、ジェット船の就航予想の的中率評価


欠航を1週間前からどう予想していたか 
  全便欠航時の予想状況
  計14日

1月28日は南岸低気圧通過に伴う荒天で欠航を予想できなかった。
   一部欠航時の予想状況
  計7日

 

予想が外れた場合の分析
左の記号が実際、右の記号が予想。
例示、○×は全便就航したのに×と予想した、という意味です

○△の率が高いのは、判断が微妙なときに悪めに予想していることの表れだと思われます。

○ 全便就航
△ 一部就航(予想の場合、欠航の可能性あり、を含む)
× 全便欠航

 

 一部欠航、全便欠航を○と予想した(欠航を予想できなかった)率
前日の予想で6%、7日先で67%
(昨年は前日18%.7日先59%

 

就航、一部欠航、全便欠航の予想がその通りになった率
就航率は94%だったのでこの率が高いのは当然、そこで、欠航を予想できたか、を見たのが下のグラフ。

 

 欠航が予想通りだったか
実況は、一部欠航は4日、全便欠航は14日

 

実況、一部欠航は4日

 

 実況、全便欠航は14日 (1日前の予想で全便欠航を就航と予想したのは1月28日)

 

 全便欠航、一部欠航を○と予想した率の2005年からの変化。
縦軸左目盛りが率、右目盛りは年間欠航日数(一部欠航を含む)





3、出帆(到着)港予想の的中率評価


  • 的中率は、実際の出帆港が元町の時に元町港と予想できていたかで計算しました。岡田港の場合も同様です。
  • 欠航の場合、もし就航できたとしても岡田港になると考えて処理しました。

 

出帆(到着)港は季節によって大きく変化します。

年間では
  元町港・・・90日
  岡田港・・・272日

 

出帆港がどちらになるか2005年からの変化
 

元町港・岡田港を合わせたこの期間の平均の的中率は
   前日・・・・86%
   7日前・・・73%
でした。

 
 
 
 

 年間の出帆港的中率の2005年からの変化


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