2022.1.20

ジェット船の欠航状況と就航予想の成績評価  2021

  • 作者の都合などによりホームページを更新できなかった日は対象から除き、就航予想を掲載した期間についてのみ集計しまた。2021年は欠航予想は364日、出帆港予想は合は計273日でした。(元町港船客待合所改修工事により10月から12月は岡田港出帆のため出帆港の予想はしていません)
  • 基準を一定に保つため、季節的に運行される久里浜、館山、下田経由のジェット船は集計に算入していません。
  • 大型船の欠航はありませんでした。ただし、ジェット船欠航に備えて夜東京発を翌朝発に変更したことが10回ありました。


1、 ジェット船の欠航状況
2、 ジェット船就航予想の的中率評価
3、 出帆(到着)港予想の的中率評価





1、 ジェット船の欠航状況

2021年の欠航日数と記録日数
年間通して、一部欠航は28日、全便欠航は16日、合わせて44日。
昨年は合わせて18日。今年は台風の影響が小さかったにもかかわらず欠航が大幅に増えました。


季節的にいつ頃欠航が多いのか
記録を開始した2004年8月から2021年12月まで、月別に集計しました。
資料は1月から7月までが16年分、8月以降が17年分になります。
冬の季節風と冬から春にかけての発達した低気圧による強風の時期、台風の影響を受ける時期の欠航が多くなることがはっきりしています。


18年間の欠航率の変化 (一部欠航、全便欠航の計)
前年までの5、6%程度がほぼ2倍の12%になった。コロナ禍の影響か?

ジェット船欠航率の経年変化の数値データはこちら PDFファイル44KB





2、ジェット船の就航予想の的中率評価

欠航を1週間前からどう予想していたか

全便欠航時の予想状況
  計16日
3月29日は南岸沿いを小さな低気圧が進んだ。南西の風5m/s〜9m/s


一部欠航時の予想状況
  計28日


予想が外れた場合の分析
左の記号が実際、右の記号が予想。
例示、○×は全便就航したのに×と予想した、という意味です

○△の率が高いのは、判断が微妙なときに悪めに予想していることの表れだと思われます。

○ 全便就航
△ 一部就航(予想の場合、欠航の可能性あり、を含む)
× 全便欠航

3月29日ジェット船全便欠航、なぜ?

2021年3月29日の天気図
当日の大島のアメダスデータはこちら



一部欠航、全便欠航を○と予想した(欠航を予想できなかった)率
前日の予想で11%、7日先で70%
(昨年は前日6%.7日先67%


就航、一部欠航、全便欠航の予想がその通りになった率


欠航が予想通りだったか
実況は、一部欠航は28日、全便欠航は16日


実況、一部欠航は28日


実況、全便欠航は16日 (1日前の予想で全便欠航を就航と予想したのは3月29日)


全便欠航、一部欠航を○と予想した率の2005年からの変化。
縦軸左目盛りが率、右目盛りは年間欠航日数(一部欠航を含む)





3、出帆(到着)港予想の的中率評価


  • 的中率は、実際の出帆港が元町の時に元町港と予想できていたかで計算しました。岡田港の場合も同様です。
  • 欠航の場合、もし就航できたとしても岡田港になると考えて処理しました。
  • 2021年は10月1日以降元町港待合所の工事のため全て岡田港出帆になりました。


出帆(到着)港は季節によって大きく変化します。

年間では
  元町港・・・65日
  岡田港・・・299日


出帆港がどちらになるか2005年からの変化
(2021年は1月から9月までの集計)


元町港・岡田港を合わせたこの期間の平均の的中率は
   前日・・・・87%
   7日前・・・73%
でした。(10月から12月は集計に入れません)





 年間の出帆港的中率の2005年からの変化





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