Joe Kienemann ”Integration”
(yvp 3023)
<アーティスト>
Joe Kienemann(p)
Thomas Stabenow(b)
Aldo Caviglia(dr)
<曲名>
1.Integration
2.Batida Diferente
3.Dein ist Mein Ganzes Herz
4.Siciliette
5.OPA Pardon
6.My Baiao
7.Gospelette
8.Aldissimo
9.From Bop to Bottom
10.Zwei in Einer Grossen Stadt
11.Bei Dir War es Immer So Schon
12.Consigo
Joe Kienemann はドイツ人ピアニスト。同じドイツのレーベルであるyvpレーベルから諸作品をリリースしており、「Trio Concepts」のKlaus Wagenleiterと並んでyvpのピアニストの双璧と個人的に思っている。このアルバムはyvpレーベルの中では割と古いアルバム。
以前紹介したロシアのピアニスト、Gregory Fineもそうだが、このピアニストも多彩な演奏をするのだ。生真面目な風貌に似合うようなシリアスな演奏をすると思えば、ノリのよい演奏も小気味良くこなす。冒頭の数曲を聴けばいかに多彩な演奏をするピアニストであるかが判るだろう。ベースのThomas Stabenowは非常に堅実にサポートするいわば職人的なベーシストで、現代Jazz界でも屈指のベーシストだと思う。
どの曲も良いが特に1曲目のシリアスで洗練された曲と10曲目のなんともセンチメンタルな曲がイイ感じなのだ。