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DIARY7

<1月9日(日)>

年も新たまったので、indexの写真を変えてみた。今の季節は冬晴れで澄んだ青空がよく見られるし、雪深い北日本も晴れた朝には凛とした青空になるのだ。なので今回はこのジャケットを選んだのでした。

という訳で(?)今年もoyajazzをよろしくお願い致します♪

年末は毎年実家の山形に帰省。帰るついでに仙台に立ち寄って、贔屓のレコードショップやjazz喫茶などに顔を出すのが恒例なのである。

仙台の冬の風物詩は「光のページェント」。


普段はこんなけやき並木が…


こんなに美しく様変わりするのだ。普段雪があまり降らない仙台で珍しく本格的な降雪だったのでこんなに綺麗なページェントになったのでした。

ページェントは12月31日終了なので再びお目にかかれるのは次の年末。チト名残惜しいのだ

さてさて話変ってまずこの写真を御覧あれ。



檜の升セットであるが左側のがちょっと大きい。
これは酒を入れる酒器で秋田の大館で作られた一品。

檜の香りがとても良く酒も進む♪。
帰省中に知り合いから頂いたもので、とても気に入っているのでした。

実は会社に入って最初の研修地は大館で縁のある場所である。

ちなみにオーディオを始めたのは大館の次の勤務地である秋田からで、その時良く通ったのが土崎港にある「α−ペックス」というオーディオ店で、今も精力的に営業を行ってる。

十数年前になる話だ。う〜ん懐かしい!

それにしても贈り物にこういうセンスは持ちたいものだ
これは見習わねば。


<1月15日(土)>


15日は本年第1回のmegの会である。

実は昨年、megの会は皆勤賞♪よくぞ通ったものだ。
今年もお世話になります。

会自体は昨年と同様で、和田会長の選曲→当番に当たった方の選曲→会員の持寄りアルバムの紹介。

今回の会長の選曲は「End of a Love Afair」

なんか今月のお題である「愛する人にプレゼントしたい曲」とは思いっきり真逆なタイトルなのはご愛嬌♪







今月の2番手は「艶ジャケ師」こと白澤さん。

今回の選盤は艶ジャケ度こそそんなに高くないものの、選曲のセンスはさすがである。






 

会員の持寄りのテーマは「愛する人にプレゼントしたい曲」。
上の写真で左側が私が紹介したMihel Petrucciani の「Live」
このアルバムの中から、「Looking Up」という曲をかける。とっても大好きな曲で、沈んだ気持ちの時この曲を聴くと励まされたような気持ちにさせる暖かく明るい曲なのだ。

で、写真右は今回の個人的インパクト大賞。神代さんが持ってきたペレス・プラードの「Mambo Mania」というアルバム。ジャケットも凄いが内容もマンボなので「ア〜アッ!」とか「ウッ!」などのマンボ的掛け声(?)満載なのだ。恐れ入りました。

さてさて、この美味しそうな写真を御覧アレ♪



これはmegの新メニュー。
まだ食べた時はないがオーダが入る度に店内にイイ匂いが漂う。

オイシソウナノダ〜


<1月22日(土)>


第4土曜日は恒例の新譜試聴会。

司会が山本さん+αになってから、普段あまり新譜試聴会に顔を出さない方も参加するようになってきている感がある。
昨年末は平井さん&松下さんという組み合わせがあったりしたのだ。

今回の+αの司会者は繁藤さん。
自ら「土着JAZZ」愛好家を宣言しており、megの会等での選曲も非常に個性的なものなのである。

写真は司会のご両人。2人とも妙にカッコよく撮れていないか?



  

上の写真の左は今回ピカ一のジャケット。ボーカルのJoan Viskantの「Over Here Over There」
「目力」を感じさせるジャケットはまるで映画女優のようだ。

右の写真は、今回のベスト。と、いっても新譜ではなく山本さんが持ってきた私物のレコード。
ロシア人のChizik Leonidというピアニストのアルバムで、ジャケットの裏表すべてロシア語表記なので、何を書いているのかぜんぜん判らず。ジャケットにはトロンボーンを演奏しているシルエットがあるが、中身はピアノトリオアルバム。
かかった曲はAll the Things You Areだったが、これがとても良かった。是非ともDIWからリリースをお願いしたいものである。



繁藤さんがかけたアルバムの中でよかったのはChano Dominguez Trioの「Con Alma」というアルバムとJaume Vilaseca Quartetの「Aqui I Alla」。どちらも非常にしっかりしたピアノの演奏が好感である。

最後に各人の講評を聞いたとき、寺島氏が今回山本氏がかけたのは「JAZZ」であり、繁藤さんがかけたのを「音楽である」と評している。
「土着JAZZ」を総論的に「音楽」と捉え、新譜を各論的に「JAZZ」と捉えているのだ。なるほどと思わせるコメントである。



今回も非常に充実した新譜試聴会でした。





さて、次は久しぶりのオーディオの話題である。

 

以前、Chordのパワーアンプを購入したとき、以前に使っていたアンプをそのまま使用してスピーカーの高域、低域に1台づつ割り当てるいわゆる「バイアンプ」接続を試したたことがある。

ところが、昨年の7月19日に神代さんが自宅に来たときにスピーカーケーブルが突如断線してしまって以来、中断していたのでした。
ここにきて、一月前からケーブルを注文し密かにバイアンプ接続の再開を目論んでいたのである。
上の写真は到着したケーブル。MITというアメリカのメーカー製でSotgunシリーズのS3のバランス・アンバランスを一組づつ。このケーブルをプリアンプ〜パワーアンプに使用するのだ。

パワーアンプは今まで置いていたTAOCのラックから出して、スピーカー間に設置する。



設置の状態は写真左のような感じ。

結構収まり良いでしょ?

スピーカーケーブルは現状使用しているものを半分に切断して使うため末端処理が大変で、以前購入した熱収縮チューブが見当たらなくなり秋葉原に買出しに行ったりと勝手に大騒ぎ。

音の方はちょい聴きの段階で非常にいい感じ。重層的なピアノの響き&ワイドレンジが印象的。

シンバルの線がやや細くなったような感じがするのが、唯一気に入らないところでした。
バイアンプの効果かケーブルの効果を見極めるのは今後の課題である。


<1月23日(日)>


23日のイベントは…

「プチ乙女藝術家による ももかはくぶつかん」

今回の主人公である、アカシモモカ嬢とは現役女子大生にしてミュージシャンなのである。活動内用は歌だけに留まらず、ダンスとか幅広いので「ミュージシャン」ではなく「藝術家」であるようだ。

以前、火曜日の「人間ライブ」でそのパフォーマンスを披露したことがあるが、残念ながらその日は終了直後にmegに辿り着いたので見ることはできずじまい。
なので、今回は何が飛び出すのかとても楽しみなのである








  

上の写真はバイオリンを演奏する相方の京子さんとのデュオで自作の歌を披露する。
さすがはプロで、歌声に迷いやテレは微塵も感じられない。
歌は、谷山浩子的不思議な魅力を持った歌詞+椎名林檎・エゴラッピン的昭和歌謡という感じか。


  

歌だけでなく、寸劇+歌(かな?)や歌+ダンス等、盛りだくさん。
最後は平井さんも飛び入り参加して、ダンスしてました。
今回のイベントはお世辞抜きでとても楽しい♪今から次回が楽しみであるのでした。

1月29日(土)

この日はオーディオ系のHPの老舗であるAFUTURAのO崎さんと近所のYさんが自宅を訪問。
今回の趣旨は彼の言葉を借りると…

−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
最近はお気に入りのJPOPの新譜を買うことも難しい。ましてや耳にしないJazzなら尚のこと。雑誌見たって曲が流れてくるわけじゃないしね。
それならミズテン買いか? 確かにそれもいいけど好みの一枚に出会う確率が悪すぎます。
確実なのは所有者に聞かせてもらうことでしょう。
というわけで、Jazz新譜を大量にお持ちのoyamaさんに御協力をお願いし、「CD120枚試聴会」を開催しました。一日で聞き、購入予定CDを探すという明確な目的を持ったオフ会ですヽ(´▽`)/。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

まともに聴いてたらとても120枚などとうてい聴けない。
よく、レコード屋の試聴機で出だしの数秒を聴くと結構内容の良し悪しが判ったりすることってあるじゃないですか。今回はその方式をとって原則1枚1分で、ものによっては1曲とおしで聴くという聴き方をしていったのである。
その模様はいずれAFUTURAで報告されますので、乞うご期待♪

 

さて、上の2枚のアルバムは1月に発売された再発アルバム。
左はルネ・ユルトルジュのベルサイユ盤で、右は板橋文夫の「渡良瀬」。

特に渡良瀬は中古レコードを4年間探しても一度も姿を拝んだことがなく、突然のCD再発に大喜びしたのである。
2月にはラーシュ・ヤンソンのアナログ盤のリリースが予定している。

時ならぬ再発ラッシュは本当にうれしい限りだ♪


2月5日(土)


吉祥寺のJAZZ喫茶「meg」の週末は何かしらのイベントが催されている。

ところが、2月5日は当初なんのイベントの予定もなくスケジュール表でもぽっかり穴があいていた状態。

そこで、立ち上がったのがまいどまいどのおなじみJAZZラーメン屋「げんき亭」のご主人、花村さん。
急遽企画したイベントのお題は…

げんき亭・花村サンの「極私的名盤:お披露目大会」

持ち寄りコンサートの拡大版といったところだ。




急に決まったスケジュールだったものの、いつもの常連さんはじめお客の集まりもまずまず。

おのおのが、これぞという名盤を紹介する。

今回の個人的ジャケットNo.1は下の写真左のPam Garner。爽やかな緑色のドレスがいい感じ。
そいういえば、megの会の常連の一人、さおりんさんと似ているかも♪

 

右の写真は個人的内容No.1のDoris Dayの「Wonderful Day」というアルバム
華やかな赤のジャケットもいい感じ。

持ってきたのは、松下さん。最近レコードプレーヤーを入手して本格的にLPレコードを聴き始めたとのこと。
最近では松下さんはじめ、大河内さんもレコードを始めてCDそっちのけでLPを漁る毎日だそうだ。

レコードというと時代と逆行していると言われるかもしれないが、その独特の雰囲気がJAZZ好きの心をくすぐるのだ。勿論自分もCDもレコードもどちらも楽しんでいる。

 

さてさて、全員のCD・レコードがかかり終り、会場の多数決今回のベストを決める。
で、今回のNo.1はなんと松下さんが持ってきたDoris Dayの「Wonderful Day」!

表彰状をもらってにっこりでした。


2月6日(日)




6日は久しぶりにオーディオ好きの方のお宅にお邪魔する。


Stereo Sound 誌というオーディオ雑誌の中で毎号2名の愛好家のお宅を紹介するコーナーがあるのだが、その最新号に紹介されたシステムなのである。


部屋はとってもひろく、勿論防音もしっかり。大音量でもドアの外にはほとんど音がもれないのだ。







 
スピーカーはJBLのユニットをオリジナルのboxに納めた特注品。
セッティングひとつとっても様々な工夫を凝らしており、実に手が込んでいる。


 


  

デジタル・アナログの入力機器とコントロールアンプ。
どれ一つとっても名機ばかり。個人的にはEMT930が奏でるレコードの音色がいい感じで、太く根を張った大木のようながっしりした音がJAZZとぴったりあっているのだ。ミルトジャクソンのビブラフォンの音色もビブラフォンってこんなに攻撃的な楽器だっけ?と思うくらい力強い。


 

このシステムのスピーカーはネットワークを介さず、各スピーカーユニットを1台のアンプで駆動する、いわゆるマルチアンプシステムなので、必然的にアンプの数が大量に必要となる。
上の写真左は帯域を分けるチャンネルデバイダー、右はパワーアンプ群。どちらもマークレビンソン製。


 

機器もさることながら、圧巻はその使用しているケーブル類。
使用する機器が多いとその数も当然増えるのだが、その規模が半端じゃない。

ただ、コントロールアンプとパワーアンプ間は二重床の下を通っているので、至ってすっきりしている。
しかし、その立ち上がり部分はケーブルがのた打ち回っているようだ。

 


オーディオの他にビジュアルの方も拝見。
するすると120インチのスクリーンが電動でスピーカーの間に降りてくるのだ。

カントリーやJAZZ等いろんなジャンルの音楽DVDを見せて頂いたが、面白さで断然良かったのがブリトニースピアーズのライブDVD。演出やカメラワークも非常に凝っていてとても面白い!
それに比べるとJAZZのDVDってとっても地味なのである。やはりJAZZは音で勝負なのか?






その規模はとても手に入れようとしても手に入れられないものであり、聴きたいと思ってもそうそう聴けるものではないのである。


今回はとても貴重なオーディオ的経験でした。


お招きいただいた高橋さん、本当にありがとうございました。








<2月11日(金)>


JAZZ喫茶megのイベントの中で盛り上がるのが対戦系イベント。

さてさて、祝日の11日にオーディオ・JAZZで著名な三上医院の三上先生率いる横浜・横須賀軍団と、megの会&げんき亭連合軍の第2回目の対戦。

前回は参加してなかったので初参加となるが、寺島氏と三上先生は本音でぶつかり合う仲なので違う意味で場が盛り上がるのではないかい?と余計な心配をする。

で、ピアノトリオというネタで第1回戦に望むのだが相手はいきなり三上先生。


「なんで?」




察するに、50〜60年代を良く聴く方はホーンに名盤が多いのにピアノトリオは名盤が少ないのではないのではないか?そこで、最近アバンギャルドを導入し新譜もよくきいてる先生に白羽の矢がたったのではないかと勝手に想像。

こちらStewy von Wattenwylの「everythin I love」、三上先生David Gordon「undiminished」

げっ、David Gordonっていったらお気に入りのピアニストではないか。結果は10対7でかろうじて勝利♪
けど、勝ち負け云々よりも三上先生の選盤がDavid Gordonっていうのが嬉しい。

ここからは対抗戦に参加した方の雄姿を御覧あれ。

  

  

  

  

  

さて、2月11日は寺島氏とmegの会のステラさんの誕生日。
というわけで花束の贈呈やケーキなども振舞われる。

 

  

megの会の元気娘、さおりんさんからは「首、肩、腕の痛み」予防の本が贈られる。
文章考える仕事柄切実な悩みであろう。

贈呈ついでになぜか全員でラヂヲ体操をすることに…

 

アバンギャルドからラヂヲ体操第1が流れる。なんて贅沢な伴奏なんだろ♪
寺島氏もノリノリでのけぞってました。

 

今回の対戦イベントはもっと殺伐な雰囲気になると思いきや終始和気藹々の楽しい雰囲気。
結果は6対6の引き分けで無事終了とあいなりました。


最後におまけの写真。


帰ろうとしたときに花村さんと玉木親子が楽しそうに談笑してたので、記念にパチリ♪


今日一番のベストショットでした♪











<2月12日(土)>



翌12日はディスクユニオン・吉祥寺店の新譜試聴会。


大野さん、西川さんのダブル司会で、会の前半は大野さん、後半は西川さんが司会を勤める。


以前にも書いたが、第4土曜日の山本さんの新譜試聴会とはちょっと毛色が異なり、こちらはより現場に近い選盤がなされる。
物によっては試聴会で購入できたり、予約できたりするのだ。


これはありがたい♪



 


 
今回お気に入りの3枚。

・Antonio Farao 「Encore」
・Dave Robbins 「At the Mark」
・Danny Gottlieb 「Jazz Beautiful Ballads」

3枚目のアルバムはmegの会の藤田さんの選盤。

どれもいい感じでしたが、意外だったのはAntonio Faraoの新譜。今までのごつごつした印象ではなく、木住野佳子さんのFairy Taleのような美しい旋律が印象的。

さてさて、この日はバレンタインも近かったので、こないだmegでイベントを行った「プチ藝術家」アカシモモカ嬢からmoonksのメンバーにこんなプレゼントが…

 

お手製のクッキー(?)の上にマーブルチョコで「M・O・O・N・K・S」と書いてるのでした。
さすが、プチ藝術家。発想&彩り&お味もお見事。
ありがたく、「O」を頂きました。ごちそうさまでした♪


<2月19日(土)>

 

19日は第3土曜日なのでmegの会の日であるが、会の前にmegの会の「機長」こと坂上さんが遊びに来てくださる。


今回はどちらかというとオーディオよりもJAZZに寄った試聴。
狭い部屋に驚いていたかもしれないが、どんな感想をもったのでしょうか。


今度は是非、坂上さんのところの名盤を聴かせてくださいませ。






さてさて、その後は吉祥寺に移動してmegの会に参加。

「あれ?和田会長がいないぞ?」

なんと、今回は風邪をひいて体調不良のため、無念の欠席なのである。
ということで、司会は平井さんが代行。ノリノリである。

  

はじめの「3枚」も和田会長の代わりに今駒さんが代理。
2番手は予定どおり、前泊さんの選盤を紹介する。



 

前泊さんは、megの会のさおりんさんターゲットにジョン・ピザレリのLPレコードを持ってきたのだ。


興味津々のさおりんさんは、しばしジャケットをじ〜っと見つめる。
内容も気に入ったようでした。








  


さて、上の写真は「野獣と美女と美女」の様相。

左はおなじみ花村さん。今年に入って口ひげを伸ばしているので「?」と思っていた方が多いと思うが、別にゲンを担いでるわけでなく手に持っているジャケットの様になりたいとのこと。ちょっと似てるかも♪

中央は今回のベスト。
豊田さん選盤のPeggy Leeのアルバム。曲もジャケットもとってもいい感じでした♪

右はピアニストの安井さち子さんが飛び入り参加。
2月16日にM&Iレーベルから新譜の「Touch of Fortune」がリリースされ、megでも記念ライブが行われるのだ。ライブの告知とともに一曲ご披露。とても素敵な演奏である。

会終了後にアルバムの即売も行い、自分も迷わず購入。サインをもらってご満悦でした。



今回のmegの会のお題は「2004に購入したベスト盤」。
自分がかけたのは「牛ジャケ」でおなじみのNahorny Trioの「Dolce for Niente」から”Let’s Light the Stove”。

ご存知の方が多いと思うが、この曲は寺島靖国責任編集(?)の「JAZZ BAR 2004」の栄えある1曲目に選ばれている。

ところが、オリジナル盤とJAZZ BAR 2004に収録の曲の雰囲気が結構違うのである。



曲の披露ついでに寺島氏にその違いを聞いた所、JAZZ BAR 2004に収録するにあたって、リマスタリンぐを行っており、そのリマスタリングはビーナスレコードのリマスタリングを行うところと同じ所で実施したとのこと。
どうりで、妙に重心が低く太い音色な訳だ。
聞き比べも行ってみても、一聴して全員その違いが判るくらいの差があるのだ。

帰り際に寺島氏に「この音色が寺島カラーなんですね」と言ったら、にっこりしてた。


<2月26日(土)>




毎月第4土曜日は恒例のDISKユニオンの山本氏+αの新譜試聴会。


+αには毎回megの常連さんが参加するのだが、当初予定していた方が
参加できなくなったため、megの番頭の新井さんから参加要請アリ。


2週間前のオファーであるが、ここは一つ要請を受けることにしよう。
という訳で今回の+αは不肖私が担当に。






この日は初めての午後イベントということでステラ伊藤さんのボーカルライブ
があったので、いつもとは違う顔ぶれが目立つ。
とは言いつつもmegの常連さんが多く、顔なじみの方が多い。

こないだ「横浜・横須賀連合軍」との対決イベントで対戦した三上先生も三鷹
で行われていた真空管アンプのイベントの後で顔を出していたりしたのだ。

「選曲、期待してるからね♪」

まことにありがたいお言葉である。



今回私がかけたアルバムは別途コラムでご紹介するので、しばしお待ちくださいませ。



で、この日の人気投票一番は、Barney Wilen の「DREAMTIME」というアルバム。
この作品はピアニストのAlain Jean Marieとのデュオで、ライブ録音である。

かけたのは1曲目の”Things of the Fugue”というオリジナルの作品であるが、
どう聴いても「My Funny Valentine」なのである。

ところがこの演奏はライブということもあり適度な緊張感が漂い、2人の掛け合いもとても見事
である。楽器は異なるがまるでビルエバンスとジムホールの「Undercurrent」のようである。

レコード屋で見かけたら是非お買い求めを。


   

さて、この日はmegにオーディオガレージメーカの方(写真上中央の奥の方)が来ていて、
飛び込みで寺島氏に電源関係のアクセサリー(写真上右の赤白の棒状の物)を紹介していた。

通常の電源ケーブルとコンセントの間に直列に接続するもので、効果の程は若干低域の
ボリュームが増した感じ。でも個人的にはきりっと締まった低音が好みなので判定は微妙。

オーディオの話題となると長澤さん(写真上中央の手前の帽子の方)がだまってはいない。
話は電源の極性の話に広がり、しばし新譜試聴会は中断模様。山本氏と私はただ見守る
ばかりでした。

来月の+αは後藤さん
いつもはきわめて直前に依頼される場合が多いが、今回は準備に余裕があろう。
来月も楽しみな新譜試聴会である。


<2月27日(日)>


この日はイベントのダブルヘッダー。
まずは八王子の鈴木さんという方のお宅にお邪魔する。


この方は不慮の交通事故ため、年末に手術したばかり
であるが、だいぶ落ち着いてきたということで、今回の
お招きに相成ったということである。


もともとオーディオ好きな氏であるが、一時の中断の後に
システムを再構築したとのことだ。


自宅の広いリビングにJBLのスピーカーとその間に機器が
鎮座している。南向きの窓で日差しも明るい♪



  



もっと多くの写真を撮ったのだが、不覚にも写りの悪いものが多くあまり
ご紹介できないが、マッキントッシュのアンプをベースにエソテリックの
CDプレーヤー、ナカミチのカセットデッキも現役とのことだ。

JAZZは最近興味を持ったとのことで、鈴木さんの手持ちのディスクと
こちらで持ってきたものを聴いてみた。

音色は非常に穏やかであり、最近のテンポの良いピアノトリオものに見ら
れる鋭いアタックの表現や隈取のくっきりした表現は苦手なのかもしれ
ない。
ただ、サックス等のホーンの太い鳴り方は大変心地よいのである。
氏に聞いたところ…

「JAZZは入り口に入ったばっかりで、メロディーだけで追いかけている情態です。ゆったりした感じが今の自分には心地よいです。」

システムから流れる音色はまさに好みに合致したものなのである。
音楽が主、オーディオが従という良好な関係なのだ。

課題はスピーカーの足回りとのことで、今後オーディオボードの購入を
考えているとのこと。導入の折にはまたお邪魔させてくださいませ。



写真のワンちゃんは13歳のおばあちゃん犬のチャッピーちゃん。 「わんわん♪」。


この後は吉祥寺megでイベント。
店に入ると、壁のレコード掛けのラインナップが普段の赤を基調にしたものから女性を配したものに変わっているぞ〜

   

そう、この日は「平成の艶ジャケ師」こと白澤さんの「艶ジャケ特集」
ジャケットを持つ手も堂に入っているというものだ♪

  

上の写真はイベントで紹介された中で個人的に「なんか気になる」3枚。



今回のイベントは、ジャケットのデザインもさることながら
その内容も充実したものが非常に多いのだ。

左の写真は、お客さんの人気投票第一位の
Henri Byrs 「Jeux de Mains」

というアルバム。

鍵盤の上に横たわる女性に伸びる演奏家の手が…
といった風情である。

「うわ〜エッチ〜」

けど、艶ジャケ師は「エロジャケ」と「艶ジャケ」とは違う
と、言ってはばからない。



うむ、ゴールドブレンドのCMに出ても良いくらいの「違いの判る男」である(´ー`)

今回のイベントの模様は3月15日に音元出版から発売される「analog」誌に載るとのことなので、今から楽しみである♪


3月5日(土)>

今日はオーディオのお仲間の「ひゃお」さんのところに遊びに行く。

  

彼はオーディオ好きであり、ロックのギタリストでもあるのだ。
で、その手先の器用さからケーブル等のオーディオ関係のアクセサリーもほいほい作る。

実際自分のオーディオのケーブルも彼のお手製のものが多いのだ。
力強さと分解能が高い、非常に自分好みの音が気に入っているのである。


さて、左の写真を御覧あれ。
「?」と思う方は普通の方。

これは着脱式の電源ケーブルと機器との間に
接続するアダプタ。

事の発端はoyajazzからリンクを張っている
「AFUTURA」の日記の2005/2/12
の記事に溯る。

オーディオ好きの方ならば、機器につなぐ電源
ケーブルで音が変わるのは周知の事実。

ならばそれを逆手にとって好みの音を付加できな
いか?という発想で作ったのがこのアダプタなので
ある。

以前自宅にひゃおさんが遊びに来たときにすでに
自宅では実験済。
で、今回は受け取りがてらお邪魔したのだ。



ちなみに、写真の上が今回私が発注した「Oyama」バージョン。下はAFUTURAの「O崎」バージョン。
プラグの形状が角型と丸型の違いがある。自分の場合は丸型だと端子の間隔の都合で機器に挿さらないので、より小型の
プラグで注文したのでした。

効果の程は…

O崎バージョン     : 広がり、エコー感
Oyamaバージョン  : 凝集感 

さすがひゃおさん、自分の音の好みを把握している♪
低音の「ドスッ」という迫力が圧巻である。ただ、低域が増えても決してだぶついた音にならず、非常に凝縮した締りのある音
なのである。これは是非megで試さねば♪

(※ ちなみに3月19日のmegの会終了後に、megのCDプレーヤーにこのアダプタを使いました。その模様は19日の日記
を御覧ください)


<3月6日(日)>



今日は、moonksの前泊さんとお友達の清村さんが遊びに来てくれた。

清村さんは沖縄在住で東京に仕事にきた折を見て、時間を取って頂いたのだ。
以前から私のところのシステムの音を聴いてみたいとのことで、こちらもチト緊張する。

氏はJBLのS3100mk2を使っているとのこと。実は私もS3100を使っていたので、非常に
親近感がある。

以前は現代のJAZZをよく聴いてたとのことだが、最近はあまり購入していないので新譜を
中心にセレクトしてお聴かせした。

氏から感想メールを頂いたので抜粋して紹介すると…



−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
聴かせて頂いた音も,ガッツ溢れる音で素敵でした。

例えば,牛の絵のジャケのCDの3曲目ですが,自宅ではあそこまでシンバルは炸裂しません。ピアノも芯のある
太い音で,元気になるような音ですね。自宅では,最近,クラシック−特に弦楽四重奏曲−をよく聴くので,綺麗
で清潔な音(寺島氏言うところの「仙人の音」でしょうか?)を目指してチューニングしているため,ジャズに必要な
ガッツや勢いが失われていることを実感しました。今後は,両者のバランスをどう取っていくのかが課題です。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
自宅の音を決める上で参考になれば幸いです。


月12日(土)>

12日は、急遽一関まで歩みを伸ばす。
JAZZファンで一関といえばベイシー。当然目的はそこである。

ところが、前日・全前日とナベサダのライブがあったとの事で、開店は少し遅れるとのこと。
時間があったので同じ一関にあるJAZZ喫茶「ROYCE」に行くことにする。

 

ROYCEは酒屋さんのお店の横にあるオーディオルームを一般に開放しているという感じのお店。
急に電話で連絡をとったにも関わらず、とても丁寧な対応をして頂いたのだ。

恐らく、ベイシーで待ちぼうけを食って開店までの時間にROYCEに行ったJAZZ・オーディオ好きの方は多いの
ではないかい?

使っているスピーカーはタンノイのウエストミンスターロイヤル。真空管のアンプでドライブする。
タンノイというとクラッシックが得意のスピーカーという印象があるが、確かに切れとか炸裂音は苦手かもしれないが、
サックスの懐の深い音色や特にボーカルは非常にいい感じである。

ROYCEを後にして、ベイシーに移動。
相変わらず写真は撮りずらい雰囲気なので、自主規制。

何回かベイシーに行ってるのだが、今回の選曲はある意味凄い…

アートペッパー 「ミーツザリズムセクション」
ビルエバンス 「ワルツフォーデビー」
コルトレーン&エリントン

で、最後にパブロカザルスのクラッシックの曲がかかったのにはびっくり。
余程の初心者に思われたのか、虫の居所が悪かったのか…

2時間くらい店に居て、近くのTRONTO で食事していると、菅原マスター以下お客さんと思しき方が入ってくる。
なるほど、お客さんが着てたからこその選曲だったのかな?

そういえば、なんかの本でクラッシックをお店でかける時って客がいない時か閉店間際の時って書いてたっけ。


月13日(日)>

とんぼ帰りで帰京。
この日はmegの常連さんである藤田さんプレゼンツのイベントがmegであるのだ。



藤田さんはJAZZ歴4年位で、本人曰く「まだ聴き始め…」と言っている。
よく聴くのは現代のJAZZ中心でピアノトリオかテナーのワンホーンのアルバムがほとんどを占める。
割と好みは似てる方で、megの会等でお話しても非常に話が合うのだ。

かかる曲もDavid GordonやVladimir Shafranov等々自分好みのアルバムが多いのがなお嬉しい。

藤田さんは次のmegの会の2番手でまた登場するのだ。
ますます絶好調なのである。

さてこの日、イベントの終了後に何気にアバンギャルドの裏側を見ると、自宅のスーパーツイーターの置き台に
にちょうど良さそうなウッドブロックを発見!
寺島さんにお願いしてしばし拝借することに相成りました。

 

ちょっと大きめであるが、見た目の安定感などいい感じ。重さも結構あるのだ。
ツイーターからの音の出方も明瞭になった気がする。恐らくスピーカー本体からの振動がいい具合に遮断されるから
だと思う。


月19日(土)>

 

第3土曜日は恒例のmegの会。
前回体調不良で欠席の和田会長も今回は元気に復帰。ただ、花粉症の症状が酷いらしく特に金曜日は最悪とのこと。
そういえば自分も金曜日はひどかったな〜

今回の和田会長の聞き比べは「But Beautiful」。かかった中で特に良かったのがテナーのジーンアモンズの演奏。
なかなかいい感じ。
2番手は藤田さん。かかった曲はカウントベイシー、ドナルドブラウン、ズートシムズの3枚。
先週のイベントとはうってかわって新旧取り混ぜての選曲はここでもお見事。特に気に入ったのがズートシムズのアルバム
でした。

 

上の写真の左は今回の中で一番気になったジャケット。玉木さん選盤のアルバムである。
なかなか悩ましいジャケットで「艶ジャケ師」こと白澤さんもびっくりである。

写真右はおなじみ花村さん。どうも花村さんを撮るとなかなかいい感じの写真がとれることが多い。
今回も満面の笑みである。にっこり。



さて、左のこの写真。

3月5日の日記で書いていた、電源ケーブル用アダプタ
名づけて「男塾」をmegのCDプレーヤーWadia850に
接続した時の模様である。

megの会を中断させる訳にはいかないので、会終了後に
こっそり寺島さんにお願いして、アダプタのあるなしの比較
をしてもらう。

アダプタを付けると低音が…

どーんと出てくるのだ

量が増えるからといってだぶつくことなく、きりっと締まっている。
これは5日の聞き比べでも確認済みのこと。

あまりの変化に自分もその場にまだ残っていた方もびっくり。
オーディオ関連のアクセサリでここまで変化があるのは珍しい。

さすがの寺島さんもこの変化にはびっくりしたようで、

「置いてってくれ〜」

とのこと。これは嬉しい。しばらくmegに逗留させることにしよう♪
早速作成者のひゃおさんに報告せねば♪


3月20日(日)>



AFUTURA で知り合いになった「出デン」さんから

「来月引っ越すので引越し前に遊びに来ませんか?」

と、お誘いを受けたので喜んでお邪魔することにする。
何回かお邪魔したことがあるのだが、今回は久しぶりの
訪問だ。

豆柴の「龍之介」ちゃんも、めんこいので大好き。
毎回オーディオ・音楽そっちのけで龍之介ちゃんと遊ぶ
(遊ばれてる?)






スピーカーのディナウディオは不動地位で相変わらず。

  

前回の訪問から変わったのは、レコードプレーヤー。
うん?LP12って前もおんなじ機種つかってなかったっけ?

そう、機種は同じであるが今回はアーム、電源部、ベースボードいずれも最高ランクの「−ek」バージョン。
色もメイプルカラーで明るくなってる。
別筐体の電源ユニット「LINGO」を導入したので、フォノイコライザーの「LINTO」と同じ筐体が2つ重なっている。

出デンさん曰く「アームの性能の差が出てくる音に大きく反映されている。」とのことだ。
一緒にお邪魔したひゃおさんも、LP12の音には心底関心してた。

さてさて、ここからは「龍之介ちゃん」の写真集。とくと御覧あれ〜

  

  

   

出デンさん、今回はお招き頂いてありがとうございました。
引越ししたらまた是非お招きください♪


月21日(月・祝)>




吉祥寺のJAZZ喫茶megで毎月第3土曜日に催される
megの会から、また新たなユニットが登場。

現代JAZZの鑑賞集団(?)moonksに続いて、50〜80
年代のいわゆる名盤の愛好家「Og JAZZ」の登場なのだ。

で、今日は冊子「Og JAZZ」の完成お披露目のイベント
なのである。








Og JAZZはmegの会の常連さん+評論家の岩浪洋三(岩浪先生もmegの会の会員で常連さんである)の14名で
一人15枚の選盤。
その内容の良さもさることながら、moonks以上に上等なつくりの冊子がとてもいい感じ。

 

このすばらしい冊子はmegの会ホームページ で入手方法を紹介しております。
これは是非手に入れておきたいアイテムである♪



Og JAZZを作るにあたって苦労したことの中に、原稿のテキスト化・写真の
編集等、PCの操作が深刻な問題だったとのこと。

そこで助っ人に登場したのがおなじみの後藤さん 。

手書きの文章のテキスト化から編集まで一手に引き受けて、冊子完成に大きな
貢献をしたのでした。

イベントでも大々的に紹介し、一同大きな拍手&本人ご謙遜の一幕でした。

名盤JAZZにあまり詳しくない私もこの冊子片手に、Og JAZZパーフェクトを
目指し、精進したいものである。




3月26日(土)

PCM衛星デジタルラジオ 「MUSIC BIRD」をご存知ですか?
その中の8chがJAZZの専門チャンネル。

その8chで4月1日から登場した新場組みがなんと…

「MOONKSのNEW JAZZ GENERATION」

MONNKSも密かに活動を続けているのである。
放送時間は毎週金曜日19:00〜20:00で、メンバー6人が交代で番組のパーソナリティを務めるのだ。

で、今日は自分の回の収録。



毎回、大河内さんが聞き役(大河内さんの回は前泊さんが聞き役・上の写真は撮影用に前泊さん)に回り、
番組は進行するのだ。

この収録の模様は4月15日(金)に放送されるので、PCM JAZZが聴ける方は是非お聞きくださいませ♪







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