旧田島町針生から旧南郷村山口に抜ける旧々駒止峠。現在は国道289号線駒止トンネル
南会津の自然を体験できるトレッキングコース「巡見使の道」
今年やっと半分(針生側)が開通しました。
入り口はペンション駒戸から徒歩2分です。
○頂上まで約2時間半、往復約4時間半の半日コース
○ブナ林の中は夏でも涼しく、樹齢300年を超えるブナもたくさん残っています。
針生側が開通したので、今年初めて町民ハイキングを開催しました。色んなイベントが重なり、参加者いるのか心配でしたが、10名ほどの参加者がありました。
平成18年度から神奈川総合高校の夏季授業が針生で開催される様になりました。みどりの広場でキャンプをしながら、南会津の自然を体験しています。選択コースで「巡見使の道」のトレッキングをします。
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楽々トレッキングの筈が、迷いの沢ショートカットコースを登ったので「騙されたー!」と言う生徒もいましたが、ブナ林に感激。
今度こそ登りは道なりに登り、帰りはショートカットコースで楽々トレッキング。それでも先生はかなり辛そうでした。ブナ林の中の冷たくて美味しい泉に感激です。インストラクターの阿久津さんの「熊と出会った話」にみんなビックリしていました。
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樹齢300年を超えるブナがたくさん残っています。
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巡見使の道には貴重な高山植物もいっぱい
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始まりは、ペンション駒戸に来た手紙からでした。
日本全国の『-駒-』のつく山を登っているという沢辺さんからの手紙で、「針生に駒戸山と云う地名が在るようですが、場所を教えてほしい。」と言うものでした。実は、それまで「どの山が駒戸山?」なんて考えたことも無く(針生字駒戸山という住所にすんでいるのに)、範囲が広くそれらしいピークも多くて、この山がそうだと特定出来ず(とにかく山ばっかりなんです針生は)、村の長老に聞いてもハッキリしませんでした。何とか調べて、駒止トンネルの上、やや北東寄りのピークがそうだろうと言うことになり、翌平成9年5月に登頂することになったのです。
協力してもらった田島町町史編纂室長の渡部力雄さん、針生の長老湯田与作さんと共に、おらの父と沢辺さんの4人で登ってきたのですが、その途中で、使われなくなって100年以上も経つ江戸時代の峠道に出会ったのです。立派な石垣や道形が残っていて、「このまま埋もれさせておくのはもったいない。」ということになり、再生事業が始まりました。
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この会が行った勉強会で、この峠を「高倉親王」が通った時、あまりの急斜面で馬が止まってしまい、以後「駒止峠」と言われる様になったことや、江戸時代「巡見使」が通った道であるここが解る。
それから「巡見使の道」と言う名称が使われる様になった。
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「たじま町夢のある町づくりカレッジ」及び「只見町森林組合」、「南会津グリーンストッククラブ」の協力を得て、地球緑化センターの「森林ボランティア」を募集することになる。
頂上で豪雨と雷に遭遇。ブナのロート効果を実体験、(幹に雨宿りしてたら滝の様に流れて来てずぶ濡れに。)雷が横から来て雷光が走る・・・と思ったら、横で哲さんがフラッシュを焚いていた。
早々に退散です。
この時参加した夢カレのメンバー4人はなんと、現在1人が町長、2人が町議です。ちなみに残りの1人はただのヒゲオヤジ(おら)。八衛門さんは元町議で、おらのオヤジはひのきスポーツクラブの会長、盛男さんは副会長。すごいメンバーでした。
NPO地球緑化センターで募集:23名参加
上記23名の他に、針生区から13名、南会津グリーンストッククラブから7名、田島町夢のあるまちづくりカレッジから5名、町農林課から4名、総勢52名の一大イベントです。地球緑化センターの要望で機械は使わず、手鋸と鉈で作業することになりました。
この時の作業区間は小峠まででしたが、ものすごい藪だったところが高速道路の様に整備されて、2時間掛かっていたところが1時間で行ける様になりました。その後の整備にとって、大変有意義な事業でした。また、地元の人達にとっては、ボランティアの人達といっしょに作業をして、その考えや気持に触れることで、「南会津の自然」や「巡見使の道」の素晴らしさを、再認識する出来事でもありました。
NPO地球緑化センターで募集:20名参加
前回同様、南会津G.S.C.、夢カレ、只見町森林組合の協力のもと、針生区が主催。
総勢35名の参加。
1泊なので、作業時間が半日づつとなり、作業区間の設定に悩む。
・1日目は針生側入り口付近の刈り払い。
・2日目は旧道から入り、頂上付近の刈り払い作業をする。
前年から引き続き参加してくれた人も多く、頂上付近のブナ林と峠道に感激。
上下から整備して中間地点(一番ひどい所)が手付かずのまま残るが、迷いの沢沿いにショートカット出来るルートも出来たので、頂上まで約3時間で行ける様になる。
筑波大の松村先生と学生達から刈り払いの申し出がある。半日の日程。参加者20人。ブナ林の中の前年できなかった所を整備してもらう。学生の中には、1回目の「森林ボランティア」から参加している人もいるし、松村先生にはこの後も毎年手伝いに来てもらい、大変感謝しています。
平成17年6月からワークショップを重ねて来た、「田島町よいとこ発見隊」によるツアーで、里山再生ボランティアを募集。スタッフと合わせて11名参加
参加者が少なく、「田島町よいとこ発見隊」と「地球緑化センター」の実力の違いを実感させられる。ただし夜の交流会では、人数が少ない分、より深く熱い交流会となった。
平成18年度からは、「田島町よいとこ発見隊」と同時期に行われていた「田島町里山再生事業」のワークショップが本格的に活動し始めたので、「田島町よいとこ発見隊」での巡見使の道への取り組みは、この時1回だけとなった。以後、巡見使の道の整備は「田島町里山再生事業」のワークショップのメンバー主体となり、「針生区」で行うことになる。
「里山再生事業」のモデル地区として針生地区が選ばれる。そのプラン作成のワークショップを以後毎月1回行 い、長年取り組んで来た「巡見使の道」を中心に「針生区の里山再生事業」が展開されることになる。
里山再生事業が旧南郷村東地区でも始まりました。その中で「巡見使の道」の整備も計画に挙がり、南郷側も整備されることになりました。今はプラン作りの段階ですが、今後一緒に活動することも出てくると思います。益々夢が拡がります。
主に里山再生事業のメンバーと針生区の人達により、草刈機等を使って行なう。山の柴刈り用は良いが、普通のダイヤチップ付きの刃ではなかなか切れない。迷いの沢まで進むが、また中間地点は残ってしまう。
参加者15名。
南郷・東地区の人も参加して下さいました。
主に里山再生事業のメンバーと針生区の人達により、草刈機等を使って行なう。今回は柴刈り用の刃を用意する。また、いつもは遠くからの参加者を考え、午前9時頃に集合していたのを、作業時間を長く取れる様に午前8時に集合。手付かずだった中間地点の整備を目指す。
参加者14名。
告知期間が短かったにも拘らず、南会津サポートクラブから野田さんと大竹さんが参加。視察に来ていた神奈川総合高校の先生方とOBの中村さんも参加して下さいました。
針生側が開通
筑波大による整備。毎年来てくれる松村教授達です。前日、刈り払った柴の片付けと、残っている切り株を手鋸と鉈で整備。前日から続けて野田さん大竹さん中村さんも参加していただきました。
参加者15名。