黒砂漠・白砂漠 【特集】

 これも、ご要望があるので暫定的に公開します。
  1 バハレイヤ・オアシス(バウィーティーの街)
  2 黒砂漠
  3 クリスタル・マウンテン
  4、昼食
  5 白砂漠
  6 ファラフラ・オアシス
 の順番で画像(写真)とともに案内します。それでは、どぞーーー。   (^^)/  ほいっ!

オアシスでの朝食。
けっこう悲惨な朝食だが昨日よりは良い。
(昨日は”ゆでたまご”だけだったから、、、ううう。)
食べられる物をかき集めてきたメニューは、
小さいパンが2個。ゆでタマゴ2個。
はちみつ1個。ヨーグルト1個。
そしてネスカフェを4個!!。
だってお腹すいてるけど食べるものがないんだー。
コーヒーでお腹を膨らませる。しょぼーーん。
さあ、しゅっぱーーーつ。

 【不(?)明朗会計の飲み物代】

   オアシスのこのホテル。さすがにエジプトらしく、なんとも”不明朗”な”お会計”。
   昨日
昼食でコーヒーを頼んだらネスカフェが出てきた。ま、それはいい。エジプトで
   コーヒーと言えばネスカフェだからだ。
    で、出てきた
ネスカフェは1袋で8ポンド。(高いなぁー。ま、いっかー。)
   で、10ポンド札しかないので払うと「おつりはなーい。」と言われる。ま、いっかー。
   「ん、んじゃ、2ポンドはプレゼント・フォー・ユーよー。(ニコニコ)」

   で、
夕食でコーヒーを頼むと、今度はネスカフェ2袋で5ポンド!! えー?
   「おいちゃん?おかしいよー。昼は10ポンド払ったの、、、。それも1袋で、、、。」
   でも、おじちゃんは「昼間の記憶はなーい、、、。おつーりもなーい、、、。」と言う感じ。
   ううう、、、。そう来るかーーーーっ。

   でも、いっかー。日本の常識はエジプトの非常識。エジプトの常識は日本の非常識である。
   こんな細かいことで「怒らない怒らない。」この怪しさを体験できた分の
体験料金だと思えば。
   フッフッフッ。(ワタシってオトナじゃん。)

   で、
朝食のコーヒーはというと無料。だからネスカフェ無料。沈黙、、、、、。ガーン!!
   ということで、昨日の分も合わせて4袋飲むんだ。ぷんぷんぷーん!!(結局怒ってるし、。)


世界に誇る日本のTOYOTA

 車体にはTOYOTAと大きな文字が入っているが、
いったい、いつのTOYOTAだ??
 スイッチのツマミ類は一切残っていない。(どしたの?)
むきだしの配線類にちょっと驚く。
外に目をやると、フェンダーミラーは2つともぶっ壊れている。
日本国内では間違いなく”車検”が通らない。
 ライトは点灯しないから暗くなる前に目的地に
到着しないといけない、、、らしい、、、。は、はい?

 さて、まずホテルで朝食をしっかり取り(?)、いよいよ黒砂漠、白砂漠に出発。
 4WD(4駆)数台で1個のチームを作り、砂漠に進入して行く。
 私のチームは
TOYOTAの4輪駆動車3台のチーム。
 たとえ現地の人であっても、一人で砂漠に進入するのは危険。
 途中、道路標識も信号もないので迷う危険性もあるが、それだけではない。
 たとえ、
道に迷わなくても、常に車が故障する危険がある。
 現に今回はタイヤのパンクが発生。お互いに協力しながら修理する。
 他のチームでは、止まったエンジンが再始動しなくなったり。
 原因不明の故障など、、、。
 数台のチームが常に協力しながら一緒に移動する。

 で、この4WDが、実に故障しやすいすごい車なのだ、、、。 
 
 砂漠突入チ−ムは、バハレイヤ・オアシスバウィーティーの街を出発し、
 次のオアシス、
ファラフラ・オアシスに向けてひたすら南下する。
 バハレイヤを南下して30分ほど走ると、黒砂漠地帯に入る。
 
 ちなみに、黒砂漠が黒く見えるのは、砂が黒いからではなく、”玄武岩”の石が黒いから。
 この玄武岩を足で”すくって”どけると、下から普通の砂漠が出てくる。
 
 そこから南下すると、
新しい時代の白砂漠地帯。白い石灰の上に普通の砂が乗っているが
 上層の砂が風で飛んだり、足でどけると下の硬い
石灰層が出てくる。このツートンカラーの
 景色が美しい。
 
 さらに南下すると、
古い時代の白砂漠の絶景が広がる。マッシュルームみたいな奇岩が
 あちこちに多数見られる。ここらへんは、太古の昔は海底だったところで、
石灰岩や石英
 いっぱい。ちょっと高い丘の上は紫色の岩があるなど、まったく不思議な世界。

おしゃれな車内装備。

まだバハレイヤ・オアシスのバウィーティの街中。

前面ガラスを埋め尽くす白い”お花”が美しい。
バックミラーの下に神への感謝のシンボル(らしい。)
アルジャジーラのオープニングでも良く見る。
ミラーの両側のおもちゃがせわしなく、ビローン、ビローンと動く。
そのビローン、ビローンが気になってしょうがない。

世界に誇る日本のTOYOTA(その2)

「スピードはどのくらい出てるのかな?」
とメーターを見ると、なんと0キロ
「燃料は大丈夫かな?」と
燃料系を見ると、なんとエンプティ(空)
つまり、ぶっ壊れている。ガビーン。

ドライバーに聞くと、、、
「メーターはなくても不便ではない。」
「ガソリンは天井に積んでいるから大丈夫」
(天井??あ、危ないじゃん!!)

暖房も冷房もウィンカーも何も機能しない。
使えるのはクラクション。

後ろに着いて来る別の4WD。
私の乗っているこの車が先頭車両。
後ろに2台従えているはずだが、1台しか見えない。

バウィーティーの街を出たばかりだが、ものすごい
スピードで突き進む。
「そんなにスピード出さなくても、、、。」
何キロ出てるの?
「80キロくらいかな。」
いや、そんなはずはない。時速80キロがどのくらいか
ワタシは知っている、、、。

辺りの景色が変わってくる。「確かに黒い。」

バウィーティーの街を出て30分ほそ。
猛スピードで爆走しているので、近くの景色は流れて
しまうが、遠くの景色はなんとなく見える。
小高い山々があちこちに見えてくる。

目に写る色は完全に”黒い”。

あっちにもこっちにも小高い丘。

”富士山”のように美しい形をした山(丘)が多く見えてくる。
見渡す限りの平らな砂漠の中に、このようなポツンポツンとした
丘がどうしてできるんだろう??

黒砂漠のの丘のそばに車が止まる。

ここでしばらく停車。
見学か、、、。

他の車が1台横に並んでくる。

たぶん、ここでしばらく休憩か?
たっぷり時間がありそうなので、あちこち散歩してこよう。
といっても、砂漠以外は何もないが、、、。

車から降りると足元には”ごく普通”の砂漠。

ギザやサッカラで見る砂とほとんど変わらない。
違うのは、少し風が強いくらいか?
(この風が後々、観光客を悩ませることになる。)

太陽は砂の影響でまぶしくない。

天気の良い日だが、いまひとつ太陽の輝きが
はっきりしない。

常時舞い上がっている砂で空は白っぽい。
この舞い上がっている”砂”がカメラ等の精密機器を
わずか半日で故障させる。

これから登る”黒砂漠の丘”。

標高はどのくらいだろう??
時間がたっぷりあるので、今から、この丘に登ってみる。
ハッキリ登山道が見えるので何人も登っているのだろう。

見た感じ、中腹あたりから傾斜は急になっているようだ。
ただ、数日前にシナイ山に登っているので、この程度なら
楽に登れそうな気がする。
頂上もすぐそこに見えているし、、、。

少し登り始めると小石が多くなってくる。
(違いは3枚上の画像と比較してください。)

やはり黒砂漠らしく、完全な砂ではなく、黒い玄武岩の
カケラが混ざってくる。

さらに登ると割れた玄武岩がゴロゴロしている。

これがすべーる。砂と岩がゴロゴロになっているので
まともに上を踏むとズル〜ンと崩れる。
これは頂上まで行くのに体力を吸い取られるぞ。

登山道がはっきりしなくてすべりやすい。

下からは登山道がはっきり白い道に見えていたが
登って行くと、見たほど良く分からない。
岩や砂や小石が混ざって滑りやすい滑りやすい。

丘の中腹から

ここまで登ってくるだけで、けっこう体力を使う。

良く見ると足元に見える登山道はやはり白い。
我々の乗ってきたTOYOTAの4WDチーム
は下に小さく見えている。

で、せっかく黒砂漠に来たのに
みんな登って来ない、、、。

せっかくここまで来てるのに、登らないのはもったいないような
気がするなぁ・・・。

 で、あらかじめ聞いてはいたが、バハレイヤのオアシスを出発した後はファラフラのオアシスまでトイレが一切ない。
 そもそも建物がないし、視界を遮断する物体もない。回りは砂漠地帯だ。
 この場所は、バハレイヤのオアシスから、まだ40分ほどしか来ていないところ、今日はひたすら南下する。
 クリスタルマウンテンに行って、さらに砂漠の中で昼食を取って、さらに南下して白砂漠に行く。
 朝9時にホテルを出発し、たぶん夕方まで
トイレのある場所に行けない。
 
 シナイ山でもそうだったが、奥地に行くときは充分準備してから行こう。(準備にも限界があるが、、、。)
 女性は日傘があればなんとかなります。(1本で充分。目の前で用を足しても誰も見ませんから。)
 男性は、どうでもなんとでもなるわ、きっと、、、。
 でも、お腹を壊したりするとアウトだわ。(アウトって??)

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