旅のアルバム その1
メムノンの巨像。でかーっ!人間小さい、、、。
・ルクソール西岸より車で5分ほどの距離に、いきなりドーンと立っている。実はこれ、かなり大きい。観光客が通った時に、右の像の台座を拡大したのが右の画像。その大きさがわかる。
まずここでいきなりドギモを抜かされ、その後次から次へと感動・興奮・血圧上昇の嵐。これでもかこれでもかと巨大遺跡に圧倒されて”血管ブッチン”状態。
左の像のお腹部分 右の像の首から上
・かなり修復されたそうだが、それでもけっこう破損が激しい。左の像の顔は、かなり怖い。まるでウルトラセブンに登場するダダ星人(誰も知らないか、、、あれ?ウルトラマンだったかな?)
←ちなみに空から見ると、メムノンの巨像の位置はこんな感じ。
田園風景の中にいきなり”ドーン”と2体立っている。奥に見えるのは「王妃の谷」の山岳地帯。写真では見えないが右にずれると「王家の谷」。泥棒の町「クルナ村」。さらに「ハトシェプスト女王葬祭殿」など。ルクソ−ルはあちこち遺跡だらけ。
ちなみに、このメムノンの巨像はアメンホテプ3世葬祭殿の塔門前に立つ像だが今はその面影はない。第18王朝9代王のアメンホテプ3世はツタンカーメンのおじいちゃん。有名な異端のファラオ10代王アメンホテプ4世(アクエンアテン)がおとうさん。おかあさんは有名な第1王妃ネフェルテティではなくて側室のキヤ。11代王に兄スメンクカラーがいて、ツタンカーメンは12代王。
なおツタンカーメンの王妃アンケセナーメンはネフェルテティの子だからツタンカーメン夫婦は異母姉弟。もひとつちなみに、アメンホテプ3世の第1王妃テティは珍しく平民で、両親ユウヤとトウヤの墓はなんと「王家の谷」にある(KV46)。どの王朝もそうだが血族同士の権力争いは人間ドラマが見えて面白い。個人的には第4王朝クフ王の時代がその複雑な家系とドロドロした権力争いが面白い。
ハトシェプスト女王葬祭殿遠景 「タフタフ」という電気自動車で近くまで移動
やや遠景 入り口のシンボル”ホルスの像”に群がり記念撮影する少女
2階テラスの装飾。数千年前の色彩が今も残る。 3階テラスの復元された像。
3階テラス上 真上を見上げると切り立った崖と青い空。
3階テラスからさらに中庭に入って。 2階テラスの日陰で休む人達。暑いからね〜え。
王家の谷に向かう途中。 見える景色は”岩”と”空”だけ。
手前右の金網部分がツタンカーメン王墓の入り口。すぐ奥はラムセス6世王墓。
ずっと奥に見える高い山がピラミッドの形をした山「アル=クルン」
→ ツタンカーメン王墓の入り口
この写真では見えにくいが入り口の看板にはアラビア語の下に
「TOMB OF TUT ANKH AMUN NO.62」と印刷されている。
→ ツタンカーメン王墓の入り口に入ったところ。
右に王墓内の見取り図と解説が書かれている。右奥の下降階段を16段降りていく。
墓内部の意外なほどのあまりの小ささにショックを受けている人もいる。中には文句
を言っている観光客もいるが、なんでも感動する私は涙が出るほど感動。ハワード・
カーターが発掘した業績もすごい。目の前の手の届くところにツタンカーメンミイラが
あること自体も感動してしまう。
→ 王家の谷の深部。右はラムセス6世王墓入り口。
ツタンカーメン王墓のすぐ後ろ、といより上にかぶさるようにラムセス6世の墓がある。
内部は広く美しいが、写真撮影禁止。
ずっと奥の突き当たりに見えるのは、アメンヘテプ2世王墓。
見えないが、さらに左に大きく2方向に分かれ、谷はまだまだ続く。
→ 同じく王家の谷。反対方向から。
左にかろうじてツタンカーメン王墓。ここから右にずっと道があり、そこからさらに
左に分かれ谷は続く。見取り図を持参しないと、どこがどの王墓かわからなくなる。
ここで行き倒れると、乾燥して苦労せずそのままミイラになれるほど暑い。
→ ラ・モーゼの墓(貴族の墓)へ。
泥棒の町”クルナ村”。墓の財宝を目当てに墓の上にそのまま住民が家を
建てているため、民家を通らないと墓にたどり着けない。ほとんど”住居
不法進入状態”で見学に入る。。
→ 葬儀の模様がきれいに彩色されている。有名な泣き女。
→ 色のない部分も彫刻がきれい。う〜ん、ちょっと見えにくいか。
ラ・モーゼの墓は未完成で、彩色がきれいな壁面もあれば、色のないレリーフだけの壁面もある。さらに下書きだけの面もあり、製作過程が見えて非常に面白い。個人的には”下書き”の面に感動〜。