キャメロン・ディアス ドリュー・バリモア ルーシー・リュー主演 マックG監督作品。
飛行機による爆弾テロを未然に防ぐ3人の美女。ナタリー(キャメロン)、ディラン(ドリュー)、アレックス(ルーシー)。彼女達は三者三様の人生を歩みつつも、現在はチャーリーなる人物の下、エンジェルと呼ばれ、チームとして活動していた。
普段は恋人や男、趣味にと充実したプライベートを過ごす3人。そしてまた、チャーリーからの連絡が。
3人がオフィスに集まると、連絡役のボスレーと依頼人のビビアンが。エンジニアのエリックが誘拐され、3人はエリックの商売敵であるロジャーを調査するため、パーティーに潜入。誘拐の実行犯らしきヤセ男を見つけ、追いかけるものの逃げられてしまう。
だが、置き去りにされたエリックの救出に成功。どうやらロジャーの目的は、エリックが作った、電話での特定の声に反応し、衛星が発信先を突き止める音声探査人物捜査ソフトであり、ソフトを回収するため、3人はロジャーの会社が出るスピードレースに参加。ロジャーの会社のマシンドライバーはあの実行犯のヤセ男。ロジャーのカバンにカメラを仕掛け、カーチェイスをし、ヤセ男を海に落として復讐。
仕掛けたカメラの映像から、ソフトが仕舞われていると思しきロジャーの会社の金庫室のセキュリティには2人の本部長のバイオデータが使われており、エンジェル達は本部長の周りを動き回り、データを収集。
会社に変装潜入し、セキュリティーゲートをギリギリ突破。データサーバにハッキング装置を仕掛けた。
また襲われかねないエリックの警護をディランに任せ、ナタリーとアレックスは休暇に入る。すると、オフィスで仕事をするボスレーの下にビビアンが現れ、ボスレーを誘惑。一方、ナタリーとアレックスは殺し屋に狙われる。そしてロジャーがヤセ男に殺された。…続く。
攻撃を回避したナタリーはディランに連絡。ディランはエリックを守ろうとするが、ビビアン、ヤセ男が既に屋敷内に。エリックは銃を取り、窓を背にしたディランを撃ち、ディランは窓を破って落ちていった。
エリック達が去り、間一髪助かったディランはナタリー達と合流し、オフィスへ向かうが、目の前で爆破される。
3人はエリックの真の目的が、ロジャーのGPS衛星と自作のソフトを使い、諜報軍人であった親を裏切ったエンジェル達のボス、チャーリーを捜し出し、復讐する事だと知り、ハッキング装置を仕掛けさせられたのだ。
チャーリーとの唯一の連絡役であり、返事が無いとチャーリーは声を発しないため、囚われたボスレーは、口の中に仕込んだトランシーバーを使い、ナタリー達に連絡。声の向こうから聞こえる鳥の鳴き声でナタリーはカーメルと判断。ディランに思いを寄せるチャドの船で向かう。
3人は別行動を取って侵入。だがディランはすぐ捕まってしまう。
チャーリーが電話を掛けてきて、エリックは逆探知までの時間を引き延ばし、居場所を特定。
ナタリーはビビアン、アレックスはヤセ男とそれぞれ対決。ディランも脱出し、2人と合流し、ビビアン達を倒す。しかしエリックはヘリで脱出し、城を爆破。チャーリーを殺しに向かう。
なんとか爆破から逃げのびた3人は、先に助けたボスレーの調達した車でチャーリーのいるパラダイス・コーブへ。
エリックのヘリにロープを撃ちこみ、よじ登ってヘリへ。エリックから兵装と操縦を奪うが、エリックの撃ったミサイルがUターンしてヘリへ。ナタリーとアレックスは、エリックへの怒りが収まらないディランを引きはがして脱出。海に落ちる。
浜に漂着した3人は、チャーリーの家を見つけ、念願の対面と中に入ると、チャーリーの声が。だがそれはスピーカーだけ。危機を察したチャーリーは、少し離れた所へ避難していた。3人は肩を落とした。
オフィス再建までビーチで休暇を取る3人のエンジェルとボスレー。チャーリーの調査結果によると、エリックの父は二重スパイだったため、敵対国の政府に暗殺され、エリックはチャーリー犯人説という嘘を敵国政府に聞かされ、利用されていた。そして「会いたいが、会う必要は無い」と信頼を重んじるチャーリー。だが彼は3人の後方で見守っていた。
2000年、アメリカの作品です。
「チャーリーズ・エンジェル」はアメリカで人気のテレビドラマシリーズで、キャストを変えながら歴史を重ねてきました。
基本スタイルとしては3人の美女が、謎の人物チャーリーから通信でもたらされる依頼を華麗なアクションで遂行するというものです。
ボスレー役のビル・マーレイはゴーストバスターズなどでおなじみの名優です。顔を知っているだけに、「あの大物がなぜ?」という感じがします。
ディランやアレックスなど、一見、男性名のようにも感じられますが、こういった名は愛称です。ロバートやロビンの愛称がボブであるように、アレックスもアレクサンドラの愛称でもあるのです。名前のような苗字もありますし、一見変わった名前でも、愛称にするとみんなと同じような呼ばれ方になります。アメリカの名前文化も奥が深いですね。ただまあ、本名じゃないという事も関係しているでしょうけど。
テレビドラマが前進という事もあり、男性にも女性にもお薦めの映画です。女性はこの映画を見て、憧れたり、勇気づけられたりする方も多いのではないでしょうか?コメディチックなアクション映画ですので、気軽に見られます。