栗原市
旧栗原郡志波姫町(〜H17)
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山王館
山王館跡遠望及び解説板。
山王館跡遠望及び解説板。
【所在地】 栗原市志波姫伊豆野大西前
【別称】  
【築城年】  
【築城者】  
【城主変遷】 伊達氏[古内氏](1660-1886)…
【廃城年】  
【現状】 駒形根神社、耕作地
 築城年代は不明、藩政時代の万治三年(1660)頃には名取郡岩沼要害より移封となった古内主膳重広、造酒祐重直父子が居住したとされる。古内氏は伊豆野堰を開削し、伊豆野原及び寛文十一年(1671)に拝領した若柳村野谷地など290余石の新田開発に当たったが、天和二年(1682)もしくは永享三年(1886)再び岩沼要害を拝領して当地を去っている。


 迫川南岸の高さ約20mの独立丘陵上に築かれ、東西100m、南北120mの規模を持つ。丘陵頂部の約50m四方の平場が本丸と推定され、現在は駒形根神社が祀られている。その本丸を中心に数段の土壇が明瞭に残っており、現在は耕作地となっている。往時は迫川より続く水堀に浮かぶ城館であったと考えられている。


 館跡南東には千葉卓三郎博士の屋敷跡があり、そこを目指して行くと入口に案内板が設置されています。「仙台領内古城・館」には、神社北側が宅地となっているとする記載がありますが、今は無くなっているみたい…? まさか気づかなかっただけって訳ではないと思いますが(^-^;

【参考文献】「仙台領内古城・館 第二巻」(宝文堂1973)、「日本城郭大系3 山形・宮城・福島」(新人物往来社1981)

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