【平成十七年十一月定例県議会一般質問】
質疑応答(抜粋要約)
● 【少子化対策】 結婚相談や子育て支援にどう取り組む。
杉原初男福祉保健部長回答:現在、県民相談センターで結婚相談に応じているほか
やまなし子育て支援プランに基づき、保育サービスの
充実や地域の人材を生かした子育て支援を実施。
子育ての負担感の軽減に取り組んでいる。
● 【発達障害者支援センター】 発達障害者支援センターの運営方針を示せ。
山本栄彦知事回答: センターでは就労支援や情報提供などの業務を行う。
市町村の相談支援能力を高めるとともに、発達障害に
かかわる職員の研修など幅広い取り組みが必要。
発達障害者の総合的な支援拠点として、市町村や県の
各種相談所と連携を図る。
● 【若者の就業支援】若者の就業支援の具体的支援策を示せ。
勝良三商工労働部長回答: 雇用安定の為、今年4月にジョブカフェやまなしを設置。
一日平均20人が来所し、確認している就職者数は、
209人となっている。
若者のニーズを踏まえ、利便性の向上やカウンセリング
機能の強化、実践的な技術・技能を習得するための職業
訓練の実施などに取り組む。
● 【商工会合併】 合併の見通しを示せ。
山本栄彦知事回答: 2002年度末に47あった商工会は来年四月には25
商工会に再編される。
地域文化や歴史を生かした特産品の開発や販路拡大、
広域観光ルートの開拓など積極的な事業展開が図られている。
● 【富士の国やまなし館】 富士の国やまなし館の運営状況について示せ。
山本栄彦知事回答: これまでに、ジュエリーやワイン、フルーツなどの展示
即売会や観光キャンペーンを実施。
旅行関係のマスコミや旅行会社に定期的に情報発信している。
開館1年あまりで10万人以上が入館している。
● 【都市農村交流】 都市農村交流による農村地域の活性化についてどう考える。
望月三千雄農政部長回答:北杜市須玉町でNPOと地域住民が協力して遊休農地を
活用しているほか甲斐市牛句では県内初の長期滞在型市民
農園が整備されている。農村景観や特産品などを活用した
都市農村交流の推進が重要。
● 【農業の担い手】 意欲ある農業の担い手確保と育成にどう取り組む。
山本栄彦知事回答: 住宅や研修先の紹介などの就農相談をはじめ、農地の情報
提供や資金の無利子貸付を実施。農業大学校では就農計画の
策定などを指導している。
過去3年間で149人が新規就農していて、自立に向けた
指導を行っている。
● 【耐震強度偽造問題】 建築物の耐震強度偽造問題に関し、県内の状況は。
保阪茂久土木部長回答: 県内には姉歯建築設計事務所が関与した建築物はない。
現在、県建設技術センターで同様の偽装が無いか、点検を
行っている。
また、県と甲府市、建築士関係団体に相談窓口を開設し、
マンション居住者の不安解消に努めている。
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