120923
ラジオにRevoさん出るっていうんで、昨日は「こむちゃっとカウントダウン」(文化放送)を聞きました。
文化放送、学生の時はたまに聞いてたな。音が入りにくくて、玄関までラジオを持っていって聞いたりしてたけど……靴磨きしながらとか(笑 ラジオ聞いてると手持ち無沙汰になっちゃうので。
今はPCで聞けるので良い時代になったなー。
この番組出るの4年ぶり、とか言ってましたが、4年前というとあれか! 猫が出てくるラジオドラマに出演したやつかな。
その頃に比べても、Revoさんの滑舌が良くなってて声が聞きやすくなってました。これはボイトレの効果なのだろうか? 私も良く店員さんとかに「え?」って聞き返されるんで、ボイトレしたほうがいいのかもしれん。。。
ものまねやってください、とふられてルパンのものまねしてたけど似てた! 「次元〜」って言ってた! 「ふじこちゃ〜ん」じゃないのは、次元のほうがより似てる気がするからだそうです。
あと最近のマイブームは明け方の散歩だそうで。朝4時ごろに出て、5時ぐらいに帰るみたいな。ということは、その後に寝てんのかな。完全夜型じゃないですかー。
それと、仕事でのこだわりについての質問で、「ルクセンダルク大紀行」に出てるCeuiさんに、こってこてにアラビアンっぽく歌って! としつこく言ったりしたとのこと。確かにあのパート、誰が歌ってるのか一瞬わからなかったな。
あとメルコンで、夜が明けた演出の時に薔薇が咲くようにできないか、と頼んだりしたとか。薔薇はそう急には咲かないですよ(笑 メルコン最終日、私も行ったけど、暗転→その隙に薔薇並べる、って演出で充分良かったよね。
で、最後に流れたのが「純愛♡十字砲火」。なぜあえてその曲なのか……(笑
むむ、でも『ルクセンダルク大紀行』いいよね。小紀行に続いて、まぁたこればっかり聞いてます。っていうか今も聞いてます!
120921
夕方から行われた中世ヨーロッパの武器戦闘のデモンストレーションは、知ってる人は知っている、西欧中世史実践研究会「アヴァロン」と、ヨーロッパ文化・剣術のカルチャースクール「キャッスル ティンタジェル」との合同開催でした。
「アヴァロン」と「キャッスル ティンタジェル」、私は今まで知らなかったんだけど、剣術講師の人が出てきた瞬間、この人テレビで見たことある……と思い出しました。最近だと映画版のベルセルクの剣術指導とかやってるみたい。
写真は出番を待つ騎士の方々。色んな形の甲冑を付けてますが、甲冑は全部あわせて30kgぐらいあるらしく、一人では装備できません。人に手伝ってもらって着付けていきます。
自分も手甲と兜を付けさせてもらったんだけど、まあ重いよね。ズッシリってかんじ。手甲の内側は革手袋になってて、そこに手を入れます。結構フレキシブルに動くんだよ。
兜はスリットから覗くように外を見るので、とにかく視界が狭い。ぶっちゃけ前しか見えないです。手元とか足下は全然みえない!
最初の模擬試合は、甲冑を着ないで戦うルールでやってました。剣はラテックス? ウレタン? か何かでできてる柔らかいやつです。頭はフェンシングで使うやつみたいな防具を付けてました。
ルールは頭か胴に一本は入れば勝ち、みたいな簡単なもの。実際の戦闘では足を斬りつけるのが有効らしいんだけど(相手が動けなくなるから)、まあこれはスポーツなのでそういうのは無しね。
ロングソード(両手持ち剣)での戦いは、見た目は剣道に似てるかな? ってかんじでした。一方、ソード & バックラー(片手剣と小さい盾)を使ったスタイルだと、バックラーを前に押し立ててじりじり迫るような戦い方で、小回りが効きそうだなーと。
ちなみに優勝したのはロングソードの人でした。
次は甲冑を着て戦います。10人ぐらいがそれぞれ違う甲冑でズラッと並ぶと、それだけでなんだかすごい眺めに……みんなめっちゃ強そう。
この模擬戦闘では、(1)頭か胴に一本いれたら1ポイント(ただし相手の胴に装甲がある場合は胴へのポイントは無効)というルールに加えて、(2)自分で何かの誓約を立てて、判定員(会場にいた女性5人)がその難易度に対してポイントを設定し、達成できたらさらにポイントが加算される、というルールが追加されました。
例えば、
みたいな感じ。判定員が女性なのは、ほれ、騎士道精神ってやつです。騎士はレディのために戦うものですよ!
で、最終的にポイントの多かった2人が優勝決定戦を行います。
" On your honor, Lay on ! "のかけ声で、ぶつかり合う二人の騎士! っていうか音スゲーーー! ガショガショガショ、ガッチャンガッチャン、ガッシャガッシャ!(←武器は金属製じゃないのでこういう音になる)
一組目はお互い殴り合ってるうちに、ひっくりかえって取っ組み合いになり、片方がもう片方の頭を拳で殴って決着を付けるという……ひえぇえええ!!
西洋の剣は切れ味は重視してなくて、重量で押し切るように使うって聞いたことあるけど、実際に戦闘を見ると納得できました。
テクニック以上に、パワーで押し切るってかんじ。わーっと間合いを詰めて、剣で一発なぐって相手を転倒させたら、あとは一方的にボコボコにできるもん(笑 鎧が重くてなかなか立ち上がれないんだよねー。
メインの武器が無くなっても、相手が倒れてたら馬乗りになって、頭をサブ武器(短剣)で刺しまくる、とかやってて、アワワワってなったりしました。リアルすぎる。
あとラージシールド(大きい盾)もなかなか良いです。前に構えてそのまま突っ込むと、相手が吹っ飛びます。そんで転んだところを馬乗りになって(以下略)ぼっこぼこです。
特に強かったのが、黄色と赤のサーコート(布製の上着)を着た騎士トマス(仮)。彼は「3対1の武器無し対決に勝つ」と宣誓し、みごと勝利! 写真でおわかりいただけただろうか、トマスの突撃力のすごさを……。
決勝戦は、無難にポイントを上げた白騎士さん(FFに出てきそうな甲冑着てたから勝手にそう呼んでた)と、素手で三人の騎士をぶっとばした重量級騎士のトマス(仮)対決! 決勝戦は3回連続で戦います。
というわけで、トマス(仮)さん優勝!!
白騎士さんの甲冑のスカートっぽい装甲が、2戦目、3戦目になるにつれ、次々取れていくのが妙に印象的でした……。
最後は乱戦、ということで全員が入り乱れて殴り合うというカオス状態に。
ちなみに戦闘中は、バグパイプと小さな太鼓によるバトル音楽の生演奏がついてました(写真左奥のお二人)。音楽が入ると臨場感が増すね。
プログラム最後は、誰でも参加できる中世のダンス体験でした。男女で交互に並んで輪っかを作って、同じ振り付けを踊るマイムマイムみたいな踊りです。
ダンス音楽は、戦闘音楽も担当していたチームが担当でした。
振り付けは簡単なんだけど、途中で(わざと)テンポが早くなったり遅くなったりするので、皆でワアワア言いながら踊りました。時間が押していたので一度やっただけで終わりに。もうちょっと踊りたかったなー。
というわけで、小規模ながらやたらと濃い内容で大満足のイベントでした。
実際に本物を見るとやっぱすごいよね。
120919
"Mistletoe Medieval Festival"(直訳:中世ヤドリギ祭り)と題した「中世ヨーロッパ関連展示&即売会」に行ってきました。
ヨーロッパ中世をテーマに、物品の展示や販売、楽器の演奏、武器戦闘のデモンストレーションなどをやってるイベントです。
場所はこじんまりとした体育館みたいなところでした。昼頃に行ったんすけど、すぐ見終わっちゃうかなーと思いきや、次々イベントが行われて楽しかったもんで、結局夕方までいましたよ!
会場奥に設置されたテント小屋では、楽器の演奏なんかをやってました。
ちょうど会場に着いた時にやっていたのが、ゴシックハープの演奏。1メートルぐらいの大きさのハープ(重さは3kgぐらい)で、膝の上に乗せて演奏します。中世のハープにしては結構大きな音が出る部類らしい。
ハープの弦はそのまま弾くとピアノで言うところの「白鍵」の音しか出ないので、弦の根元についてるレバーを引いて半音を出すみたい。ゴシックハープは手動でレバー切り替えをしないといけないので、半音を弾くのが難しいんだって。
素朴な音色に物悲しい旋律がいいかんじでした。夜、暖炉のそばなんかで聞いたらもっといいんだろうな、と。
その他にも様々なパフォーマンスが行われたんですが、写真の赤いドレスを着た方は吟遊詩人さんです。物語を朗読しつつ合間にハープの演奏が入るというスタイル。日本でいうところの琵琶法師、かな?
お話はケルトの英雄、クー・フーリンの伝説(「Fate/stay night」に出てくる人や!)。日本語だったので内容もわかったし、良く通る声で、遠くからでも聞こえました。
次に、別のブースでは羊皮紙の研究発表を見ました。この羊皮紙、作るのにめちゃくちゃ手間がかかる。
まずは羊や山羊、牛の生皮の処理から。当然ながら毛がついているので、両側に取手のある湾曲したナイフでこそげ落とします。さらにひっくり返し、今度は内側についてる肉やら脂肪も同様に落とします。一枚(1平方メートル程度)仕上げるのに1時間半ぐらいかかるそうです。
次に、皮に水気をたっぷり含ませてから、木の枠にピンと張ります。そして、さっきよりは小さめの湾曲ナイフで両面をひたすらガリガリ削る!
皮が伸びたら引っぱってさらに削る、を繰り返して、いい感じの薄さになったらあとはそのまま乾燥。この行程に1ヶ月ほどかかります。ひえー。
最後に回りの余分な部分を切り落とし、四角い形にしてから磨きをかけて、ようやく完成。
見た感じ、象牙色のプラスチックペーパーみたいなんですが、触るとかなり弾力があって、しかもしっとりしてます。
あと多少獣臭いです。飼い猫の皮膚の匂いに似てますな(笑
説明してくれたお兄さんは、昔は羊皮紙の職人をやってたらしいんだけど、あまりに大変なので今は販売のほうをやってるそうです。
私物(?)の古い羊皮紙コレクション(17~19世紀の公文書や聖書の一部)も展示されていて、しかも撮影・おさわりOK! ということで色々見せていただきました。
一番上の写真はたぶん楽譜だと思うんだけど、確信は無いです……。インクの部分に触ると剥げたりするので、端っこを持ちますが、紙そのものはほとんど劣化してません。羊皮紙すげえ。
二枚目はいろいろな公文書。裁判記録とか土地の権利書とか、そういうものです。三枚目は1450年頃にフランドルで制作された時祷書で、その後イギリスに輸出されたもの。
時祷書というのは一般庶民のための祈祷書で、ざっくり調べたところでは、一日を時間ごとに区切って、その時間ごとに聖書のダイジェスト文章を読んでお祈りしましょう! みたいな本? なのかなと。
豪華な挿絵が入ってたりして、女性の間で流行ったみたいです。金色っぽいところは金インクが使われていて、とても綺麗です。もちろん手書き。
他にもフランス(ルーアン)の時祷書もありました。サンホラー的には、ルーアンとかフランドルという地名にはつい反応してしまいます……。
せっかくなので、名刺サイズの羊皮紙と、がちょうの羽ペン、中世のインクを買ってみました。
羽ぺんは現代のものと違ってペン先にインク留めがついていないので、うっかりしてると垂れてくるそうで、これを防ぐためには、急な傾斜台に乗せて書くと良いらしい(ペンの角度が水平に保たれるので)。
おおお、そういえば中世の絵なんかを見ると、人がもの書く時って傾斜台の上で書いてるな。そういう理由だったのか。
また、インクは「虫こぶ溶液」というものが原料になってます。なんだ「虫こぶ」って。えーっと、これは虫の卵を産みつけられて膨らんだ木のこぶを砕いて煮だし、鉄を混ぜて、アラビアゴムで粘度を出したもの、だって。げっ、微妙(笑
書いた瞬間は薄い紫色で、5分ぐらいすると酸化して真っ黒になるんだって! 乾いたら水を足せばずーっと使えるそうです。
ここらで少し疲れたので、販売されていたドイツの焼き菓子セットとハーブティを買って、ちょっと休憩。
次のイベント、中世ヨーロッパの武器戦闘のデモンストレーションが行われるのを待ちます。
長くなったので続きはまた次回に。
120901
少し前の話ですが、友人に誘われて東京の日本橋でやっている「アートアクアリウム展2012」に行ってきました。
正確には、昼間にやっているのが「アートアクアリウム」で、夜になると「ナイトアクアリウム」ってやつになるみたいで、昼と夜では照明が違ったり、夜のみドリンクの販売があったりします。
入場料は、大人1000円でした。ちなみに私が行ったのは夜のほうです。
この「アートアクアリウム」、ひとことで言うと「ちょっと変わった水槽に金魚を入れて鑑賞するよ」というもの。
夜ということもあってカップル率の高さがすさまじく、相当アウェイ(笑……でしたが、写真OKだったので貧弱な携帯カメラ機能でいくつか撮ってきました。
多面体型の水槽とか、長方形の水槽を階段状に積み上げたもの、人間の背丈ぐらいある巨大な金魚鉢はなかなかみごたえあります。
他にちょっと変わった展示もあって、上の写真は「万華鏡」付きの水槽です。万華鏡をのぞいた時、ちょうど金魚が通ると模様が見えるという仕掛け! その他にも水墨画を模した水槽とか、色々ありました。
どの水槽もライトアップされて色がめまぐるしく変わります。なんだか遊郭とかそういうイメージだなあと思っていたら、説明書きにもそのように書いてありました。あ、やっぱり。
でまあ、展示物とはいえ生き物なので、微妙に動きの悪い金魚もいたりしてですね……鑑賞中にもスタッフの方が一匹、網ですくって保護したりしていました。このあたりもなんだか遊郭チックというか、物事綺麗な面ばかりではないよな……と思ったりもいたしました。
9/24(日)までやっているので、興味ある方はぜひどうぞ。
9月になったとはいえまだまだ暑いので、涼しげな展示で涼をとるというのも一興かと。