家庭で出来る麦きりうどんの煮方

麦きりの保存について

麦きりには、防腐剤は入っておりませんので日持ちしません、なるべくお早めにお召し上がり下さい。麦きりを保存する時は、冷蔵庫へ入れておくか、麦きりを一度煮て、冷凍庫に保存することをおすすめします。タレを保存する時は、冷蔵庫に入れて下さい。タレには、防腐剤は入っておりません。開封後のタレは風味が抜けますのでなるべくお早めにお召し上がり下さい。

麦きりの美味しい食べ方

麦きりは1人前200gあります。タレ(=そばつゆ)はそのまま、薄めずにお召し上がれます。麦きりは冷たくしてタレにつけてお召し上がり下さい。一度麦きりを湯通し(釜揚げ=うどんを熱くして食べる方法)して、タレにつけたり、器などにかけてお召し上がり頂いても美味しいです。タレはつけ汁ですが、かけ汁(かけそば用のつゆ)にして頂いても美味しく頂けます。下記に具の入ったうどん(種物)を作る場合の調理方法を紹介しています。

ここから麦きりの煮方

ご家庭でできる麦きりの美味しい煮方の説明をしております。

①はじめに、少し大きめの鍋にお湯を沸騰させます。湯沸しのお湯を使うと、沸騰しやすいです
②必ず、お湯を沸騰させてから煮て下さい。



③麦きりは、1人前ずつ入れる。(一度に沢山煮ないこと!)
④麦きりを入れたらすぐ箸で、麦きりをかき混ぜます。(くっつかない程度かき混ぜます)




⑤麦きりを煮る。沸騰したお湯で泳ぐように火力を強くして煮ます。
⑥茹で汁が沸騰してきたら、少し弱火にする。さし水はしないで、火加減で調整して下さい。



⑦うどんを煮る時間は約4分、お好みのお時間で煮てください。4分とは、うどんが煮立ってから時間です、うどんを入れてからではありません。
⑧麦きりの煮え具合はうどんの表面が少し太くなってきて柔らかくなるまでです。芯が白い場合はまだ固いです。


⑨煮上がった麦きりをざるに移します。うどんをざるに移す前に、ざるなどを準備しておく。火傷に注意して下さい。



⑩すぐに冷水をかけます。鍋などに冷たい水を用意しておいて、すぐに冷たい水を一気にかけて租熱を取ります。




⑪麦きりに水をかけながらぬめりをとります。麦きりは、そばと違って切れにくいので多少、力を入れて洗ってもOKです。十分に冷たくなるまで洗います。




⑫最後にもう一度冷たい水をかけて下さい。よく水を切って出来上がりです。うどんとうどんが絡み合わないように、よくほごして下さい。




⑬麦きりのできあがり。天カスやネギや海苔、ワサビなどを入れてお召し上がりくださいませ。私の地域では、天カスとネギを一緒に入れて食べる風習があります。




麦きりを冷凍する時は、1つずつ袋に入れて平らにして冷凍して下さい。約1日位で冷凍になりますので、食べる分ずつ冷凍庫から出して食べるのがお薦めです。
⑮2回目以降、麦きりを煮る時は、新しいお湯で、煮て下さい。同じお湯を使って煮ると、煮ている時に、お湯がゴタゴタになり、うまく煮えません。


温かいタレで召し上がる場合(肉うどんや鳥うどんを作る。)

【1人前を作る場合】
①最初にタレと水を2:1の割合(濃い場合は、調整する)で鍋に入れます。
②煮立ったら、豚肉や鳥肉を入れます。
③この時、すぐ肉をほぐさないこと。少し肉からアクがが出てきたら肉をほぐす。
④アクを丁寧にとる。
⑤弱火にする。
⑥時間は約1~2分。肉の赤味がなくなるまで煮る。
⑦次に旨み調味料を入れ味を調整する。
⑧火を止めて、肉・鳥うどんのかけ汁が出来上がり。
⑨麦きりを一度、湯通しして器に盛る。器にかけ汁をかけて、できあがり。