----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「伊豆海岸殺人ルート」 
    西村京太郎,講談社文庫
    1997年10月発行,303ページ,505円+税   ブックオフにて105円で
 

          本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 

時々地図をぼんやりと見る。けっこう好きな時間である。
伊豆半島を見ていたら,伊豆の国町,という名前の知らない町があった。
NHKの大河ドラマ,篤姫の始めの字幕に出ているとか。
もともと市町村名はほとんど知らないのに,最近の合併で知らない名前は更に増えた。
いつものことであるが,土地に関心を持ったら,安易かつ得意な方法として,西村京太郎か内田康夫を読む。
・・・殺人事件という本を。
今回もその流れで。

どうでも良いんであるが,作者はよくまあ殺人事件を書きまくっている。
それも,日本中で。
いままでどれだけ殺したんだろう。それを読む方も読む方だ。

死んだ3名が,高名な写真家に撮られた1枚に入っていたことが分かり謎解きが始まる。
写っていたのは,互いに見ず知らずの7名。舞台は伊豆半島,堂ヶ島海岸。
写真の光景が,人身の命に関わる問題であったことから,事件が起きた。

いつものように,事件が起きた土地の観光案内的記述があり,かといってその地のことはほとんど何も分からないのであるが。

次々と登場人物が突き止められていくが,それ以前に彼らにはその写真が掲載された雑誌が送られている。
無関係な7人の住所がどうして分かったのだろう。どうして?
写真家が,その場で聞いておいたんだろうか。肖像権とか大変だから。

例によって,当然ながら,十津川警部とカメさんの推理と捜査で解決。
こういう書き方では,折角の十津川警部の活躍も台無しだ。

伊豆半島についての全く別の話。
学生時代,名古屋へ工場見学に行った。
日程が終わって,帰りは東海道線経由で長野へ帰ることにして,友人と伊豆半島巡りをした。
当時の学生としては,もちろん,伊豆長岡,天城峠,下田と「伊豆の踊子」のルートで。
修学旅行以外の初めての旅行だったと思う。
交通不便な場所で,かなり日数を要した。
幾日の旅行だったかは覚えていない。
その間,学校は休んだ(サボった)わけである。

あれからもう,45年になるか。

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