----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
しらべ学習に役立つ日本の歴史9
      「大名行列をしらべる」 
    古川清行 監修・著,小峰書店
    1995年4月発行,47ページ,2,718円+税   長野市立図書館で借りた 


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


加賀の殿様が江戸へ行く時,中間点は飯綱町。
善光寺を経由して長い行列であったという。
その実態を知りたくて,その上,易しい本をということで小学生用の本を見た。こういう本があるんだ。
 
参勤交代は何のために遠路はるばる江戸まで出かけるか。
当然だが,江戸で将軍に仕えるため
場合によっては,戦いで「江戸城を守れ」という命令がでるかもしれないから,武器も十分持って行く。つまり軍隊の行進であった。

ただ,実際には江戸での仕事はほとんどなかった。軍事力の行使もなかった。
江戸での暮らしはお金がかかる。江戸にいる家老の大切な仕事は「幕府から命じられる,多額の出費が必要な仕事を避ける」ことであったという。
そうだろうと思う。
加賀藩は日本一の大名であり,行列の人数は2,000から4,000人。行列の本体(行列の内)は450人くらい。それ以外は行列の外と言われ,本体に遅れて従った。

殿様の乗り物
身分によって形や作りが違った。朱塗りで引き戸がついたものは公家,大名などが乗り「乗り物」と呼んだ。庶民のものは,作りも質素で扉をつけることは禁止で「かご」と呼んだ。
「乗り物」に乗れるのは,他に医者,僧,許可を得た50歳以上の武士。一応高齢者保護の精神はあったみたい。

宿場で泊まるのも大勢で大変だったらしい。宿泊費も莫大だった。宿場ではこれが大切な収入源であった。
シタニイー,シタニイー,のかけ声の行列は大きな宿場や城下町だけでそれ以外は隊列は崩れていた。通常は1日,40km進んだというからかなりのハイペースだ。順調なら江戸まで12泊13日。
加賀藩の収入は,現代に換算すると,約130億円。60億円以上を江戸屋敷で使い,また行列を組んでの旅行費用が4億円。大変だったわけだ。

大名は,美味しいものを食べていたか。昼と夜は浅野家で一汁二菜と質素。
まずいとか,ごみが入っている,などと言うと,係の落ち度になって切腹するような騒ぎになったので言えなかった。

などなど,珍しいことを知った。

参勤交代は大名の力を弱めるという,江戸幕府に都合の良い点はあったが,結果として幕末には,日本を守る力まで無くなってしまい,結果としてマイナスだったであろう。

楽しめた。小学生はいい勉強をしている。

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