----- こんな本に出会いました -----

<書名など>
 「風の盆恋歌」
    高橋 治著,新潮文庫
    2005年9月第18刷発行,263ページ,440円+税   


         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ


 八尾の風の盆を有名にした代表的な一冊であるという。
 有名にしたのは,菅原洋一の歌だとばかり思っていた。
 
 
 おわら風の盆の楽器に胡弓があるのが不思議。
 もちろん本書ではそんな謎解きをしていない。

 風の盆の描写がなかなか凝っていて,これを読みながら行ってみたい気がする。
 もちろん,最近は大混雑なのだろう。
 外部の人にはほとんど知られていない夜中の踊りが新聞に載ってしまって,人が押し寄せたらどうしよう,と心配する部分は笑った。

 内容はもちろん恋物語。
 昔好きだった中年の男女が風の盆に再開してほんの数日を共に過ごす。
 二人とも,外からみればしっかりした家庭を構成している。

 話は美しく,はかなく終わる

 中年以降の恋愛はしばしば,心中や犯罪に発展すると聞いたことがある。
 ここの二人も,必然のように,最後は死で終わる。

 この本は,本棚を整理して見つけた。
 買った覚えがない。
 こういうことは良くあるので気にもせず,読んでみた。

 読み終えて奥付を見たら,妻の筆跡で,1995.10.15と書いてあった。
 そうか,妻が買ったんだ。
 妻は自分で読んでから,「あなたも読んだら?」と言うことがあった。
 それを言われた覚えがない。
 言いにくかったのだろうか。
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