----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>
 「ガリレオの苦悩」 
   東野圭吾著
   2008.10発行,339ページ,1,524円+税
 


 しばらく前までミステリーは宮部みゆきの一人勝ちの感があったが,最近は東野圭吾がダントツらしい。
 息子が何気なく,わざとらしく目の前に置いていったので読んだ。自分から読みたいと言ったような気もする。


 例によって,事件が起きると草薙刑事がガリレオこと帝都大学物理学准教授湯川学の助けを求め,彼が科学的根拠から事件を解決するというパターン。それだけじゃ申し訳ないので,若くてけっこう切れ者の女性刑事内海薫を登場させた。もちろん,草薙刑事だってかなりの実力。スコットランドヤードの誰かのような単純刑事ではない

 短編の形で5つの事件。1編がすぐに終わるから読むのは楽。 
 事件は当然解決する(そうでもなかった)ので,ここではどうでも良いとして,湯川准教授の研究に関する内容がところどころに出てきて,ふーん,そういうことを研究しているのか,などとへんな興味をもった。
 本を貸してくれた文系的な息子はそんなこと読んだ覚えがないという。それでいいのだ。事件とはなんの関係もないのであるから。
 で,事件やトリックの話はここでは書かないが,殺人のトリックは猛烈に科学的というより技術的。
 トリックの解明は他のミステリーとは違った方法をとっていて面白いが,それ以前に,そんな理由で人を殺すのかい,などと考えてしまった。

 ミステリーはそれで良いのだ,とも思う。

以前読んだ,「容疑者Xの献身」では,湯川学は助教授になっていたが,その後,大学の人事構成の変化にあわせて,ちゃんと准教授になっていた。当たり前かとも思う。それ以上に,今の大学が「准」なんていうなじみのない漢字を使い始めたことに私は戸惑っている。これもどうでも良いか。

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