----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ
 <書名など>
 「絵画の二十世紀」

   マチスからジャコメッティまで       前田英樹著
      NHKブックス,2004.4 初版発行
      237ページ,1020円+税
 




 こういう本を衝動買いするのは,画家鎌倉俊文さんのホームページを勝手に立ち上げたせいであろう。


 「写真以後の絵画は何をするのか」で書き始められている。
 写真によって画家は自由を取り戻したとピカソは言った

 モネは見えるものだけを描いたらしい。
 ところで,印象派の人達がアカデミックな画家を支持する人達から嘲笑されたのは,何といっても下手さ加減にあるとあったのには笑えた。「印象派」という言葉はモネをからかうためにジャーナリストが考えた名称であるという。

 それはそれとして,セザンヌは「生きている画家で尊敬できるのはモネだけだ」と言っていた。
 セザンヌは視覚でなく感覚で描けと。
 マチスやピカソなどは,それぞれに「自分はセザンヌの子供だと言っているのはセザンヌの偉大さを示すものであろう。同時に自分はそれを越えたという自負でもあろう。

 マチス,ピカソ,ジャコメッティ,ルオーについて書きながら ,抽象絵画は芸術かオブジェと芸術といったことも書いてあるがどうも分からない。

 絵画の目的とは何だろうか。
 もうちょっとしっかり読まないと分かりそうもない。根元的に人間にとって絵がある,と感じる人間とそうでない人間との間の溝はなかなか埋まりそうもない。これは議論ではなく感覚なのであろう。

 結局何も分からなかったのであるが,理屈から出発するようでは芸術は成り立たないかもしれない。

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