----- こんな本に出会いました -----
         本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ

 <書名など>
 『「日本人と「死の準備」』
      これからをより良く生きるために
      山折哲雄著
      角川SSC新書,169ページ、2009.7 第1刷発行 
      760円 +税



 こういう本に目がいくのも、歳をとった証拠かもしれない。


 2005年に年間の死者の数が出生者の数を上回った。著者はこれを聞いて胸が高鳴ったという。
 理由はこれまで社会は死や死ぬことをややほったらかしにしてきたきらいがある。これを気にそのことにもう少し目を向けるようになるのではないかと感じたから。

 死の準備をどうするかに焦点をあてている。

 具体的に、インドにおける看取り、釈迦の出家、キリスト教における母と子、映画おくりびとなどで死への考えなどを考察している。
 宗教学者の考えとして、葬儀の場が「お別れの会」や「しのぶ会」になっていて、他界へと旅立つ「門」、第二の世界への「入り口」であるとはもう誰も考えていないのかもしれない、と結んでいる。

 では、死とは何なのか、どう対処すべきか。死の場面に直接携わっている何名かが書いている。
 看取りの家主宰、浄土宗住職、スピリチュアルケア研究者、医師、・・・・

 それぞれに言われるとおりだけれど、なかなか行動が伴わないのが実情。
 それで、ここでも書きずらい。

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