----- こんな本に出会いました ----- 本との出会いを記しただけ。感想文になっていない読書メモ <書名など> 天才科学者シリーズ「ボルタ」 文・絵 ルカ・ノヴェッリ 日本語版監修 滝川洋二 訳 関根英子 岩崎書店 2009.10第1刷発行 110ページ 1,400円+税 |
小学生向けの偉人伝。市立図書館で借りた。 子供のころ伝記はけっこう読んだように思う。 古い話で具体的には思い出せない。野口英世、新島襄、ジェンナー、ベートーベン、エジゾン・・・。 ところでボルタの伝記は読まなかった。 ボルタの名前は高校生になるまで知らなかったから。 |
1998年にイタリアのパヴィア大学で、「ボルタが電池を発明して200年記念の国際会議」というのに出席したことがある。 電源に限らず電気工学全般がテーマであり、電源部門は全体の10%もなかったように思う。そういえばもう12年も前(長野オリンピックの年)だ。 ボルタの名前はアレッサンドロ(Alessandro Volta)。出身は、パヴィアの近くのミラノの近くのコモ。 世界一美しい湖と言われるコモ湖のある地方である。 ここには当然、ボルタ記念館ががる。 この機会にと思い、日本語ガイドありという旅行社にホテルから電話したら、翌日の午後のツアーに入れるという。 国際会議をサボって喜び勇んで行ったら、当日記念館は休み。 せっかくなので、記念館前の芝生に寝転んで1時間ほど昼寝を楽しんだ。 私にとっては、ボルタ=昼寝。 ところで、アンペア記念館とかオーム記念館とかもあるかというと、もちろん、フランスとドイツにある。 これらはどちらも行ったことがない。 ミュンヘン工科大学の脇で、オームの巨大な銅像を仰いだことはある。 パヴィア大学には過去の教授を銅像やレリーフにして学内に飾ってあった。 最も大きな銅像はボルタであった。一つの中庭に一人。 それより小さい銅像が3人。並んで別の中庭に。 小さなものは1辺30センチくらいのレリーフ。これは壁にはめ込んである ここに飾ってもらうだけでも大変なんだと思う。 過去の教授に序列がついているのはすさましいと思うが、他人事と思うと、これらを見て回るのも楽しかった。 もちろん、ボルタ以外は1人も知っている人はいなかった。 などということを思い出しながら読んだ。 子供向きであり、30分で終了。すぐ読み終えるのがうれしい。 |